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イタリア発着便の「?」   機内食にもの申す
 イタリア発着便の「?」
        機内食にもの申す
 あれは、学生の時でした。ひょんなことから、ヨーロッパと北アフリカへの招待旅行を受けた私。英語が大の苦手、ガイジン嫌悪症だったこともあり、「行かない」と宣言しました。すると、学生仲間、そして、今は亡き父から、「それはもったいない」とさとされ、イヤイヤ出かけたものでした。
 当時は、ヨーロッパへの直行便なし。アンカレッジ経由、あるいは南回り便によるフライトでした。搭乗したのは、ルフトハンザ航空。南回り、トランジェットタイムも入れると、計36時間もの所要でフランクフルト着、という空の旅でした。
 これがまあ、楽しかったのですね。なにがって、次々と出される機内食の多さと、バラエティあるメニュー! 現在のフライトでは、とても考えられない充実さでした。大食いの私にとっては幸せの極致。周囲の搭乗客たちは、徐々に残す量が増えていったのに反し、私のみ、すべて完食していました。3〜4時間ごとぐらいに山盛りメニューの機内食が提供された、と記憶しています。
 よかったですね、あの充実さ、そして大ボリューム! それが、いつ頃からか、出される回数、量ともに、急激ダウンしてしまいました。いったい、なぜなのでしょう? きっと、残す客が多いからなのですよね。マーケティングを重ねての決定、実践に違いありません。
ヨーロッパへの直行便だと、平均所要時間は半日。その間、昼食か夕食が出て、到着前に軽食となってオシマイ。おやつタイム的に、おにぎりやサンドイッチが配られたりするものの、私には足りません。いつだって、空腹のまま成田やミラノの空港着となります。
 そして、メニュー内容も、かなりワンパターン、と感じますね。アリタリア航空だと、イタリアンを選ぶと、生ハムの前菜、ラザーニヤ、その他のパスタ。和食チョイスにすると、チキンか牛肉の煮つけがメインメニューとなること多し。いくらエコノミークラスとはいえ、もう少し工夫をしてもらえないものでしょうか?

 例えば、春から初夏にかけては、イタリアじゃ格安のアスパラをごそっ、というのがシャレてる、と思います。
もっとも、ここまで機内食に期待している客なんて、この私くらいかもしれませんね。なんだか恥ずかしい……。ですが、本音なのでしかたがありません。
 
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 23:37
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スーパーワイルドなマル  おかーさん、シンガポールへ行く? 
 スーパーワイルドなマル
        おかーさん、シンガポールへ行く?
 ウチのおかーさんが食い意地張りということ、けっこう知っている人も多いと思います。食べることに対するパッション、ハンパじゃない! なんでも、幼児期から爆食いしてたらしく、みんな呆れ果てていたそうです。
 そのおかーさん、最近、突然、「シンガポールへ行きたい」と言い出した。ン? どーして? アジアなら、ブータンぐらいしか旅したくない、と言い続けていたのに……。
 理由を尋ねると、笑っちゃうんだよ。「シンガポール・チキンライス」を満喫しまくりたいんだって。なんでも、このブログを手がけてくれているKさんから教えてもらい、はたまた帰国どきにメニュー提供のお店へ何回か連れて行ってもらったおかーさん。あまりのおいしさに、すっかり病みつきモードになっちゃたそうです。
「ジューシーなチキン味がしみこんだライス、たまらないのよ。そして、チキン! とろーっとやわらかくて、適度な脂味が極上のまったり感でね。絶妙なテーストには、幸せの極致、となっちゃうのよ」なのだそうです。
 でも、日本で味わえるなら、それでいいじゃん。今だって、月一で帰国してるんだからさ。せっせと、レストラン通いして食べまくれば?
 なんかね、もう、それじゃ満足できないみたい。とうとう、「本場で、チキンライス三昧したい!」となってしまったようなのです。このメニュー目的のみでシンガポール、か〜あ……。なんだか、シュール。知性、感じないボクです。
 あ、おかーさんに「知性」なんて求めても無駄か。このヒトは、どこまでも、「食べること命」なんだからね。それ以外の興味は、二の次、三の次のスタンスで暮らしている。そーゆーおかーさんの人生の意義はなにか? 哲学してみたい、と思っているボクです。
ちなみにボクは、チキンよりターキー派。そして、ライスよりパスタ好みで〜す。
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:42
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イタリアなう   25年前の手紙こそ宝物 
  イタリアなう
        25年前の手紙こそ宝物
 
