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イタリアなう  さようなら、イタリアの美容室

 イタリアなう
        さようなら、イタリアの美容室

 

「昔はよかった」
 つい、そんなふうに感じることのひとつが、イタリアの美容室です。イタリア、というより、私の住む地、と言うべきでしょうね。
小さな田舎町のためか、はたまた、30年以上も前だったせいか、めちゃ安でのヘアカット&ブロー料金だったのですよ。日本円にして、数百円くらいのところだってありました。それなりの仕上がりですが、私にしたら満足、納得。こんな低料金に、文句など言えませんでした。

 

 だいたい、髪なんて、必ず伸びてきますからね。悲惨なスタイルにカットされても、死ぬわけじゃなし。少し我慢すればいいんだ。そのくらいの美意識欠如、オンナを捨てたモードの私なのです。
 ところが、ユーロ導入と共に、すべてが倍額以上にハネ上がってしまったイタリア。ヘアサロンとて同じです。町内で最も安いところで15ユーロ(約1800円)。評判のいいところは、30ユーロ以上もとるようになりました。


 これって、おかしい!  夫が行く理髪店は、12ユーロ。以前より少々値上がった程度なのに、なにゆえ、美容室はここまでハネ上がったのでしょう。どうも釈然としません。もう、イタリアでカットするのはやめよう、と思いました。サロン内でのおしゃべり、質問攻めにも、けっこう辟易としてきたところですし。

 

 幸か不幸か、亡き父が入院中の病院近くで、1,000円料金のサロンを発見! ヤッホー、のうれしいお値段です。ただし、洗髪なし、ブローなし。おまけにカットタイム15分以内、とのことです。一瞬、迷ったものの、「死ぬわけなし」感覚のもと、セミショートにカットしてもらいました。
 結果?  マ、やはり、それなり、ですね。でも、泣きたくなるほどのひどさでもありませんでした。これは、いい!  次は、ベリーショートに挑戦しようか、と考えているところです。どんどん、イタリアの美容室が遠のいていくことでしょう。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 
 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:53
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スーパーワイルドなマル  9才になり、認知症を疑われる

 スーパーワイルドなマル
  9才になり、認知症を疑われる


 最近のおかーさんのくちぐせ、気に入らないっ! ボクのこと、「シニア犬」なーんて言うんだよ。そりゃ、ボク、4月で9才になっちゃった。人間なら、60前後ってとこらしい。だからって、シニアなおかーさんから言われたくないぜ、です。
 だいたい……とボクは思う。人間って、どーして年齢でひとくくりにしようとするんだろう。特に、日本の人たちってそういう傾向が強いみたい。

 

 イタリアじゃ、60・イコール、「シニア世代」にはなりません。老人扱いされるのは、80すぎくらいからなんだよ。60代の人に、ノンノ(おじいさん)、ノンナ(おばあさん)呼ばわりするケース、皆無です。
 だからね、おかーさんになんと言われようと、イタリア暮らしのボクは、まだまだヤング犬。いや、それはちょっと無理があるね。「成犬」ということにしておきます。

 

 でもねー、とおかーさん。異議あり発言が連発されました。
「この頃、口臭が気になる、おっさん犬そのもののクサさよ。それって、トシの証拠でしょ。あと、私の手作りエサを完食しないこともある。ライスやパン、少し残したりするのは、老犬のワガママさに決ってる。シャンプーだって、ますます嫌がるようになったわよね。まるで、身なりにかまわなくなったヤモメ男にそっくり」

 

 そ、そ、そこまで突くかあ。マ、確かに、とは感じるけど、メンドーなので反論しなかった。かわりに、こう告げました。
「ヤモメって言えばさ。おかーさん、いつか、ヤマメとまちがって発言したことあるよね。あれ、サイコーにおかしかった」
爆笑のボクに、おか−さんは、シラ〜と返したものでした。
「そーゆー、どーでもいいことだけ覚えてる、というのが年寄りそのもの。認知症の可能性もあるわね。気をつけなくっちゃ」

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 認知症とは失礼な。

 このつぶらな瞳を見て

 

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:47
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イタリア発着便の「?」    Giovannaさんのいるアリタリア

