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イタリアンな果物たち   Kaki(カキ)
  イタリアンな果物たち  
     Kaki(カキ)
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「柿色」という言葉があるくらいです。日本、あるいは中国がルーツだと思います。どうやら、奈良時代より栽培されていたようです。
 ところが、ずいぶんと前より、ヨーロッパにもお目見え。「カキ」の名そのままで親しまれています。イタリアも同様。ですが、語尾が「i」や「e」だと複数形となるイタリア語。柿が1個だと、「Kako」と呼びます。
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 トスカーナや北伊地方を中心に、各所で柿の木が見られます。たわわに実をつけ、晩秋の光景として楽しませてくれるのです。日本で生まれ育った私にとっては、実に懐かしい想いでいっぱい。最も好きな季節のいちばんの目の保養、とも言えるほどです。
 イタリアの柿は、渋柿ぞろい。そのため、完熟もいいところのゼリー状になってから食べるイタリア人がほとんどです。日本のように、アルコールや炭酸ガスを使って渋抜きをすることは、まずありません。
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 ゼリー状になったところで、スプーンにてすくって食べるのがイタリアン。皮つきのままくちに運ぶ人たちが多いような気がします。これが私には大の苦手。パスタと同じく、アル・デンテじゃないと、柿特有のおいしさが感じられません。
 たぶん、こちらでは唯一に等しい、と思われる柿の木が我が家に植わっています。10年近く前、父が選んでくれた「次郎柿」の小さな苗をイタリアへ持ち運びました。みるみる成育。この2〜3年は、何千個もの実をつけるようになりました。
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 近所の人たちにあげても、決してすぐに食べません。いくら「甘柿」と説明しても、ゼリー状になるまで保存。「かたいのは、どうも……」と敬遠されています。
 昨年の晩秋は、ことさら実がつきました。亡父、亡夫も大好物だっただけに、いろいろな想いが生じます。ちなみに、父は半完熟、夫は、私同様にかたい柿好みでした。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな果物たち, 23:52
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スーパーワイルドなマル  「届かないよ」とバカにされたボク
  スーパーワイルドなマル 
   「届かないよ」とバカにされたボク
                            ・  
 ゴールデンレトリバーのバンビちゃん。まだ1歳をすぎたところだというのに、すっごく大きい。どう考えても、30kgは軽くこえてると思う。ボク? 日本では主流のマルチーズとは違って、約6kgです。おデブ? イタリアでは、ごくフツー。日本のは、プチマルチーズらしいよ。
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「なんだってミニチュア化にしちゃうのおよねえ」とおかーさん。盆栽がいい例で、「人間のエゴによって小さく形作られ、カワイソウ」なーんて言ってます。
 あ、いけない。バンビちゃんの話に戻しまーす。2回に1回くらいは、バンビちゃんの家に連れて行ってもらうボク。ホントは、女のコより、男のコの大型犬のほうが好きなんだけどね。マ、いっかー。犬だっておつきあいがだいじ。おかーさんたちが食事したり、おしゃべりしているあいだ、バンビちゃんとジャレあってます。
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 まだパピー期のバンビちゃんだからね。ムラつく、というわけじゃないけど、お遊びモードのマウンティングぶりっこをする時もあるボク。すると、そこんちのおねーちゃんたち(女子大生)が、キャーッ! 「マルがエッチしてる〜!」「バンビがあぶないっ‼」なーんて叫ぶんだよね。
 すると、父親のピエロが、シラ〜〜ッとひとこと。「大丈夫だよ。届きっこないさ」。
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 これにはみんな、大爆笑。そーね、そーね、小さすぎるわよね。などと言いあっては、大笑いし続けるのでした。
 なんなんだー、そのブジョク的セリフ。「小さい」「届かない」。だから、なんだってーんだ〜。オトコは、大きけりゃいいのか? 届けばすべてOKなのか? 
 なんか、小型犬へのジェンダーセリフを受けた感じで、ちょっとムカついたボクでした。
                            ・          
 スーパー美女のおねーちゃんたちは、こんな会話もしてたよ。
「ゴールデンとマルチーズのミックスって、どんなコかしら?」「ヤだ〜! 想像しただけでもおかしい」「でも、ユニークで楽しいかもよ」「じゃ、届くように協力する?」
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 なんだかなー。人間に、いいように遊ばれているとしか思えないボクとバンビちゃん。そのうち、フクシューしてやろう、と話し合っています。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:22
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イタリアなう  イタリアで実践し始めた脳トレとは?
 イタリアなう
  イタリアで実践し始めた脳トレとは?
                            ・
 一生涯のうちに癌と診断される人の割合は、ふたりにひとり、とも言われる昨今です。なんともショッキング。それでも、日ごと特効対処法が開発されているのも事実ですよね。今や、不治の病いではなくなりました。
 癌よりもはるかに厄介、そして困難なのが認知症、と言う人たちが少なくありません。まだ、完治法が見出されてないも無念な限りです。
                            ・
 帰国のたび、メディアで「認知症予防」テーマを目や耳にします。テレビでは、毎日のように特集を組んでいるような気さえするほどです。日本より認知症の発生率が低いためか、イタリアでは、それほど取り上げられていません。でも、できれば、認知症を避けたい。最後の家族とも言うべきマルを見送るまではなおさらです。
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 予防にいいのが「脳トレ」と連呼されて久しい日本ですよね。いろいろなノウハウが報じられていますが、イタリアではさっぱり。生まれもっての記憶力に乏しい私など、最もリスキーではないかと案じることチラホラです。
 ところが、意外にも予防法を発見! それは、今どき珍奇なFAX使用によるものです。毎日、何通、いえ何十通も送信し続けている私。相手先の番号を、いかに「空」で覚えているか、実践するようにし始めました。
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 頻繁なFAX送信先は、20箇所ぐらいでしょうか。今のところは、ほとんど住所録やメモ帳を目にしなくても成就できます。念のため、それらを用意しておくものの、まず、見ないまま番号を押すのです。ささやかすぎることではあるものの、叶った時の達成感は、なかなかのものです。
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 でも、きっと、そのうち、番号覚えがどんどん低下していくのでしょうね。その時がきたら、またその時のこと。深く考えないようにしています。
 それにしても、なんてお得な「脳トレ法」。出費ゼロ、というのがありがたいです。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:12
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アドリアーナの簡単レシピ  イタリア版肉じゃが

