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イタリアなう  13日の金曜日に「家族」逝く
  イタリアなう
   13日の金曜日に「家族」逝く
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 9月8日のお昼すぎ、成田空港より離陸。イタリア戻りした私です。みんなから、「ラッキー」「強運」などの電話やFAXが入り続けました。半日以上遅いフライトだったら、とんでもないことになっていた、と。翌日の成田空港なんて、足止めの搭乗客でごった返していたそうですね。ギリギリのセーフ、といった感じでの日本出国。ラッキーだったのは確かでしょう。
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 ところが、そんなことはない、私って不運、不幸というできごとが後日生じました。9月13日(金)。そうです、魔の「13日の金曜日」のことでした(奇遇にも日本では仏滅の日)。
 30年以上いっしょに暮してきたリクガメのメスが、突如旅立ってしまったのです。9月上旬、急に晩秋のごとき気候となった北伊だからでしょうか? リクガメにとっては、「寒い」となる17度くらいの異例低温がいけなかったのかもしれません。
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 前日の12日、庭でジッとしていたため、ちょっぴり「おかしい……」とは感じました。でも、急激な気温低下どきにはよくあること。あまり気にしないままでした。でも、13日には、命絶えたことを確認。残されたオスガメがしきりに近づき、「どうしたんだ?」と案じている様子が哀れでした。
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 この3年間で、母、父、夫の順で失い、今、リクガメまでが……。「命あるもの、いつかは絶える」は生前の父がよくくちにしていたことですが、ペットの死は、ことさら辛い。それは、いつも感じることで、「もう、飼わない!」と決するものの、また迎えてしまう私です。生と死があるからこその人生、とわかってはいても、別れの辛さは厳しすぎます。
 どこに安眠させよう? ずいぶんと迷いました。近くの自然公園内の土のなか、あるいは川、とも考えました。でも、我が家の庭で長年すごし続けてきたのです。お気に入りの場所に眠らせよう、と決めました。
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 たくさんの卵を産んだこのリクガメ。ずいぶんと里子に出したものです。卵のみではなく、たくさんの幸せをくれました。「長いこと、本当にありがとう」と呟いたら、涙がポロポロ。「家族」を失くし、マルも淋しくなることでしょう。
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  タカコ・半沢・メロジー
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author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:10
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スーパーワイルドなマル  便秘の夏、です!
 スーパーワイルドなマル
   便秘の夏、です!
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 6月下旬、ヨーロッパを襲った異例猛暑、日本でも報じられたんだってね。アフリカ大陸からの熱波が押し寄せたためで、ことにフランスがひどかったみたいです。46度にまで達した地域もあるそうな。おかーさんなら、完全に死んじゃうね。子供の頃から、暑いのが大の苦手で、25度をこえると機嫌悪くなるヒトだから。北国系体質みたいです。
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 ボク? ヘーキです、猛暑。厳寒もオーケー。「鈍感なだけじゃない」とおかーさんは言ってます。
 40度近くまでの高温日もあった今年の北伊。おかーさんは完全にキレまくり、家にひきこもり続けていた。よくぞ何もしないですごせるものだ、と呆れるほどでした。
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 ひきこもるのが嫌いなボクは、庭ですごすことが多かった。「こんな地獄の暑さどき、散歩なんかできないからね。ピピだけじゃなく、カッカも庭ですませなさい。ちゃんと始末するから、好きなだけしていいわよ」とおかーさん。ピピは、ケンおにーちゃんが眠ってるところに植えたサクランボの木にシャーシャー。おかーさんが水をかけて清める、というわけ。
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 モンダイはカッカ。リクガメたちは、あちこちし放題だけど、ボクはダメ。どーしても抵抗感が生じます。理由? わかりません。パピー犬からの慣習じゃないかね、とは感じます。
 庭のカッカをチェックのおかーさん。丸一日、まったくしていないことを知り、マッサオ。「どーしてェ? アンタ、便秘?」と聞いてきた。「なんかねー、散歩どきじゃないと、する気分じゃないんだよね〜」と正直に答えました。たぶん、マイナスイオンを得ないと、メタボリズム不調になるみたい、とも加えたボクです。
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 翌日、おかーさんのひきこもり終了。散歩復活となりました。2日分のカッカをして、すっご〜く気持ちよかったよ。皆さんにも、マイナスイオン摂取、そすすめします!便秘なんか、すぐなおっちゃうよっ。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:48
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 トスカーナのマニフィコな日々第2弾 4  スーパーの豊富食材に歓喜