 イタリア発着便の「?」
       Giovannaさんのいるアリタリア


 アンデルセンの『即興詩人』を久々に再読。やはり冒頭の一文にひかれます。
――ローマに行かれたことのある人は、美しい噴水のあるバルリーニ広場をごぞんじでしょう。
 この一文、つい、以下に換えたくなりました。
――アリタリアでジョヴァンナさんに会った人は、彼女の秀でた接客ぶりに驚かれたことでしょう。

 

 チーフCAのGiovanna Massiniさんは、スーパーレディ。スレンダーな体型、金髪美女なだけでなく、そのサービス精神、ホスピタリティが群を抜いています。
 搭乗客ひとりひとりに、「ヨウコソ」「ゴトウジョウ アリガトウ」と告げてくれるのですよ。とびっきりに美しい笑顔と共に。そして、超ベテランのチーフだというのに、他のクルーたちの比でない働きぶり。各人へのドリンク補給などに励んでいます。その作業、まったくしないCAもけっこう多いですからね。いかに彼女が偉大なプロかわかります。

 

 それにしても、約12時間のフライト中、よくぞ、という感じでエネルギッシュに動き回るジョヴァンナ夫人。チーフなので最年長の可能性が高いでしょうに、他のCAと違い疲れなどいっさい感じさせないタフさです。「お仕事、楽しくてしかたないの」といったふぜいには感服、敬服しきります。
 きっと彼女は、大いなる誇りと使命感を持って、任務をまっとうし続けているのでしょう。だから楽しくて幸せ。美しく輝いていられるのだと信じます。むしろ、奉仕の割合のほうが多いのでは、と思わせる彼女の働きぶりには、いつだっていろいろ学ばせてもらっています。

 

 アリタリア航空には、ジョヴァンナさんがいる。それだけでも、「他の航空会社への浮気はすまい」と心に誓う私です。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 20:58
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イタリアンな野菜たち  Fave(ファーヴェ)

 イタリアンな野菜たち
   Fave(ファーヴェ)


 日本だと「そら豆」。ただし、イタリアものは硬さが違います。日本で市販されているより、はるかに柔らかいのです。そのため、出回り始める春には、フレッシュなまま食べます。生で? そうです! 茹でたりしません。


 この生食を特に好むのがトスカーナ地方。スーパーや朝市の野菜コーナーでは山盛りになって売られています。多めに求め、前菜として食卓に置くことが多いですね。生のままさやをむき、一粒ずつくちにします。その新鮮な味わい深さ、たまりません。次から次へと手が出て、大量だって食べ終えてしまいます。

 夫と私は、ストレート食いを最も好みます。ですが、トスカーナ地方の人たちは、ペコリーノやパルミジャーナなどのスライスといっしょに味わうことも多いですね。「絶妙なハーモニー」と言われています。

 

 日本のそら豆と異なり、茹でることはまずありません。加熱調理をするのは、乾燥物のそら豆。水に浸してもどし、魚肉類と煮込んだりします。南伊でもメニューが多いですね。ことにサルデーニャ島では愛食されるドライそら豆。豚肉、各種野菜といっしょに煮て仕上げます。

 生のそら豆を煮込み料理してみた私。なぜか味わいに欠けるうえに、柔らかすぎてくずれてしまいました。イタリアだと、生ものは加熱せずに食べるのがベスト、と悟ったものです。
 

 ところが、北伊では、あまり常食されないのがそら豆。生ものの出回りぐあいも多くはないし、中、南部に比べ、お高めです。それでも、一年に一回しかお目見えしない旬もの。必ず求め、イタリアならではの生食に徹しています。

 古代より食べられていた、と言われるそら豆。たんぱく質、各種ビタミン類やミネラル分が多い秀れ食材らしいですよ。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 23:17
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 イタリアンな野菜たち  Basilico(バジリコ)

  イタリアンな野菜たち
    Basilico(バジリコ)

 

 アスパラと同じく、春の訪れを感じさせてくれるのがバジルです。スーパーによっては、年間出回っているものの、冬期は芳香がひたすら薄い。4月、5月頃から、ようやく本来の香りが出始めます。最盛期は盛夏ですが、待ち切れず、春のバジルを求め、多くのメニューに活用する私です。

 