 アドリアーナの簡単レシピ
   イタリア版肉じゃが

                            ・
 1週間にほぼ2回、大、中手のスーパー行きなのは、夫の生存どきと変わりがありません。アドリアーナが、「行かない?」と声をかけてくれ、彼女の車で連れて行ってくれるのです。ありがたいです、本当に。
 そのたびに、彼女が求めているように感じる食材がふたつあります。オリーブオイルとじゃがいもです。4人家族なのに、いくらなんでも購入頻度、多すぎ。でも、次女の恋人がよく食卓を供にするし、この私も、たびたび招かれています。いつも、6人用くらいの料理を作っているような気がしてなりません。

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 それにしても、じゃがいもの消費がすごい。コントルノ(つけあわせ料理)として、フル活用しているからなのでしょう。
「今日は、いっしょに作りましょ」と、早くからお呼びがかかった私。「何を手伝ったらいい?」と尋ねると、「じゃがいもの皮むきしてもらえる?」と、大きめのサイズ10個くらいを持って来ました。

 エーッ!? 1回でこんなに大量のじゃがいも?いくらなんでも多すぎる、と抵抗モードに出たものの、「いいの、いいの、みんな大好きだから。たくさん食べよう!」とかわされてしまいました。

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 さて、メニューはと言うと、「イタリア版肉じゃが」といったところ。やや厚めにスライスされた牛肉500gくらいを適度に切り、オリーブオイルでサッと炒めます。その後、赤ワインを少々加えたら、トマトのホール缶詰を1缶入れて木ベラでほぐしながら混ぜあわせます。やや大きめの角切りじゃがいもも入れ、水を少し加え、弱火で20分ほど煮込みます。  
 私が、「ブイヨンの素はいらないの?」と聞くと、「そうね。そのほうがコクが深くなるわね」とアドリアーナ。1個加えました。仕上げは、塩、コショーです。

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 どうでもいい。なんとでもなる。といった感じの妙にフレキシブルなレシピですが、お味、みごと。どこか肉じゃがを想わせる懐かしさに感激、大盛りをペロリと食べつくしてしまいました。

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  タカコ・半沢・メロジー

 

  

