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イタリアなう  今年のパスクア、特別な想い

 イタリアなう
  今年のパスクア、特別な想い


 毎年変わるパスクア(復活祭)の日。今年は遅めで、4月の中旬でした。その時期に再帰国、と考えていた私。でも、アリタリアを初めとする各航空会社のチケット代があまりにも高額なのでビックリ! いつもの数倍のフライトもあり、中旬の帰国を断念したのです。その後、パスクア休暇による来日者の多さが要因と判明。日本ブームのすごさを確証の想いです。


 パスクアにちなんだドルチェが並んでいます。鳩の形をしたドライフルーツ入りケーキ「コロンバ」や、「Uova pasquali」(ウォーヴァ パスクアリ)と呼ばれる卵型の大小のチョコレートが代表的。ですが今年は、どうも心が動きませんでした。「コロンバ」が大好物だった父と母が、もうこの世にいないからです。

 

 パスクア時期に帰国した時は、必ずコロンバを持ち運んだ私。ごく素朴な焼き菓子なので、特別な味わい深さはありません。それでも、父母は大喜び。「こんなにおいしいお菓子が他にない」などと狂喜したものでした。あの賛辞は、大箱を持っていった娘へのねぎらいだったのでしょうか。あるいは、年寄りのくちに合う軽さが気に入っての言葉?今となっては、問うすべもありません。そして、こうも想ってしまいます。

 

 年齢を重ねるにつれ、父と母はなにかと心細く、不安で寂しかったに違いない。もっとたくさん、そばにいてあげたかった。イタリアを引きあげ、いっしょに暮らすべきだった。
 もう、すべて叶わないこととなってしまいました。何を願い、何を悔いたところで、親には伝わりません。さいごのさいごまで娘想い、娘孝行の父と母だっただけに、自分のふがいなさばかり感じ、辛いです。

 

 病弱だった愛犬のケンが逝った時、一生分の涙を流した私。秘かにこう誓いました。「親の時は、ここまで泣かない」。守り通しているものの、こんなことにも気づきました。本当の寂しさや虚しさ、そして辛さは、自分だけしかわからない、と。特別な想いが生じた今年のパスクアでした。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 23:50
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イタリアなう  イタリアと日本の芝生に心揺れる

 イタリアなう
  イタリアと日本の芝生に心揺れる


 朝の10時。あ、日本へ電話しなくては! つい、そんなふうに思ってしまいます。日本時間の17時。もう、父はいないのに……。今まで毎日、この時刻に電話を入れていたため、すっかり身についてしまったようです。
 父が旅立ったのは2月12日。まだまだ、つい先ごろのような気がしてなりません。でも、父を失くし、2か月近くたとうとしています。それなのに、自然と電話のことを想うなんて。別れを受け入れられないでいる証しでしょうか。

 

 そんなことはない。父は父なりによく生きたし、私だってある程度の介護ができた。それでも、大いなる悔い、辛苦の念ばかり生じるのはなぜでしょう。どうしても、「もう少し生きていてほしかった」とばかり思ってしまうのです。
 さんざん介護し尽し、「もう、限界。そろそろ解放されたい」と感じる頃に永眠してくれたら、こちらの気持ちはずいぶんと救われたことでしょう。勝手な想い、とはわかっていても、そんなふうに考えてしまいがちです。

 

 庭に目をやると、1か月間の不在どきにのびまくった芝生が飛びこんできました。みごとに茫々。1か月も放っておくと、ここまでとんでもない荒れ地化するのですね。
 ということは、実家の庭も同じ。次に戻る4月末には、茫々の芝生となっていそうです。果たして、家庭用芝刈りで対応できるか?案じられます。

 

 家主のいなくなった庭、そして家屋。寂しいだけではなく、問題、いっぱいですね。芝生の手入れひとつ、思うようにいきません。でも、父と母が50年以上も住み親しんだ地を手放したくない。さりとて、イタリアでの日々の生活も貴重。この先、どうしたらいいものか。考えこまずにはいられません。

 

 ちなみに、現在の実家の庭は、父の希望で昨年、西洋芝の種をまいたものです。いつも青々としている芝生を好んだ父は、旅立つ少し前に、こうい言ったものでした。
「いいねえ、一年中、緑を目にできるのは。いくら眺めていても飽きない」
 実家の芝を美しく保つ。それが、今の私にできる唯一のこと。同時に、イタリアの庭も大切にしたい。などと感じ、心揺れる毎日です。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:09
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イタリアンな野菜たち   Asparago(アスパーラゴ)