 なんということでしょう。ちょうど25年前の手紙が出てきました。亡き父からの一通。四半世紀も前のものなんて……。こんなこともあるのですね。
 少し厚めの封筒には、たくさんの切手が貼られていました。母の手によるものでしょう。歌舞伎ものと、柴犬柄の切手7枚。少々、コレクションしていた母なので、そこから選んだに違いありません。
 宛名は、隣り町。現在の家の建築完成までの半年間、仮住まいしていたアパートの住所となっていました。懐かしい! 上の階には、かなり年を重ねた親を持つ、親孝行の少年がいたっけ。希望していた測量士の仕事について、年老いた両親を助けているかもしれない。などと想いをはせたものです。
 父からのエアメールの中には、事務所開業の通知も同封されていました。停年後のすごしかたとして、母が提案して始めたものです。実家の庭に、小さな事務所を設置した、とのこと。趣味も無きに等しい父の晩年を考えての母による決断でした。
 私とは大違いで、いつもていねいな字を書いていた父。添えてあった手紙も、まるで印刷された活字のようでした。バカがつくほど生真面目な父だった、と改めて痛感します。
 母とふたり、オママゴトのようにスタートの事務所。「皆さんに喜んでもらえれば」と、奉仕的な作業に徹していました。考えてみると、私はなにひとつ手伝わなかったな。年寄りふたりで大小の苦労が続いたことでしょう。ことに、秘書、兼、事務員を担当の母はなおさらだったはず。家事だってこなしていたので、大変だったに決まっています。
 災難による大骨折で母が倒れた2年半前。父は事務所の閉業を決意、決行。25年前の手紙では、「生涯現役を目指したい」と書かれていましたが、それは叶いませんでした。
 その後続いた父と母の入退院と多くの療法。ずいぶんと辛い晩年とさせてしまいました。もう少しラクな余命とさせてあげたかった。そう考えると、いたたまれません。父と母は、はたして幸せだったのでしょうか?
「どうであれ、親との別れには悔いが残る」。親しい友人が言っていました。そうなのだろう、と思います。そして、それでいいのかもしれない、という気もします。
 ともかく、貴重このうえない亡父の手紙。いちばんの宝物、想い出として大切にします。
 タカコ・半沢・メロジー
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:15
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スーパーワイルドなマル   癒やし系じゃないペットもいる!
 スーパーワイルドなマル
  癒やし系じゃないペットもいる!

 昔から動物好きだったらしいおかーさん。いつだって、何種類かのペットといっしょに暮していたそうです。なんたって、今は亡きオおじーちゃんが動物クレージーの人だったからね。そのDNA、ということだと思う。
 日本では、ペット番組が多いらしいね。帰国どきは、いつだって見入っているおかーさん。ボクとは大差、いや対極の愛らしさに、メロメロとなっているんだってさ。
 昨今の日本、ニャンコ人気がより高いみたいだけど、おかーさんは、断然犬派。テレビにワンコが登場するたびに、うっとりとしているみたいです。そして、「やっぱり、癒やされる」などというコメントを耳にして、ガックリ。犬、というか、ペット=癒やされる、が定番、定説だというのに。「ウチだけ例外」と、複雑な心情となるらしい。
 犬と生活している人たちって、よく言うよね。「ウチのコに癒やされる」と。「タカコさんもそうでしょ?」と問われると、つい、くちごもってしまうおかーさん。うーん、癒やし、か〜あ……、と考えこんでしまうのが常です。
 おかーさんは言う。「正直、アンタは癒やし系じゃないわね。むしろ、真逆。ワイルドすぎてメーワク犬としか思えないわよ」。そして、親しみをこめて、「ちょいワルなマルさん」と書いてきたSさんの文面に、「ジョーダンでしょ!」と発しました。「”ちょい”なんてわけがない。めちゃワルよ、スーパーワル!極道犬と呼んでほしいわ」。
 