  トスカーナのマニフィコな日々第2弾 4
      スーパーの豊富食材に歓喜
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 海の幸、山の幸に恵まれたトスカーナです。ただし、カルラの住む丘陵地は山あいのため、魚介類より、各種の肉が充実しています。到着直後に訪れたスーパーでも、新鮮魚の売り場はなく、すごい種類、そして量の肉、肉、肉……。私が住むロンバルディア地方では目にしない、買えない肉もずいぶんと市販されているのには驚かされるばかりです。
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 特筆が、キアーナ峡谷で産するキアーナ牛。ビステッカ・アッラ・フィオンンティーナとしてつとに名高いフィンンツェ風Tボーンステーキ用の肉です。我が地でも、ごく時折見かけるものの、どうしても「キアーナ牛もどき」としか感じられません。何回か求めましたが、高いだけでおいしくない。いつも、失望してばかりです。
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 ごく田舎のスーパーにだって、みごとなキアーナ牛が置かれているのは、さすがトスカーナならでは。料金も割安。こちらの良質牛肉なみです。帰宅日の朝方スーパーへ立ち寄り、ごっそり購入したい気持ちとなります。お世話になっているファミリーへのなによりものお土産になることでしょう。冷凍バックでも用意して、いつか実践したいと思っています。
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 北伊ではけっこうお高いウサギ肉も、トスカーナはお得料金。鶏肉の種類も多く、ホロホロ鳥、キジ、ウズラなども、ごくフツーに売られています。ミラノの高級食材店「ペック」、あるいは、老舗肉店でもない限り、こちらでは手に入りにくいのです。
 フィレンツェ風トリッパのメニュー名で人気のトリッパ(牛の胃袋)も新鮮で安価。加えて、初めて目にする羊の胃袋まで! 珍しがっていると、「トリッパといっしょに煮込むとおいしいのよ。食べたことないの? じゃ、作ってあげる」とカルラ。一夜水漬けすると臭みがとれる、とのことでした。
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 さて、到着日の夕食は? 子豚のアバラ肉を発見した私。信じられません! 2人分くらいで2ユーロ弱(約250円)でした。カットされていないのも気に入り、カルラにおねだり。すると、「こんなのでいいの? 変わってるわねえ。マ、暖防で焼けば、けっこうおいしいかもね」と、キャリーに入れてくれました。
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 スーパー内で、「すごい、すごい!」を連発していると、カルラのこんな声。「タカコは、やっぱりトスカーナに戻るべきよ。食へのパッションがここまであるんだから。食材豊富な地で暮らさなきゃ」。
 いやー、それはどうでしょう。食い意地が爆発して、おデブになるだけ、と感じます。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:トスカーナのマニフィコな日々, 22:31
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イタリアなう  イタリア人は箱入りティッシュがお嫌い?

  イタリアなう
    イタリア人は箱入りティッシュがお嫌い?

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 日本にあってイタリアにないもののひとつに、ティッシュペーパーがあります。日本では、どの家庭にも置いてある、と言える箱入りのものです。
 いえ、まったくなし、というわけではありません。日本よりもはるかに薄めの箱入り。それが、大手スーパーであっても、1、2メーカーから、少量販売されているだけ。

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 しかも、やたら割高。平均、1箱で500円くらいです。日本なら、5〜6箱分のパックだって買えそう。バカらしくて、ほとんど求めません。イタリア戻り前、スーツケースに空きがある時、実家に常から保存のものを2〜3箱つめ込むようにしています。
 そもそも、箱入りティッシュペーパーは、終戦後、アメリカより入ってきた、と聞いています。ルーツは、「米文化」とか。昔、ある人が「当時は、画期的な目新しさだった。生活のモダン化、とさえ感じたものだ」と書いていたのを思い出します。