  イタリアンな野菜たち
  Asparago(アスパーラゴ)


 数ある春の食材中、私がいちばん好きなのは、これ。春の到来を告げてくれるような幸せの野菜、と感じます。
「イタリアなう」に記したごとく、イタリアではメイン料理ともなるアスパラガス。日本のように数本単位で売られることは皆無です。太さにもよりますが、20本前後を一束にしていることが多いですね。

 しかも、形がさまざまだったりするのも日本との大差。大小の太さで束ねられていることも多いのです。


 ヨーロッパでは、紀元前から栽培されていたらしいアスパラガス。日本で主流のグリーンものだけではありません。北伊のバッサーノ・デル・グラッパ産の白アスパラガスもなかなかの人気。半熟卵を添えたり、パルミジャーノのすりおろしを振って食べたりします。
 その他、紫色のアスパラ、細身の野生種もシーズナブルな野菜として出回るのがイタリア。春ならではの食材なので、朝市やスーパーの野菜コーナーでは色とりどりに並びます。

 

 茹でたものに、オリーブオイルとレモン汁をかけて食すのが最も一般的。ですが私は、アスパラに限り、マヨネーズをつけるのが大好きです。手作りのマヨネーズではない時には、市販もののオープン直後にしています。そのため、いつも最少のマヨネーズを購入。使い切れなかったら潔く処分するのが常です。ケチな私にしては珍しい、と我ながら思ってしまいます。
 スープ用にする家庭も多いですね。日本よりはるかに安価なので、惜しげもなくタップリ使えます。また、パスタやリゾットの具としても人気なのがアスパラです。レストランでも、春の定番メニューとしているお店が多いですね。前菜としてもよく目にします。

 

 疲労回復、毛細血管を丈夫にする作用があるらしいアスパラ。シニア世代となった我が家の犬のエサにも少し加えています。大量に出回るイタリアならでは、と感じつつ……。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 23:35
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スーパーワイルドなマル  グレ犬が「がんばれ」拒否


 スーパーワイルドなマル
  グレ犬が「がんばれ」拒否

 

 おかーさんが親しくしているSさんより、こんなメールが届きました。あ、といっても、おかーさんはPCができないまま。フランス語が堪能なSさんは、まず、おとーさんあてにメール。しかも仏文つきなのです。おかーさんが日本にいる時は、それをプリントアウトして、FAXで転送信、というわけ。今どき珍しいアナログさだよね。

 

 Sさんのメールには、こんな一文もありました。
――マルさんはしょっちゅう留守番なのに、よくグレませんね〜。
 いつも、「さん」づけで呼んでくれるSさん。コスモポリタンレディはやっぱり違う、と感心します。
 ともかく、この一文、おかーさんに大ウケ。こんなふうに言ってました。


「グレる?  あ、そうか!マルが自分より大きな犬にアグレッシヴなのは、グレてるからなのね。うーん、気がつかなかった……犬もやっぱり、グレたりするんだ」

 いやー、べつにィ。ボク、グレ男してるわけじゃないんだけどな。アグレッシヴな意識だってない。大きめのワンコには、ついテンションが上がってバトルごっこしたくなっちゃうだけなのさ。

 

 そんなボクに、近所のチワワがエールを送ってきた。
「マルちゃん、がんばれ!」
おいおいおい、ボク、アベ首相じゃないんだぜ。ちっこいワンコに「がんばれ」なんて言ってほしくない。
すると、おかーさん、妙に感動。


「あら、アンタ! 珍しく世相を皮肉ってるのね。そうよねー、幼稚園児が”アベ首相、がんばれ”なんてサマにならない。洗脳教育は撤廃せよ、と断固批難しなくっちゃ。アンタ、いいとこついてるわよ。ただのグレ男でもないってわけね」
と、よくわからない結末となったのでした。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 グレ男じゃなく、マルさんとお呼び

 

 


 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 23:58
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イタリアなう  久しぶりのイタリアでアスパラ三昧

