RSS | ATOM | SEARCH
 イタリアなう  美は衰える、とクールに言い放ったロージー
  イタリアなう
    美は衰える、とクールに言い放ったロージー
                           ・
「簡単メニュー」コーナー、アドリアーナの長女ロージーは、23歳になったばかりのミラノ大学語学科に通う4年生。とびぬけた美貌とプロポーションといったら、とても表現しきれないほどです。それでいて、大学の成績、いつもトップ。才色兼備の最たる例、と断言できます。                         
 その彼女、家庭の経済事情により、長年の目標だった大学院へ進むことをキッパリと断念したと聞かされました。今秋の大卒と同時に社会人となるべく就活をスタート。家計を助けたいので、高収入の勤め先を目ざしている、と言っています。
                           ・ 
 実は彼女、今までも。みごとに家計をサポート。大学の全費用から、車の購入、その他すべて自分で負担し続けています。なぜ叶うのか?週末に限り、大きなイベント、アトラクションなどに登場のモデルとして活躍しているからなのです。単なるバイトではなく、キチンと契約してのモデル業。さすが、しっかり者のロージー、と感じます。                           
 ベルガモ県内でのミスコンテストを総なめで勝ちとった彼女。ミスイタリア候補に請われたり、有名モデル事務所からスカウトまでされ続けているのに、「そういうのは嫌」と主張。頑として受け入れません。
                           ・
 もったいない……。彼女なら、スーパーモデルにだってなれるのに。私の呟きに、ロージーはクールに言い放ちました。
「タカコ、いいこと!スーパーモデルなんて、ティーン世代からスタートしなくちゃダメなのよ。それに、美なんて、いっときだけのもの。若い頃チヤホヤされるだけなのよ。美より重要なのは知性。それがなければ、人間として輝けないわ」
 ハーッ、23歳を前にしてのこの御発言。アッパレなものですね〜え。
                           ・
 彼女には、二コラというおっそろしく美形の恋人がいます。でも、これまたクールにひとこと。「いちばん愛してるのは、そりゃ、バンビ(ゴールデンレトリバー)と。決ってるじゃない」
                           ・
 ロージーがいかに美しいか、をごらんいただくには、フェイスブックをのぞいてもらうのが好適でしょう。彼女の本名、Rosina Muscarella でアップされるはずです(ロージーは、ミドルネームを短縮した愛称、Muscarella は名字です)。もちろん、当人から承諾ずみ。「どんどん見てちょうだい」とのことでした。
                           ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
                           
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:44
comments(0), trackbacks(0), - -
トスカーナのマニフィコな日々(10)  カルラの隣家は貴族の館 その3
  トスカーナのマニフィコな日々(10)
     カルラの隣家は貴族の館 その3

 貴族のひとり息子、グゥイド氏は、いったい、どんな仕事をしているのか? カルラに尋ねると、いともあっさり、こう返されました。「してないんじゃないの、なんにも。働かなくても、余りあまる巨額の富があるでしょうから」。マ、貴族とは、そんなものなのかもしれませんね。
                            ・
 カルラに問うまでは、もしかすると、オリーブオイルの輸出業などをしているのではないかと勝手に推測。なにしろ、一大ビジネスとなっていますから。
 そうだとしたら、興味深い! 扱っているオイルの試飲などをさせてもらいたいものだ、と考えていました。
 ところが、オリーブオイルとは無縁、とのこと。広大きわまりないオリーブ畑は、希望する地元の人たちに貸している、とのこと。しかも、まったくの無料。1年に1回、搾りたてのオイルが何瓶か届くのみだそうです。
                            ・
 なんか、すごい! 寛大な精神ではありませんか‼ これが真の貴族、というわけね。と、いたく感服したものです。
 よくよく考えると、かなり賢い対応、対策とも言えますね。だって、あまりに広すぎるオリーブ畑地です。いちいち、管理などしていたら、手間暇のみを要することでしょう。作業者を雇うのも、また大変。だったら、フリーで畑を貸し、キチンと木々を世話し続けてもらったほうがずっといいわけです。
                            ・
 昔の日本の「小作人」形式ともまた違いますよね。あくまでも、完全に無料。オイルの届けものは、好意による「少々の返礼」にすぎません。
 グゥイドによると、館内のチャペルも、時折、地元民に解放、とのこと。伝統行事がある時などに活用してもらっている、と言っていました。なんだか、ほんわかしますね。
 今の日本にも、こういった領主、存在するでしょうか? イタリアにしても、ごっく少ないケースと感じられてなりません。