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 今では、ごくごく普通に常備されているティッシュペーパー。60数年前には、ちょっとした革命的な斬新アイテムだったわけですね。
 日本と同じ敗戦国のイタリアだって、輸入されておかしくなかった箱入りティッシュ。でも、ほんの何年か前までは、まったく目にしたことすらありませんでした。少量が出回るようになった現代でさえ、購入者はいないのでは、というほどの人気のなさ。置いている家庭を目にしたことも皆無です。

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 なぜでしょう? あの、パッ、パッと取り出す妙な便利さがイタリアの国民性向きではないのかもしれません。いかにも、安っぽいというか、インスタントぽい。無意識ながらにも、そんな感じが発してのことではないかと勝手に推測しています。
 それでは、ティッシュを使わないのか?イタリアでは、テーブルクロスとお揃いのクロス、あるいは、ペーパーナプキンが一般的です。無地から柄つきまで、多種多様。実に大量な出回りとなっています。品質も豊富。ごくシンプルな日常使いペーパーから、来客用の情品質ものまで、いろいろ。一大ビジネスとなっているに違いありません。

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 我が家はいかに?来客どきはクロス、自分用には、日本から持ち運んだティッシュを使ったりもします。日本では、なにひとつ意識せず使用しているのに、イタリアだと、ちょっぴり生じる虚しさ。なぜなのでしょう。

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 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:48
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スーパーワイルドなマル  老いらくの恋?じつは……

  スーパーワイルドなマル
    老いらくの恋?じつは……

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 おかーさんが『アモーレの国 イタリア』という本を出版してもらったのは、18年ほど前のことなんだって(学習研究社より刊行。その後、加筆、加章して、中央公論社より文庫化)。ボクが生まれるずいぶん前だけど、今だってアモーレ(愛)だらけのイタリア、というのに変わりはありません。

「Mi sono innamorata a te(ミ ソノインナモラータ ア テ)」というストレートな歌まであるくらい。「私はあなたに恋をした」という意味なんだよ。

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「愛」だの「恋」だのが蔓延の国で暮らしているためか、おかーさんまで洗脳モード。こんなことを言い出しました。
「ちょっと、マル。アンタ、老いらくの恋をしたでしょ?」
 ゲゲッ、なんで? どーして突然、そんなセリフを受けるわけ?だいたい、言いぐさが気に入らない。「恋」はいいとしても、「老いらく」なないじゃん。返答することなく、完全無視。フテ寝に徹したボクでした。

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 まちがいだらけ、勘ちがいばかりの人生を送っているおかーさん。どうやら、今回もそのパターンらしい。4月の下旬からの、おかーさんのトスカーナ再滞在で、1週間のペットホテル生活だったボク。おかーさんが引き取りにやって来た時、いつもと違って歓喜リアクションじゃなかったのが要因みたいです。

「なんかトローンとして、やたらハッピーな表情。帰宅しても、それが続いてた」とおかーさんは主張します。で、きっと、他のワンコに恋をした、と決めつけたわけなんだよね。

 ハーッ、なんか発想が低俗……。真相、告白しま〜す。

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 ファミリー経営の広〜い農園のなかにあるこのペットホテル。パピー犬の時からよくお世話になっていて、それは大切に可愛がってもらってます。大好きなお散歩も、毎日欠かさずしてくれるんだよ。農園には、何匹ものチャンピオン級ジャーマンシェパードがいるし、乗馬レッスン用のお馬さんだって3〜4匹いる。すっごい楽しいんだよ。

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 それにおかーさんがいないので、アレをしちゃいけない、これはダメ、のクレームも耳にしない。ストレスレスの毎日です。1週間ぐらいなら、ペットホテルでのお留守番、大歓迎!スーパーハッピー犬になれる、というわけです。
 帰国どきは、いつも3週間ほど不在のおかーさん、これはちょっと長すぎ。どうだろう。毎月、1週間の日本行きとしては?ボクからの提案です。

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 タカコ・半沢・メロジー

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 アモーレ!