 イタリアなう
  久しぶりのイタリアでアスパラ三昧


 父が逝った2月12日。その2週間後、たった3日間、イタリア戻りしたものの、すぐに再帰国しました。日本で1か月ほどすごし、4月1日の夜、ここBarianoの自宅着。季節は、みごとなほど春一色に変わっていました。
 真っ先に目の前へ飛びこんだのが、サクランボの木が満開の花をつけていたことです。

 

 ケンの眠る上に植えた木が成長。今や、日本の桜なみに美しい花が咲き誇っています。たくさんの実をつけ、今年もまた、野鳥たちが大喜びでつつきにやって来るでしょう。野鳥と仲良しだったケンへの最大供養、と思っています。
 亡き父が心待ちにしていた実家の庭の梅は、とっくに満開。私と夫が日本を去る前には、ほぼ散りました。次の来日どきには、小さな実をつけているかもしれません。

 なにしろ、私、約2年半ぶりで、1か月のイタリア暮らしができそうなのです。今まで、1か月に1〜2回の帰国が続いており、イタリアですごせたのは、平均して、月に数日間くらいでした。今回は、各種の状況により、ゆっくりめのイタリアとなります。
 

 いちばんの楽しみはなにか、おわかりでしょうか? お騒がせな野生犬、マルといっしょにすごせること? 確かに! が、それに匹敵するくらいのワクワクがあります。それは、季節の食材、アスパラガス三昧です。
 日本だと、1束が4〜6本くらいのアスパラが多く、いつもビックリ。いえ、ショック、と言ってもいいほど。しかも、お安くない!1束求め、夫と2本ずつ食べるわびしさといったら!! だって、イタリアでは、各人、12本くらいを満喫するのが常だからです。パスタのあと、メイン料理として出したりします。

 

 久しぶりのイタリア戻り翌日、早速、20数本入りの1束を購入しました。約300円! うれしい! 幸せ!! 国内産の新鮮なお味もバツグンでした。きっと、毎日のように食べ続けそう。これだから止められないイタリア生活と実感します。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 おかーさんとゆっくり過ごせるの、

久しぶりですね。

 ボクより、アスパラがいいらしいけどね。

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:18
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スーパーワイルドなマル  ボーダーコリーにやんちゃするボク

 スーパーワイルドなマル
  ボーダーコリーにやんちゃするボク

 

 長いこと日本に行っていたおかーさんが帰ってきました。といっても、たった3日間だけ。またすぐ出かけるんだってさ。しかたないよね。おじーちゃんがいなくなったんだから、いろいろとすることがあって当然。それくらいは、ボクにもちゃんと理解できます。けっこうエライでしょ、ぼく!

 

 そう思ってたのに、1か月ぶりに再会のおかーさんから、早速、おこごと。理由は、「御近所のワンコにエラソーぶる」からなんだってさ。
 おかーさんが不在どきのボクの様子を報告したおとーさん。近くの家で飼い始めたボーダーコリーのマジー君といっしょになると、いつもボクがやんちゃ全開、とバラシました。おとーさんからしたら、「すごいだろ、マル。2倍以上の体型の犬より強いんだぜ」と自慢したかったみたい。でも、タカコおかーさんは違う。どうも、逆鱗に触れてしまったようでした。

 

「マルちゃん!そこにお座りなさいっ!」と、おこごとが始まった。こんなぐあい。
――いーい、マルちゃん、マギーは愛すべき御近所犬なのよ。アンタと違って、心根がやさしい。体は大きくても、年上のアンタを敬い、絶対に刃向かったりしない。それなのに、なんなの、アンタは! マギーのボディに乗ってエラソーにしてるっていうじゃないの。それって、恥よ、恥! 日本で問題になっているイジメと同じ。おかーさん、そういうの、大っキライ!