 まあ、まあ、まあ。そうコーフンしないでちょーだい。犬だって、それなりの多面性があること、わかってほしい。確かにボクは、他のワンコと違って、癒やしパワーに欠けているだろう。それは認めます。でもね、ガンガンなパワフルさを持っている。それって、ネガティヴなだけじゃない、と思うんだよね。メンドーはかけるけど、そのぶん、活力を与えてる、と信じてる。つまり、ボクのパワーは、サプリメントやビタミン剤よりすごい、と言えるんじゃない?
 おかーさんが年齢より若く見えるのは、ボクおためだよ。と、最大限のお世辞、いや、ウソでごまかしておきました。それなのに、「癒やし」を求めるおかーさん。往生際、悪すぎです。
 
 タカコ・半沢・メロジー 
 癒し系のつもりなんだけどねー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:46
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イタリア発着便の「?」  プレミアムで豚になる
 イタリア発着便の「?」
   プレミアムで豚になる
 プレミアムばやりの日本、と感じます。プレミアムなビール、お菓子、肉……。気がつけば、何でもかんでもプレミアム。ゴージャス度がある、ということでのネーミングなのでしょうね。
 
 もともとは、「賞」「賞金」「額面以上に払う割り増し金」「購買を刺激するために提供される商品や景品」の意味ですよね。あまりの氾濫ムードで、今や高級感や特殊さが減少したような気もします。
 フライトに関しては、ずいぶんと前からありましたよね。プレミアムエコノミーがそれ。エコノミークラスとビジネスクラスの中間、という売りこみです。が、ひたすらエコノミー席に近い、というのが搭乗体験者の声。私も、またそう感じます。食事はエコノミークラスと同じだし、座席にしても、少々広めなだけですから。
 ところが、つい先日、久々に座ったプレエコ席で、新体験。機内食が少しグレードアップされていました。これは、うれしい! 食いしん坊の私なので、エコノミークラスのメニューはあまりにも淋しい、量不足。なんとかならないものか、と悩みのタネでした。
いつ頃からか、内容改善のアリタリア航空プレエコ席の由。ビジネス席ほどではないながら、量的にはけっこう満足できます。必ず、フレッシュフルーツが添えられているのも喜ばしいです。
 ところが、「ン?」マーク発生の軽食。ミラノ着の前に提供される食事内容です。なぜか、蛋白質いっぱいのメニューに徹していました。パニーニに加え、たくさんのパン類のオンパレード。このすべてを食べたら、いったい何カロリーになるの? といったぐあいでした。豚になる……。
 で、残した? いーえ、たいらげましたよ。リッパに完食! 周りをうかがうと、そんな搭乗客,見あたりませんでした。かくして私は、蛋白質で満腹のまま自宅戻りしたものです。スーパーエコノミーな私、と呆れつつ……。
   
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 11:03
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スーパーワイルドなマル  庭師で金持ちになるはずだった

 スーパーワイルドなマル
  庭師で金持ちになるはずだった

 

 誰にでも、得手、不得手がある、と言われてるよね。おかーさんの得意とするものは何だろう、と考えてみました。料理?  マ、苦手じゃないのは確か。食いしん坊なぶん、やたらリキを入れて励んでる。自分では「レストランよりおいしい!」と勝手に信じこんでいるようです。時には、「天才だわ!」とまで自慢。ボクとおとーさんは、黙ったまま顔を見合わせるのが常です。

 

 料理より、もっともっと上手なもの、あるじゃない!  と、ボクは言いたい。それは、芝刈り作業です。日本でも、昔から芝刈り担当だったらしいおかーさん。イタリアの庭も、いつだって率先してやってます。
 そのパワフルさといったら!  いつもはグータラなくせに、芝刈りの時には人が変わる。テキパキ、エネルギッシュな動作で芝刈り機を操縦します。そこらのプロ庭師よりずっとすごい!