 

      

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 23:10
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トスカーナのマニフィコな日々第2弾 3  さすが、オリーブの地

  トスカーナのマニフィコな日々第2弾 3
      さすが、オリーブの地

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 前回は、11月末から12月にかけての滞在だったトスカーナ。約5か月ぶりの再訪となります。4月末にしては、もうひとつの春日ながら、異例気象の昨今ゆえ、いたしかたありません。厚手のジャケットを身につけた私と違い、土地の人たちは、冬物のオーバーやダウン姿のままでした。カルラをはじめ、トスカーナの人たちって寒がりが多い、と再確認したものです。
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 最寄り駅で出迎えてくれたカルラも、ぶ厚いオーバーを身につけていました。即刻、雹の襲来を嘆かれることしきり。衝撃、失望のほど、改めて悟ったものです。
 まずは、駅近くの食材充実スーパー寄り、となりました。トスカーナ州の新鮮な食材や製造品が豊富な興味深いスーパーです。前回訪れ、すっかり惚れこんだ私。今回もぜひ、と強くリクエストしておいたのです。
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 改めて驚いたのが、プライスの安さ。同じイタリアだというのに、大半の商品が、ここベルガモよりローコストなのです。物価の大差を再実感しました。
 そして、オリーブオイルの種類の多さといったら! 大小のメーカーに加え、農園直産と思われるエキストラヴァージンオイルのすごいバリエーションはみごとそのもの。たぶん、100種ぐらい置かれていた、と感じます。ほとんどが、750mlから1ℓの瓶入り。
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 料金もさまざまで、1瓶30ユーロ、40ユーロというのもありました。5000円前後ですね。1瓶求めたかったものの、断念。夫生存中は車で訪れたので、なんでもつめこめましたが、乗り換えの多い列車移動での旅ゆえ、重いものはパスするようにしています。
スーパーでのオイル買いはしない、というカルラ。周辺のオリーブ農園で搾れたオイルを購入しているそうです。
 より安くて良質、とのこと。確かに! 「そのうち、ウチのオリーブ畑でも、けっこうオイル搾りができると思うのよ。そしたら、タカコにもあげるわね」。昨年は、摘んだ実の漬けたものをいただいて帰宅しました。市販のものにはない味わい深いオリーブ実を大満喫させてもらったものです。オイルもまた、極上に違いなし。今から楽しみにしています。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
  
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:トスカーナのマニフィコな日々, 22:32
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トスカーナのマニフィコな日々第2弾・2 オリーブの実こそ命

トスカーナのマニフィコな日々第2弾・2
    オリーブの実こそ命
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 トスカーナ発ちの前夜、またしてもカルラより電話。前日、列車の到着時間を確認ずみで、「じゃ、あさって迎えに行くからね」と言われていたのに……。開口、こう告げられました。
「もうね、悲惨。どこもかしこも、真っ白なのよ」
 エーッ⁉ なぜ? ペンキ塗りでもしてたの? そのペンキがこぼれちゃったったわけ? と、おマヌケ対応した私に、彼女はあきれながら、こんなふうに説明しました。
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「grandine(グランディーネ)よ、grandine! 突然、襲来してね。アッという間に、庭中、大量に見舞われたのよ。もう、信じられない……」
 グランディーネとは、雹のことです。我が地域では、何十年に1回か降るのみ。突如なので始末が悪いものの、ごくごくたまの襲来ゆえ、気にするほどではありません。この4月なかば、久々に降ったものの、微少だったし、アッという間に止んだものです。