 

 イ、イ、イジメって……。そーゆーことじゃない、と思うんだけどな〜あ。ボクとマギー、ジャレあってるんだよ。めちゃ仲、いいから、楽しくてしかたない、というわけさ。ただ、ボクのほうがワイルドさが秀でているからね。つい、マギーの上に乗ったりしちゃうってわけさ。
 

 そんなふうに説明したら、おかーさん、さらにキレた。そして、こう言われてしまいました〜。
――アンタは、マルチーズでしょ。マルチーズにワイルドさは必要悪! しっかり自覚して更生しなさい!
 チェッ!これだからオンナは……。とジェンダーな舌打ちをして、庭へエスケープしたボクでした。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 寝たもの勝ちや、お小言聞こえまへん

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 22:08
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イタリア発着便の「?」  大バッグを抱えた怪

 イタリア発着便の「?」
  大バッグを抱えた怪

 

 機内の人間ウォッチング、けっこう興味深い、と感じるのは、この私だけでしょうか?自分のシート近くにユニークな人が座っていたりすると、ロングフライトに飽きることなく、時間が経過。なかなか楽しいものですよ。
 つい先日は、通路をはさんだ横のシートにいらした初老女性がターゲット(?)。小金持ち風のおばさまでした。カシミール柄の大判ショールをはおり、ごくお行儀よく腰かけていました。

 

 驚いたのが、大きなハンドバッグを、後生大事に抱えたままだったこと。ハンパないサイズのバッグだったので、つい、「重いでしょうに」とか、「疲れないのかしら?」「身動き、ラクじゃないはず」などと、気になってしかたありませんでした。
 だって、食事どきも、バッグを抱えたまま。いかにも食べにくそうだったものの、離そうとはしなかったのです。頭部の荷物入れに置けばいいでしょうに……と、おせっかいセリフを投げかけたくなったほどでした。

 

 トイレへ行く時にも、当然、大バッグといっしょ。ヨイショ、という感じで運んでいました。財布やパスポートの盗難が心配なためでしょうか?そうだとしたら、もっと小ぶりのバッグに入れればいいのに。
 あ、そうか! ひょっとすると、貯金通帳、生命保険証書、はたまた遺言書などの重要書面をいっさいがっさい入れているのかもしれない。と推測し始めたのは、フライト後半のことでした。

 

 世の中には、常に、そういったものを持参して行動する人がいる、と聞いたことがあります。亡き母の知りあいにも、ひとりいました。家に置くのは不安、貸金庫も好まない、という理由からのようでした。
 でも、でも、機内のおばさま、イタリア旅行中も、大きなバッグを抱えたままなのでしょうか? かえって危ないかも……。そんあ余計なことを考えているうちに、ミラノへ到着したのでした。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 21:06
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イタリア発着便の「?」 体臭とは異なる匂いに悩む 


 イタリア発着便の「?」
  体臭とは異なる匂いに悩む

 

 まだ春休みでもないというのに、成田空港のアリタリア航空チェックインカウンターには搭乗客が長蛇の列。ミラノ、ローマの直行便は、どうやら今日も満席のようです。このところ空席が多いと聞いているエア・フランスなどとは大きな違い!テロ事件が発生していないことも関与のイタリア人気なのでしょうか?

 

 案の定、完璧に満席のミラノ行き便でした。隣りに座ったのは、いっけんアラフォー的な日本女性。ちょいブス顔ながら、スレンダーなボディに今どきのファッションでキメていました。穴あきジーンズが、いかにも「若づくり」アピールでしたけど。
 この女性、トイレに立ち、そして席に戻るたびに、私の脚や腕に体がふれます。広くはない機内ですからね。しかたがない、とも言えるでしょう。が、「すみません」のひとことがあってもいい。そのほうがスマートなマナーと感じます。

 

 それは、マ、いいでしょう。モンダイは匂い。体臭?いえいえ、そうではなく、コスメ。保湿用と感じるクリームを、やたら頻繁に塗りまくるのです。顔、手、腕……タップリすりこんでいます。その香料の強さといったら! 香り、などというナマやさしいものにあらず。やけに鼻につく臭さだったのです。
 さらに不気味だったのが、テカリ。保湿力バツグンのクリームなのか、顔中テッカテカ。まるでケロイド状態でした。
確かに、機内での乾燥は、お肌によくはないでしょう。シミやシワ予防には、保湿クリームの効力に頼るのが得策かもしれません。でも、1時間ごとに塗りなおすのって、かなりツーマッチ。匂いとテカリに接し続けた12時間のオゾマシさは異様でした。

 

 私はといえば、フライト中に保湿用クリームを塗ったことは一度も無し。そのためでしょうか?どうもこの頃、シワが増えた気がします。次からは、塗る? 塗らない? テカリ顔で12時間すごす「勇気」、私にはもちあわせてない、と断言できます。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 21:30
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イタリアなう  父の永眠に町内の人たちは……