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:アドリアーナの簡単メニュー, 23:54
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イタリアンな果物たち  Uva italiana(ウヴァ イタリアーナ)
  イタリアンな果物たち  
    Uva italiana(ウヴァ イタリアーナ)
                             ・
 ザクロと同じく、縁起のいい果物とされているのがウヴァ(ブドウ)です。房についたたくさんの粒が恵みをもたらす、と言われています。最盛期は秋ながら、冬にもしっかり保存され、クリスマスや年末年始に欠かせないフルーツとして愛食。値は上がるものの、何房か求めるイタリアの家庭が大半です。
                             ・
 5千年も前から栽培され、品種も実に多い由。世界中で幅広く生産のブドウです。日本では、巨峰をはじめ、みごとに改良された品種が多いですよね。お値段の高さに驚いてしまうものの、おいしさ抜群。飽きの楽しみとなりますよね。
                             ・
 イタリアにも何種かのブドウがありますが、ワイン用以外だと、主流派なんといってもウヴァ イタリア―ナ。ズバリ、イタリアのブドウです。別名は「ウヴァ ディ コリント」。コリントとは古代ギリシャの都市国家名。原産地は古代ギリシャだったのかもしれません。スーパーなどでは、「イタリアのブドウ」名で売られていることがほとんどです。
                             ・
 このブドウ、日本のマスカット種とも異なる色、形、そして味覚。皮は緑黄色で、粒はまん丸。甘さのなかに少々の酸味、といった感じです。日本産の甘〜いブドウに慣れた方々には、少し物足りないお味かもしれません。でも、そこが爽やかでフルーティと実感。すっかり、こちら好みとなっている私です。