 例えば、バジルをふんだんに使う「ジェノヴァ風ペースト」。オリジナルのレシピだと、松の実が欠かせません。ですが、さっぱりめに仕上げるのがマイメニュー。にんにく1片とバジルの生葉1パックぶんを細かくきざみ、オリーブオイルをヒタヒタに加えた後、おろしたパルミジャーノ(大さじ2くらい)をいれて混ぜあわせます。塩、コショーで調理した後、最低2日ほどおいておけば完成。ふたりぶんのパスタ用ソースにしています。

 

 松の実が入っていないぶん、コクに欠けるものの、バジルの芳香がより感じられ、私好み。頻繁に食べても飽きることがありません。フレッシュな生葉を用いることはもちろんのこと、良質のエキストラヴァージンオイル、そして熟成されたパルミジャーノのおろしたて使用が理想です。

 

 このバジルペーストは、魚肉類や茹で野菜用への添えものソースとしても好適。ことに、ボイルドポテトとの相性がバツグンです。
 バジルの葉のみならず、花穂を天ぷらにするのもおすすめ。やはり、オリーブオイルでカラッと揚げてください。塩を少々振ったり、レモン汁をかけていただきます。

 トッピングとしても役立つのがバジルです。トマトソースの上、あるいはピッツァに、芽先の両葉を添えるとオシャレ。来客どきには、なるべく実践するようにしています。
 

 古代ローマ時代から広まっていた、と言われるのがバジル。「王様の薬草」と呼ばれていたそうです。ミネラルが豊富で抗菌作用も強い優れもののハーブ。なによりも料理の味を引き上げてくれるのがうれしい「幸せの食材」と感じます。

 

  タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 22:00
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イタリアなう  週一、とばかり信じていた「プレフラ」

 イタリアなう
  週一、とばかり信じていた「プレフラ」


 エ〜〜〜〜〜ッ!そんな〜あ……。いくらなんでも、ありえないっ!! 良くも悪くも、少々話題らしい「プレミアムフライデー」です。今の今まで、「週一」とばかり信じこんでいた私。ある連載文に記しました。
 すると、担当の編集長より、下記のファクシミリが入りました。
――原稿には、「週一回」とありましたが、「月に一回」(月末最後の金曜)です。

 

 そんな〜あ……。月一のプレミアムに、なんの意義があるのでしょう。前記の編集長も、「バカにするな!」と言いたくなります。と添えてきました。加えて、「イタリアは、毎日がプレミアムですね」と。ちなみに、今回の原稿テーマが「残業」。タイトルは、「残業ゼロがイタリアン」だったのです。

 

 それにしても、現政府のやることなすこと、どうにも納得がいきませんね。政府、つまり、安倍政権が、なにゆえ高支持率なままなのかが不可解です。今どき、「教育勅語」を賛辞するなんて、考えられません。
 イタリアでいうなら、「ムッソリーニ崇拝」教育を行うようなものですよね。そんなこと、たとえ右翼だとしても、賛同するわけがない、と断言します。

「プレフラ」にしろ、「教育勅語」にしろ、まったくもって珍奇きわまりなし。イタリア人に話しても、「マ、ペルケ(でも、どうして)?」のリアクションしか返ってこないことでしょう。

 

 それにしても、「イタリアは毎日がプレミアム」のフレーズ、いいですね。大いに気に入りました。拙文にも添えてくださった編集長に深く感謝。私の駄文がグレードアップした感じさえします。もつべきものは、秀い出た担当者と改めて悟る想いです。
 久しぶりに、「プレミアムな日々」を満喫している私。そのわりには、ごく渋〜い田舎暮らしではあるものの、「気分はいつもプレミアム」でいくことにします!

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 気分はいつもプレミアム!

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:-, 21:46
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イタリア発着便の「?」  バカ高チケットの謎 格安の悩ましさ

 イタリア発着便の「?」
  バカ高チケットの謎 格安の悩ましさ


 なんとか、父と母、両親を見送った私です。「ようやく、イタリアでゆっくりすごせますね」と、多くの方々から言われます。ところが、そうでもないのですよ。
 最も気がかりなのが、実家の庭。一年ほど前、父が置き石で転倒しかけたため、すべての植木を排除。日本庭園ごときだったのを、一変させました。全面、芝生にしたのです。