 

「これで、○○ユーロぶん、浮いたわね」とご機嫌です。というのも、いつかおとーさんがプロに刈ってもらうと、100ユーロ(約12000円)請求された。あとで知ったおかーさんの逆鱗にふれたってわけ。「どこが100ユーロ仕事なの?  私のほうがずっと上手!」と、長いことキレてました。
 ただ、新しい芝刈り機は、かなり危険。セミプロ用の馬力あるマシーンなので、操作には注意が必要です。ズボラなおかーさんは、何回かコードまでカットしちゃった。あまりにもパワーがありすぎて、リスクが高いのです。それなのに、「実家の芝刈り機より、はるかに性能がいい。日本製はダメね。安全性優先だから、カット力が弱すぎる」なーんて言ってます。

 

 加えて、こんな発言もしていました。
――私、道を誤ったわ。庭師になるべきだったのよ。毎日楽しくすごせ、おまけにお金持ちにもなれたわね。今からでも、トライしようかしら?
 お好きなこと考えてくださ〜い。と心で呟きつつ、そっとその場を去ったボクでした。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 道を誤ったのでしょうか

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:08
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イタリアなう  さようなら、イタリアの美容室

 イタリアなう
        さようなら、イタリアの美容室

 

「昔はよかった」
 つい、そんなふうに感じることのひとつが、イタリアの美容室です。イタリア、というより、私の住む地、と言うべきでしょうね。
小さな田舎町のためか、はたまた、30年以上も前だったせいか、めちゃ安でのヘアカット&ブロー料金だったのですよ。日本円にして、数百円くらいのところだってありました。それなりの仕上がりですが、私にしたら満足、納得。こんな低料金に、文句など言えませんでした。

 

 だいたい、髪なんて、必ず伸びてきますからね。悲惨なスタイルにカットされても、死ぬわけじゃなし。少し我慢すればいいんだ。そのくらいの美意識欠如、オンナを捨てたモードの私なのです。
 ところが、ユーロ導入と共に、すべてが倍額以上にハネ上がってしまったイタリア。ヘアサロンとて同じです。町内で最も安いところで15ユーロ(約1800円)。評判のいいところは、30ユーロ以上もとるようになりました。


 これって、おかしい!  夫が行く理髪店は、12ユーロ。以前より少々値上がった程度なのに、なにゆえ、美容室はここまでハネ上がったのでしょう。どうも釈然としません。もう、イタリアでカットするのはやめよう、と思いました。サロン内でのおしゃべり、質問攻めにも、けっこう辟易としてきたところですし。

 

 幸か不幸か、亡き父が入院中の病院近くで、1,000円料金のサロンを発見! ヤッホー、のうれしいお値段です。ただし、洗髪なし、ブローなし。おまけにカットタイム15分以内、とのことです。一瞬、迷ったものの、「死ぬわけなし」感覚のもと、セミショートにカットしてもらいました。
 結果?  マ、やはり、それなり、ですね。でも、泣きたくなるほどのひどさでもありませんでした。これは、いい!  次は、ベリーショートに挑戦しようか、と考えているところです。どんどん、イタリアの美容室が遠のいていくことでしょう。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 
 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:53
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スーパーワイルドなマル  9才になり、認知症を疑われる

 スーパーワイルドなマル
  9才になり、認知症を疑われる


 最近のおかーさんのくちぐせ、気に入らないっ! ボクのこと、「シニア犬」なーんて言うんだよ。そりゃ、ボク、4月で9才になっちゃった。人間なら、60前後ってとこらしい。だからって、シニアなおかーさんから言われたくないぜ、です。
 だいたい……とボクは思う。人間って、どーして年齢でひとくくりにしようとするんだろう。特に、日本の人たちってそういう傾向が強いみたい。

 

 イタリアじゃ、60・イコール、「シニア世代」にはなりません。老人扱いされるのは、80すぎくらいからなんだよ。60代の人に、ノンノ(おじいさん)、ノンナ(おばあさん)呼ばわりするケース、皆無です。
 だからね、おかーさんになんと言われようと、イタリア暮らしのボクは、まだまだヤング犬。いや、それはちょっと無理があるね。「成犬」ということにしておきます。

 

 でもねー、とおかーさん。異議あり発言が連発されました。
「この頃、口臭が気になる、おっさん犬そのもののクサさよ。それって、トシの証拠でしょ。あと、私の手作りエサを完食しないこともある。ライスやパン、少し残したりするのは、老犬のワガママさに決ってる。シャンプーだって、ますます嫌がるようになったわよね。まるで、身なりにかまわなくなったヤモメ男にそっくり」

 