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 ところが、4月下旬トスカーナ全域を襲った雹は、かなりの規模。ことに丘陵地のカルラ宅周辺がひどかったらしく、まるで降雪のように真っ白となったそうなのです。しかも、大きな雹だった、とのこと。ゴルフボール大、と言っていました。
 そのため、彼女所有の広大なる敷地も大被害。特に、庭へのダメージがすごく、植えたばかりの花や木々、野菜の苗などがむごい有様、と悲痛な声で訴えていました。すでに植わっていた数々の果物の木につけていた実、蕾の多くも落ちてしまったそうです。
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 さんざん嘆き、悲しむカルラに、慰めの言葉すら見つからないでいると、次のセリフ。
「でもね、不幸中の幸い! オリーブの木々につき始めた蕾は、なんとか大丈夫みたいなのよ。良かったわ、本当に!」
 平和のシンボルとされているオリーブの木。ことに、パスクア直前の日曜日に、オリーブの小枝を部屋に置き、平和を祝福するのが慣習となっているイタリアです。いわば信仰心からきているものですが、トスカーナの人たちは、ことさら深く実践している気がします。
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 オリーブの木々は守られた。実やオイルの収穫への心配無し。なによりも、「平和保持」ということに喜んでいるようなカルラでした。なんとも幸せそうな声に安堵。案じることなくトスカーナ再訪ができそう、と喜んだ私です。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:トスカーナのマニフィコな日々, 22:42
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 トスカーナのマニフィコな日々第2弾 1 天候が何より、のライフスタイル?
  トスカーナのマニフィコな日々第2弾 1
     天候が何より、のライフスタイル?

 
「ダメよ、ダメ、ダメ! 絶対、来ないでちょうだい‼」
 3月末頃に再滞在を予定していたカルラ宅でしたが、こんな電話が入りました。昨年の冬からの悪天候続きのトスカーナ、とのこと。特に、オリーブ畑が広がる丘陵地帯のためか、真冬なみの寒さらしいのです。「こんな時、陽光を浴びての山あい散策も楽しめないでしょ」と言われました。まだ、暖房が必需。暖炉もフル活用せざるをえないそうです。
                            ・ 
 暖炉好きな私からすると、「悪くない」モード。また、ブルスケッタや、ステーキなどの萩火焼きが満喫できるかと想像するだけで、胸が高まる想いです。
 それなのにカルラは、美しい草花を愛でながらの好天の春日散策を味あわせたい、と主張。「もう少したったら来てちょうだい」と命じられました。
 確かに、春のトスカーナの山あい光景は、文字などでは表現しえない美しさ、そして魅力にあふれています。新緑とあいまって、ゆるやかな丘陵地帯が、みごとなパノラマ化しますからね。彼女の気持ちも理解できます。
                            ・
 ところが、「ダメ」メッセージ、何回続いたことでしょう。4月になっても、まるで好天候にならない、とのこと。むしろ低温化が高まる一方、と嘆きの電話のみが重なりました。今年のパスクア期は、4月下旬。彼女の次男がレストランを経営しているサルデーニャ島行きにしよう、などとさえ提案され、いっときギクリ。
 なぜなら、国内外からの旅行客でにぎわう時期だからです。人出が大の苦手な私としては、「天候は二の次でいいから、トスカーナの再訪にしたい」の一心でした。
                            ・
 なんとか、サルデーニャ島行きは回避。いくらなんでも、春めいてくるに違いない、ということで、4月最終からの滞在に、ようやくOKがでたのでした。
「どれくらいいられる? 1週間? うーん、短すぎるわね。帰りのチケット予約(フィレンツェ→ミラノは予約が必要な高速列車の利用)はしないでね」と言われました。
                            ・   
 とんでもないっ! そんなことしたら、どれくらい引きとめられることか。ズルズルと10日、2週間と留まるハメになりそうなので、しっかり往復のチケット手配をすませた私です。これが、大、大正解だったのは後日判明。詳細、改めて記しますね。
 それにしても、トスカーナの人たちは、天候に左右されやすい、と改めて痛感。昔、「雨だと仕事に行かない」と断言していた男性がいて絶句しましたが、今でもあまり変わっていない悪天候アレルギー派ぞろい、と苦笑します。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:トスカーナのマニフィコな日々, 20:42
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スーパーワイルドなマル  落花生物語、2題報告

  スーパーワイルドなマル
    落花生物語、2題報告

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 小さい頃から落花生が好きだったおかーさん。特に殻つきにぞっこんです。おじーちゃんの戦友が千葉に住んでいて、落花生をよく送ってくれたらしい。日本ではいちばんの産地なんだってね。でも、「国産落花生、やたら高くなって、なかなか買えない」と嘆くおかーさん。

                           ・
 帰国どき目にするのは、日本産よりはるかに安い中国産がメインのようです。
 土の中に豆ができる、ということで「落花生」と名づけられたそうだからね。とても中国産はくちにできない、と主張するおかーさん。ニンニクとかも同じらしいです。