 それがモンダイ! 暖かくなり、刈りにくいほどのびたらたまりません。4月中旬の再帰国を考えていました。ところが、アリタリア航空の直行便、ほぼ満席状態。「残席1」とかのフライトがあると、法外なお高さチケット表示ではありませんか!エコノミークラス席でも2000ユーロ以上(24万円以上)の日だってあったのです。
 参考のため、他の航空会社も調べました。すると、信じがたいことに、あのアエロフロートでさえ、似かよった高チケットにハネ上がっていました。


 おマヌケなことに、ようやく判明。今年は遅めのイースター休暇どきだからだったのですね。このところの日本人気で、欧州からも来日者が急増昇。イタリア人の来日観光客も、実に多くなっている昨今です。休暇中ならなおさら、ということだったのでしょう。それにしても……のハネ上りようにはビックリでした。


 もし、親の危篤、旅立ちなどの訃報が入ったら、いくらメチャ高いチケットだとしても、購入して飛ばざるをえませんよね。ヘタをすると、アエロフロートで、となるかも。想像しただけで閉口します。

 チケットの料金、その日によってコロコロと変わります。いったい、誰が、どのようにして決めているのでしょうか? どうやら、残席が少なくなるほど料金アップ、ということはわかってきました。

 

 最もおトクなのは、何か月も前から予約しておくことでしょう。しかも、プロモーション展開の格安チケットをおさえておくと、エコノミーきわまりない空の旅が実現します。ただし、超格安チケットだと、フライト変更ができないことのほうが多いので御用心。ヘタをすると、無駄になってしまうかもしれません。悩ましいチョイス、とも言えるでしょうね。


 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 23:24
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スーパーワイルドなマル  パリのテロでのリアクションあれこれ

 スーパーワイルドなマル
  パリのテロでのリアクションあれこれ


 おとーさんが怒ってる。その横で、おかーさん、やけにクール。「まあね、そんなものよ」と涼し気な顔をしています。
 ミラノの仏領事館で更新パスポートの手続きをしてきたおとーさん。4月21日(金)、受け取れる、とのことだったらしい。でも、「前日、確認のTelを入れるように」と言われ、そうしていました。
 

 ところが、まったくもってつながらない。テープ案内による番号コントロールに従っても、結局は話し中音ばかり。何回やっても同じ。航空会社なみのつながりの悪さに、キレかかってたおとーさんでした。

 午前中はあきらめ、午後から何回も再トライ。ようやくつながったかと思っても、スタッフが要領をえないんだって。他のスタッフにかわってもらっても、なんだか、あやふや。とうとう、大きな声を上げたおとーさんでした。「どうなってるんだ!」と。
これはね、どうやら、パリでのテロ発生関与だったみたい。領事館のスタッフまでカオス化していた、とおとーさんが嘆いてました。
 

 結局、21日は「行かないほうがマシ」と察したおとーさん。24日(月)にしました。ホントーは、用があったんだけどね、その日。でも、25日はイタリアの祝日(解放記念日)だし、26日以降も珍しく約束が入ってる。いたしかたなく24日のミラノ行き、となったのでした。
 おとーさんと同時期、パスポート期限切れのおかーさん。前回の日本滞在どき、さっさと更新をすませちゃいました。

「実家の近く(立川)で、ごくごくスムーズに終了。スタッフはいずれもすご〜く親切! 嫌な想い、いっさいしなかったわよお」と、うれしそうに話していました。

 

 皆さんはけっこう御存知だと思うけど、おかーさん、フランスとフランス人、嫌いなんだよね。で、フランス関連で好ましくないことがあると、やたらに喜ぶ、ヤな性格だね。
 そして、昨今は、必ず、こう叫ぶのでした。「フランスよ! 一日も早く、シリアへの空爆を止めなさい!! 歴史をふり返り、自国がなにをしてきたか、よく考え、深く反省、修正しなさい! それなくして、テロ発生は防げない!」

 

 おとーさん? このスピーチに対しては、いつも、ひとことも反論していません。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:11
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イタリアなう   日伊のリクガメ、目覚めた春

 イタリアなう
  日伊のリクガメ、目覚めた春

 

 この春の北イタリア、例年より早めの暖かさ到来、と感じます。4月、5月にありがちな異例の低温日も訪れていません。4月なかばから、半袖ですごせるほどとなっています。
 そのためでしょう。庭のリクガメの目覚めもずいぶんと早い。日本から戻った4月初めには、大半が冬眠からさめ、庭を歩き回っていました。