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 なによりもうれしいのが、ロープライス。9月、10月だと、2〜3圓任癲■汽罅璽蹇別650円以下)。お世話になっているファミリーに半分さし上げるので、3〜4日でたいらげられます。
 各種の魚肉料理ともよく合うと言われるブドウです。やはり、この種が好適。甘酸っぱさが、魚肉の味とマッチします。
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 ところで、ブドウの皮も食べてしまうヨーロッパ人ばかり。皮にこそ、ポリフェノール、その他の栄養が含まれているようですが、いつになっても皮ごと食いができません。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな果物たち, 21:27
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 イタリア発着便の「?」   特別編 列車内での「?」
 イタリア発着便の「?」
  特別編 列車内での「?」
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 久しぶりに、イタリア国内での長距離列車を利用しました。20年ぶりくらいでしょうか。夫が生存中は、いつも車で移動。ケンやマルもいっしょの旅としたかったからです。
 その夫は、この春他界。運転免許無しの私なので、飛行機か列車にするしかありません。
                             ・
 トスカーナ地方行きの際、ミラノ―フィレンツェと、イタリア版新幹線にしました。超高速列車は、公私の2社が運行。20年ほど前、仕事で乗った公社の列車「Frecciarossa」にしました。
 片道約300Km、所要時間は1時間40分です。現在は、私社の「.italo」という超高速列車も運行。こちらのほうが料金割安、と知ったのは、帰宅後の事です。次回からは、この「.italo」にしたいと思います。
                             ・
 新幹線ほどのフルスピードさではないし、発着時刻にしても、秒刻み、とはいかないのがイタリア。当日も、往路に20分弱、復路は5分遅れの到着でした。つまり、ミラノ→フィレンツェは、約2時間の車中となりました。
 その2時間、持参した本を読みたかったものの、それどころではなかった私。なにしろ、すぐななめ前の席に乗車の若い中国人女性に、目が釘付けとなったままだったのです。
                             ・  
 新婚さんらしい彼女。いかにも草食系という感じの細身男性と向かいあって座っていました。けっこう、エレガントな着衣のカップル。大声で会話することもなく、時折、微笑を交わしあっていたものです。ところが……。
 発車の直後より、大小のポーチを取り出し、いそいそとメークを始めました。まずは、洗顔用のクリームと思えるものを丹念に塗る。その念の入れようといったら!15分くらい要してましたね。
                             ・
 次に、また、よくわからない種類のクリーム、そして、ファンデーションのようなものを重ね塗り。そこまでで30分以上。パウダーをはたく前には、何回、何十回もメイク用品で修正の繰り返し。で、1時間経過。
 ようやく、アイブローやアイシャドーにとりっかったと思いきや、またしても30分近い作業でした。隣席の若いイタリア男性も、ギョッ、という状態。「すごいねえ」と、頻繁に無口会話を交わしたものでした。
                             ・
 ようやく、チーク、リップを塗ったものの、気になるのか、また携帯用ミラーを見入り、パウダーのつけ直し、フーーッ。いくらなんでも、見てるほうが疲れてきました。
 やがて、フォレンツェ駅着寸前。メーク用品をポーチに納めこんだ彼女の顔といえば、ミラノ発ち前と変化なし。そうか!ナチュラルなメイクに励んだ2時間だったのね、と納得することにしました。
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  タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 00:24
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アドリアーナの簡単メニュー  茹でじゃが料理
  アドリアーナの簡単メニュー
        茹でじゃが料理
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 家族4人のアドリアーナ。私が週に2〜3回ランチやディナーに呼ばれるようになったし、次女の恋人も加わっての食事パターンも多いので、マ、5人分くらいの料理作り、と考えていいでしょう。
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 少家族ではないけど、大家族でもなし。それなのに、ある食材の大量買い込みには、いつもア然としてしまいます。それは、じゃがいも。1週間に10kgぐらい求めているのです。5kg入りの袋を、週に2回。いくら、「前回買ったわよ」と告げても、「いいの、いいの」と返すアドリアーナ。コントルノ(つけあわせ野菜)としてのみならず、主食用にもよく出す、とのことです。
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 最も多いのが、ボイル。大鍋で、けっこうな量を茹でます。決まって皮つきのまま。少々の粗塩を入れてのボイルです。「あとで塩味をつけるより、このほうがじゃがいもにしみこんで味がひきたつのよ」と言っています。皮つきのまま、ボーンと大皿に盛り、各人が好みで取り、皮をむいて食べる。これがまた楽しいのですよ。そして、なぜか、我が家で茹でたものよりはるかにおいしい。理由を尋ねてみました。
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「それはね。いつも必ず古じゃがを求めているかなのよ。タカコは、新じゃが派なんじゃない? 茹でるのには古じゃがのほうがむいてるのよ」
 ちなみに、イタリアでは古じゃがだと、5kgの袋入りだとお得用価格。3ユーロ(約400円)ちょっとです。お安くておいしいなら、それにこしたことはありませんよね。
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 いつかは、茹でじゃがにスライスしたパンチェッタ(脂身つき豚肉の塩漬け)がメイン料理として登場。それは新鮮な味わいの一品でした。塩味のきいたパンチェッタが、ホカホワの茹でじゃがとよくマッチ。いくらでもたいらげられるメニューでした。
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 タカコ・半沢・メロジー
 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:アドリアーナの簡単メニュー, 21:40
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スーパーワイルドなマル  人生の厳しさを悟った日
 スーパーワイルドなマル