  イタリアなう
  父の永眠に町内の人たちは……

 

 この何年か、日本で過ごす日数のほうがはるかに多い私です。父と母のサポートがメインだったため、1か月に数日ぐらいイタリアに戻ればいいほう、というライフパターンでした。
 少日のみの連続滞在しかできないため、町内へのおつかいなどもままになりません。まずは家事への対応が優先。そして、大手スーパーへの買い出し、マルのトリミングをすませ、トンボ帰りの再帰国、という繰り返しでした。

 

 夫によると、郵便局のスタッフをはじめ、町内の人たちから質問攻め、とのこと。「タカコはどうした?」「いつ、戻ってくるのか?」「元気にしているのか?」などと、矢つぎ早に問われ続けられ、閉口せざるをえないそうです。
 つい先日は、郵便局のマリエッラから、「タカコのお父さん、どう?」と聞かれた夫。奇しくも、父が永眠した翌日だったため、正直に伝えたそうです。すると、涙をため、絶句。ややあって、心からのお悔やみの言葉を受けた、とのことでした。

 

 やはり町内の薬局のスタッフ、アンナも、夫と会うたびに、私への気づかいの言葉を発し続けてくれた、とのこと。父の旅立ちを告げると、マリエッラ同様、涙ぐんだそうでした。
「この町じゃ、オマエは有名人。みんな、タカコ、タカコと大変な騒ぎだよ」と夫。小さい、とはいえ、人口、4400人の町です。「みんな」というのはオーバーでしょう。でも、ありがたいことだと痛感します。

 

 父を見送ったものの、その後の諸々の手続き、雑用などが残っています。まだ、しばらくは日本で過ごすことが多いままでしょう。
イタリアで腰を落ち着けるようになるまで、あとどれくらいかかるものか。その日を待ちわびながら、各種の用件に対応していくことにします。
 あたたかい町内の人たちが、私のことを気づかってくれている。いつまでもメソメソしているわけにはいきませんよね。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 あたたかい、町内の人たちに励まされます

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 00:38
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スーパーワイルドなマル ハードボイルドにキメるはずが……

 スーパーワイルドなマル
  ハードボイルドにキメるはずが……


 ボクんちのおかーさんが、ミステリー小説好きということ、御存知ですか?  昔から、ハードボイルド風、とかいうのにハマってて、読み始めると、もうダメ。なにひとつ手につかなくなってしまうタイプなのです。
 特に読みこんでいるのは、古典中の古典、レイモンド・チャンドラーのシリーズ本。フィリップ・マーロウという私立探偵にぞっこんで、今までどれほど読み続けたことか! アルベル・カミュの『異邦人』と同じく、ほとんど暗記さえしているくらいです。

 

 ン!?  カミュとチャンドラー?  めちゃ違う作家、作風じゃないかあ。シュールな嗜好、と驚きます。
おかーさんがダントツに愛すマーロウおじさんのセリフは、これです。
「しっかりしていなかったら、生きていられない。やさしくなかったら、生きている資格がない」
 これはね、ある女性の問い、「あなたのようにしっかりした男がどうしてそんなにやさしくなれるの?」に答えたセリフなのです。

 これぞ男のカガミ。いいわ〜〜と少女目線になるおかーさんに、ボクは言った。

 

「それって、ボクそのものじゃん」
 エッ、エッ、エッ?  なんて言ったの? と聞かれたので、また返答。
「だって、ボク、タフだけどやさしい。そうだ! “ワイルド”はやめて、“タフ”にしてほしい!! “スーパータフなマル”。これで決まりだねっ」

 すると、おかーさんは、ガハハハと爆笑後、こう告げたのでした。


「タフ?  アンタが?  それを言うなら、ダブでしょ」
ダ、ダブ?  なんだ、それ?  トレンディーな造語?  おかーさんによると、ダブダブの「ダブ」なんだって。オヤジ世代となったボクは、早くもメタボで、ダブダブ、ボヨンボヨンのボディ、と指摘されてしまった。

 チェッ、せっかく、ハードボイルドなワンコ街道を邁進しようと思ったのにィ。

「スーパーダブ」なんてされたらヤバイので、今までのタイトルでけっこうで〜す。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 タフに決めるぜい

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:-, 22:17
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