 昨年から庭に放した子供ガメたちも、4月中旬にはお目覚め。4年目を迎えます。4匹いたものの、1匹はすぐ逃亡してしまいました。現在は、成ガメ4匹、子ガメ3匹となっています。
 

 実家のリクガメたちは、どうしているでしょうか? もう、冬眠からさめた頃だとは思います。家主だった父亡きあとの状況、察しているのか否か。芝生がのびているはずなので、エサの心配はない、と思ってはいます。
 それでも、主のいなくなった庭では、カメたちも不本意ではないか。つい、そんなふうにも考えてしまいます。
 長い間、庭の片隅に、カメ用の場所を設置していました。大工さんに頼んでの立派なカメ小屋。皮肉もこめ、「カメ御殿」と名づけていた私です。リクガメなんか、もっと自然のままのほうが幸せなのに……。でも、父の楽しみだったので、あえてくちは出しませんでした。

 

 庭中を芝生にしたと、すべてのカメを小屋から出してフリーにさせました。サンルームのリクライニングチェアに座り、何時間も庭のカメたちの姿を追っていた父。飽きることなく眺め続けていたものです。
 カメさんたち、長いこと御苦労さま。あなたたちのおかげで、父は95近くまで生きることができた。お役目は、みごとに果たしてくれたのよね。これからは、いつも可愛がってもらえる家庭で飼ってもらうのがいちばん。責任をもって、里親さがしに励もう、と誓いました。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:07
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イタリア発着便の「?」  アリタリアにはふさわしからぬCA

 イタリア発着便の「?」
  アリタリアにはふさわしからぬCA

 

 4月1日、ジャストもいいところのオンタイムでミラノ・マルペンサー空港に到着のアリタリア航空。みごとです! 遅れての到着、というのは、ほとんど体験していません。
 国内便だと、「またか!」の遅れが少なくない、と聞いています。ところが、国際便、ことに日本発着便だと、定刻、あるいは早めの到着が多いのはなぜでしょう。パイロットのリキの入れかたが違う?まさか! 直行便、ということからか、預けた荷物が出てこないことも皆無です。どうしても、「やっぱり、アリタリア!」となります。

 

 ところが、4月1日のフライトでは、今まで遭遇したことのないほどの、みごとにアンティパティカ(感じが悪い)なイタリア人CAがいたのです。
 年の頃、40代なかば、といったところでしょうか。なかなかスレンダー。セクシーな新ユニフォームをスタイリッシュに着こなしていたものの、笑顔、いっさい無し。眉間のシワがやけに印象的な不機嫌顔です。「いったい、なにが楽しくて生きてるの?」と尋ねたいほどでした。そういう人物が、サービス業の最たる分野であるCAの仕事に就くなんて、大いに疑問です。きっと、大きなコネでの採用ね。そう決めつけたいほどでした。

 

 仏頂面でやって来ては、会話も無きに等しくサーヴしていく不届きさといったら!「アンタはイタリア人? ルーツはおふらんすでしょーが!」と言ってやりたくなりました。
 極めつけが、特定のイタリア人搭乗客とだけとの長ばなし。私の頼んだ日本茶を運ぶのをお忘れになられた御様子で、何十分も話しこんでいるのです。ありえない……。

 

 さー、私、キレましたね。「日本茶、頼んだのにまだ?」と低〜い声で告げました。その殺気にビビったのか、「あ、今すぐ……」と返した彼女。なにしろ、30分くらい待たされましたからね。「お名前は?」と尋ねてやりました。すると、顔色を変え、チーフCAを連れて来たのです。そして、態度、表情を豹変。突如、笑みまで浮かべ始めたのでした。
そんな2重人格モードは受け入れがたい。こちらは、さらに冷たく接してやりました。
 

 

 すると、ミラノ着直前には、まるでVIP客のような扱いを受けるハメに。ああ、イヤだ。なーんて不愉快な空の旅だったことか!
 あるのですねえ、アリタリアでもこんなことが。感じ悪いイタリア人は魅力ゼロ、と信じている私としては、残念、無念。マ、「すべての体験が貴重」ということなのでしょうけどね。アリタリアにはいてほしくないCA、というのは確かです。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 21:57
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