       人生の厳しさを悟った日
                            ・
「太ったんじゃない?」。近所の人たちから言われ続け、おかーさん、ムッ。あまりのおデブ指摘に、キレかかっていました。
 へんなの。自分のことならヘーキなのに、ボクが「太った、太った」と言われると、なんだかムカつくおかーさんなのです。
「私に似て大食いだからでしょ」とでも答えておけばいいのに、なぜかムキになるおかーさん。
 いちいち、こんなふうに返しています。
                            ・
「マルチーズって毛の長さや刈りかたによって、いくらでも変わるものなのよ。マルはロン毛になったので、太ったイメージが強くなっただけ。短くトリミングすれば、スマートさがわかるわよ」
 でも、みーんな、どうも納得いかない表情。誰しもが、「いや、違う。出部に決ってる」と信じている様子、かくなるうえは、実証するしかないっ。そう感じたようで、夏がすぎたというのに、ボクちゃん、プチスキンヘアにトラ刈りされてしまいました〜。
                            ・
「トリマー」としてのおかーさんのモットーは、「ひたすら大胆にカットしまくること」。スピーディさが勝負、と豪語します。それって、根拠のない確信。思い違いもいいところだと呆れるボクです。
 スーパートラ刈りされたボクを見て、みんな歓声。「同じ犬とは思えない」、「ホントは細めのマルなんだね」「ずいぶんと若返ったんじゃないかい」などと驚かれちゃった。
                            ・
 お世辞上手、ほめ好きなイタリア人だからね。こんな言葉も忘れなかった。「なんだって! タカコがトリミング? すごい‼ 天才だ!」。見え透いたお世辞にも、つい喜んでしまうおかーさんって、チャライな〜あ、と改めて感じるボクでした。
 トラ刈りにひたすら耐えるボクと、帰国どき、ローコスト(1000円)のヘアサロンでカットのおかーさん。人生というのは。辛く厳しいものだ、と悟るのでした。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:26
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イタリアなう  晩秋の憂うつ、ジャコモの日々
  イタリアなう
    晩秋の憂うつ、ジャコモの日々
                              ・
「チャオ ベッラ。ベリッシマ!」
 いつもこう告げる町内のジャコモは、もうすぐ80歳。3人の子供たちは、すでに独立。奥さんとふたり暮らしながら、近所に住む長女と次女の子供たちがよくやって来ます。
                              ・
 ずいぶんと前から糖尿病持ちの彼。軽症ではないため、時折、かなりの不調に陥ります。加えて、最近は、心臓にもアラームが発生。今年の初めには手術を受けたそうです。
「もう、ボロボロだよ」とジャコモ。マルの散歩どきの公園のベンチでひとりポツンと佇んでいた姿は、たいそう淋し気でした。
「そんな━。元気そうじゃない。お孫さんたちにも恵まれ、幸せね」と告げたところ、「とんでもない!」。語気荒い反応を示されてしまいました。こんなふうに語り始めたのです。
                              ・
「子供たちが大きくなるまでは、近くの農園で暮らしてたんだよ。ニワトリやウサギなどがいっぱいいてね。それはもう満ちたりた生活だった。それなのに、妻が突然、町暮らしを宣言、実践してね。農園を売り払い、ここに家を建てたってわけさ。アイツ(妻)にオレの楽しみをすべて奪われてしまった」
 とんでもない悪妻、とまでののしるジャコモ。「オレのことなんて、これっぽっちも考えないヤツなんだ。アイツとの結婚、人生の大失策さ」と、すごい剣幕。返す言葉を失うくらいでした。
                              ・
「もう少しで80になる。そしたら、あの世に行ってしまいたいね」と彼。「そんな〜あ。同世代の友だちだっているでしょうに」と言うと、「イヤ、もう、ほとんどいない。いたといしても、老化性の不調を訴える連中ばかりになっちゃった。早く死んじまいたいよ」と返される始末でした。
                              ・
 深く考えこんでしまった私。でも、これだけアグレッシブ、いやパワフルにグチを吐けるのは、まだまだ元気、生きていける証し、とも感じたものです。きっと、晩秋の日の憂うつからくるネガティブ発言だったのかもしれません。
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:08
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イタリアなう  イタリア産レモンが消えた…
 イタリアなう
      イタリア産レモンが消えた…
                              ・
 どうもおかしい。ここ何年間かに、イタリアの特産とされる農作物の市場出回りが減ってきました。
 いい例が柑橘類。南伊ではイヤというほど実るオレンジの類、そしてレモンなどがイタリア産ではないことがよくあります。
 オレンジは、スペイン産が目につく昨今。イタリアと似かよった気候かもしれませんが、どうも、現地スペインでくちにするようなおいしさではありません。たぶん、早めにもいで運送に回しているような気がします。
                              ・
 とどめがレモン。どういうわけか、遠くはるかな国、アルゼンチン産が主流となっています。いったい、なぜ? どう考えても、政略による輸入事情としか思えません。
 ごくたまにイタリア産レモンが並ぶと、信じられない高値がついていたりします。以前は、1kgで2ユーロ(約260円)もしなかったものが、倍額近くとなっています。他国産よりはるかに高いためでしょう。イタリア産のレモンのみ、計り売りとなっていたり、500gの袋入りの販売が多くなりました。
                              ・
 ある時なんて、1kgにつき6ユーロの値付け。いたしかたなく、2〜3個求めることがしばしばとなっています。これまでなら、常に大量のレモンを惜しげなく満喫できたのに…。
 シチリアへ行った時、こんな話を聞きました。輸入もののオレンジやレモンが多くなったため、島産は余りすぎ、処分せざるをえない状況、と。そんなバカな! すべて、政治家、輸出入業者たちの非と、強い憤りを感じたものです。
                              ・
 イタリア産のオレンジやレモンがない時は、決して他国産を求めないようにしています。レモンが欠かせないイタリア料理でもあるので閉口。どうしたものか困っていました。
 すると、目についたのが、「シチリア産レモンで製造のレモン汁」。瓶入りです。妥協して、それを活用しています。でも、いつだって新鮮なレモンをくちにする日が再訪してほしい、と切願します。
                             ・ 
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア私の今日この頃, 17:16
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