 そ、そ、そこまで突くかあ。マ、確かに、とは感じるけど、メンドーなので反論しなかった。かわりに、こう告げました。
「ヤモメって言えばさ。おかーさん、いつか、ヤマメとまちがって発言したことあるよね。あれ、サイコーにおかしかった」
爆笑のボクに、おか−さんは、シラ〜と返したものでした。
「そーゆー、どーでもいいことだけ覚えてる、というのが年寄りそのもの。認知症の可能性もあるわね。気をつけなくっちゃ」

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 認知症とは失礼な。

 このつぶらな瞳を見て

 

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:47
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イタリア発着便の「?」    Giovannaさんのいるアリタリア

 イタリア発着便の「?」
       Giovannaさんのいるアリタリア


 アンデルセンの『即興詩人』を久々に再読。やはり冒頭の一文にひかれます。
――ローマに行かれたことのある人は、美しい噴水のあるバルリーニ広場をごぞんじでしょう。
 この一文、つい、以下に換えたくなりました。
――アリタリアでジョヴァンナさんに会った人は、彼女の秀でた接客ぶりに驚かれたことでしょう。

 

 チーフCAのGiovanna Massiniさんは、スーパーレディ。スレンダーな体型、金髪美女なだけでなく、そのサービス精神、ホスピタリティが群を抜いています。
 搭乗客ひとりひとりに、「ヨウコソ」「ゴトウジョウ アリガトウ」と告げてくれるのですよ。とびっきりに美しい笑顔と共に。そして、超ベテランのチーフだというのに、他のクルーたちの比でない働きぶり。各人へのドリンク補給などに励んでいます。その作業、まったくしないCAもけっこう多いですからね。いかに彼女が偉大なプロかわかります。

 

 それにしても、約12時間のフライト中、よくぞ、という感じでエネルギッシュに動き回るジョヴァンナ夫人。チーフなので最年長の可能性が高いでしょうに、他のCAと違い疲れなどいっさい感じさせないタフさです。「お仕事、楽しくてしかたないの」といったふぜいには感服、敬服しきります。
 きっと彼女は、大いなる誇りと使命感を持って、任務をまっとうし続けているのでしょう。だから楽しくて幸せ。美しく輝いていられるのだと信じます。むしろ、奉仕の割合のほうが多いのでは、と思わせる彼女の働きぶりには、いつだっていろいろ学ばせてもらっています。

 

 アリタリア航空には、ジョヴァンナさんがいる。それだけでも、「他の航空会社への浮気はすまい」と心に誓う私です。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 20:58
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イタリアンな野菜たち  Fave(ファーヴェ)

 イタリアンな野菜たち
   Fave(ファーヴェ)


 日本だと「そら豆」。ただし、イタリアものは硬さが違います。日本で市販されているより、はるかに柔らかいのです。そのため、出回り始める春には、フレッシュなまま食べます。生で? そうです! 茹でたりしません。


 この生食を特に好むのがトスカーナ地方。スーパーや朝市の野菜コーナーでは山盛りになって売られています。多めに求め、前菜として食卓に置くことが多いですね。生のままさやをむき、一粒ずつくちにします。その新鮮な味わい深さ、たまりません。次から次へと手が出て、大量だって食べ終えてしまいます。

 夫と私は、ストレート食いを最も好みます。ですが、トスカーナ地方の人たちは、ペコリーノやパルミジャーナなどのスライスといっしょに味わうことも多いですね。「絶妙なハーモニー」と言われています。

 

 日本のそら豆と異なり、茹でることはまずありません。加熱調理をするのは、乾燥物のそら豆。水に浸してもどし、魚肉類と煮込んだりします。南伊でもメニューが多いですね。ことにサルデーニャ島では愛食されるドライそら豆。豚肉、各種野菜といっしょに煮て仕上げます。

 生のそら豆を煮込み料理してみた私。なぜか味わいに欠けるうえに、柔らかすぎてくずれてしまいました。イタリアだと、生ものは加熱せずに食べるのがベスト、と悟ったものです。
 

 ところが、北伊では、あまり常食されないのがそら豆。生ものの出回りぐあいも多くはないし、中、南部に比べ、お高めです。それでも、一年に一回しかお目見えしない旬もの。必ず求め、イタリアならではの生食に徹しています。

 古代より食べられていた、と言われるそら豆。たんぱく質、各種ビタミン類やミネラル分が多い秀れ食材らしいですよ。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 23:17
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