                           ・
 イタリアでは、イスラエル産、エジプト産の落花生が主流です。ある日、おかーさんが残した殻つきを、こっそりちょうだいしたボク。シメシメ……と殻をかじり始めたら、「マルちゃん!」と厳しい怒鳴り声。「ドロボー犬か、アンタは」と叱られ、しっかり取り上げられてしまいました。音を出さずにかじるべきだった、と猛省のボクでした。

                           ・
 ある日、「イスラエルもの不買運動」を始めたおかーさん。やっぱり、あの国の政策、受け入れられない、とのことで、マイ・デモ&ストを決行しだしました。
 となると、落花生はエジプト産。なんと、イスラエルものの半額以下なんだって。ラッキー!と大喜びしていました。ところが、悲惨な酷事が生じてしまった……。

                           ・
 次々に殻をむいては食べまくっていたおかーさん。が、突然、妙な味覚。農薬のような感じがしたらしい。でも、食べ物にいやしいため、「マ、いっかー」と飲みこんでしまいました。その数時間後、地獄の到来。おかーさんにとって、生涯2度目の嘔吐となったのです。やっぱり、農薬だったのね、と妙な納得をしていました。

                           ・ 
 ちなみに、嘔吐初体験は、10数年前。スペイン産のムール貝に食当たりした時なんだって。おとーさんは、ひとくちめから、「味がおかしい」と食べなかったのに、すべてたいたげてしまったおかーさん。翌朝、ハンパじゃない嘔吐となったそうです。あまりにひどくて笑っちゃった。などと言ってるおかーさん。思考、感覚が理解できません。

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 ともかく。スペイン産ムール貝に加え、エジプト産落花生もタブーとなったおかーさん。日本で、国産ものを買うしかない、と言っています。音のしない殻つき、あるといいなーと思うボクです。

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 タカコ・半沢・メロジー

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 落花生のご注意!

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 22:41
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アドリアーナの簡単メニュー  オーブンによし、スチームよしのマス料理
  アドリアーナの簡単メニュー
    オーブンによし、スチームよしのマス料理
                           ・ 
 イタリアのローコストフィッシュといえば、ダントツは鰯でしょう。その次がTorota(トロータ)ですね。いわゆるマス。ニジマスだと若干、値が張りますけど、ふつうのマスならエコノミー。ふたり分くらいの大きさで、1匹300〜400円くらいです。
 シチリア島出身のアドリアーナ一家は、お魚も大好物。新鮮さを吟味しまくります。「目よ。目。よーく見れば、新鮮かどうかわかる」と彼女。マスもよく求める、と言っています。
                           ・
 最も多いのが、オーブン焼き、とのこと。内臓を除いた魚のお腹に、ローズマリー、セージ、イタパセ、にんにくを入れます。マス全体に塩、コショー。これで、下ごしらえ終了。耐熱容器にレモンの輪切りを敷き、マスをのせた後、オリーブオイルをかけ、200度のオーブンで30分くらい調理するのです。
 オーブンではなく、スチーム仕立てにしてもおいしいメニュー。下ごしらえまでは、まったく同じ。その後、アルミホイルにマスを置き、オリーブオイルを少々かけてから閉じます。やはり30分間くらいスチームすればOK。レモン汁をかけていただきます。
                           ・
 マスに限っては、スチーム派の私です。オーブン調理より、魚身がやんわりと仕上がるところが気に入っています。これはもう、好みのモンダイ。マスの身を引きしまらせて味わいたい、魚皮のカリッとしたところがたまらない、というかたには、断然、オーブン調理をおすすめします。
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 マス料理に添えるのはなにか? アドリアーナは、もっぱらじゃがいも。皮つきのままボイルしたものにすることが多いようです。
 こちらは、皮をむき、適宜カットした後、各人が、塩、コショー、オリーブオイル、ヴィネガーで調味します。淡白なマスによく合うコントルノと言えるでしょう。
 マスのみならず、他の魚にも活用できる簡単レシピ。切り身の時は、調理時間を短かめにしてください。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:アドリアーナの簡単メニュー, 22:55
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