                            ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:トスカーナのマニフィコな日々, 23:07
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリア発着便の「?」  食べ残し組対大食い編
 イタリア発着便の「?」
    食べ残し組対大食い編
                           ・
 アリタリア航空は、ミラノ・マルペンサー空港内に、いくつかのラウンジを配しています。なかでも充実なのが「Casa Alitalia」です。ひところは、あまりにもゴージャスすぎて、「そこまでする?」というほどのサービスぶりでした。今年初の利用の時は、少々ゴージャスさが落ち着きをみせてきて、ホッとした私です。
                           ・
 ところが、先に席をとっていた日本人搭乗客には大ショック! 母娘らしき感じでしたが、テーブルには、ほんの少しだけくちをつけた皿が山積み。いったい、どれだけ料理やドルチェを運んできたのか、といった感じで、テーブルいっぱいに置かれていたのです。
 ひとくち食べただけで、次々、他の皿のものを味見し続けていたのでしょう。それは、ラウンジ利用客の自由、という見解での行為かもしれませんが、あまりにも見苦しい。同じ日本人として、「恥だ」と思った私です。
                           ・
 さて、私が、すぐ横のテーブルの席につくと、反対側の隣席イタリア男性が、英語でひと声。「すみませんが、音を低くしてもらえませんか?」。娘(20代なかば、といった年齢)がタブレットで音楽を流していたのです。これ、ラウンジではルール違反。本来は、イヤホンで聴くべきなのです。 
「あ、申しわけない」とも返さず、無言で音を消した彼女。実に不愉快な表情をしていたものでした。ハーッ、さらなる「恥」。
                           ・
 ところで、親しい読者さんが同じラウンジにて目にしたことも驚愕のシーン。巨体型の日本男性が、パスタ、その他を山盛りにした皿を、次々に運んではたいらげていた、というのです。
 まるで、横綱なみのその男性。10皿以上を完食していた、とか。フライトの席が近かったため、機内食の様子も目撃。信じられないほど食べまくったあとなのに、機内でもフルコースをみごと完食したそうです。
                           ・
 話を聞いた時は、「すごい! よくも……」と驚いたものですが、私が目にした母娘からすると、横綱系男性のほうが好ましく感じられます。それって、私もまた大食いだからなのかもしれませんね。
 ともかく、ラウンジ内でのウォッチング、なかなか興味深い、と思っています。
                           ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 23:00
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアなう  スーパー猛暑襲来! その対策とは?
 イタリアなう
  スーパー猛暑襲来! その対策とは?
                           ・
 ここイタリアでは、TVニュースで毎日のように報じられているグローバルな温暖化問題。日本もまたヒート化現象が著しいというのに、毎日取り上げられてはいませんよね。
 5月の帰国どきも、なぜなのだろう、と不思議に感じたものでした。
                           ・
 初春から異例の気象続きのヨーロッパです。3月なのに30度近い高温日があったというのに、4月下旬からは気温の急降下。暖房が必需の日もずいぶんとありました。トスカーナ地方では、ゴルフボール大のひょうまで降ったほどです。
 北伊はそれほどの悪天候ではない、と思っていたら、5月なかば、やはり激しいひょうが襲いました。一瞬にして、一面の降雪そのものとなった地域もあったそうです。死者まで出ました。
                           ・
 6月下旬にも、またしてのひょう。フランスのメディアでは、「25日(月)から、危険なほどの猛暑が襲来。ことに、26日〜28日あたりには、40度以上の激高日到来の予報。対策に務めるべし」のアラームが発生され続けました。アフリカ大陸より押し寄せるヒート化現象、とのことでした。
                           ・ 
 6月に40度超え? ありえない……。でも、フランスと隣接の北伊です。ほとんど、似かよった天候がやってくるのが常。そう案じていたら、やっぱり! 中・南伊は最高気温35度、北伊は40度以上、との予報が発生。2003年に続く悲惨な猛暑が到来してしまいました。
                           ・
 26日は、早朝から28度。日中は、35度前後の真夏日。でも、おかしい……・。日本の35度とは異なり、「我慢できないほどの暑さ」ではありません。さほど動かないぶんには、エアコン無しでも充分にすごせます。やはり、湿度の関与によるものかもしれませんね。
                           ・
 それでも、暑いのには変わりはなし。私なりの激暑対策を実践しています。例えば……。
・ランチは、加熱調理なしのメニューがメイン。このところ、「カプレーゼ」のリッチ版(?)を考案、実践。モッツァレラ、トマト、バジルに加え、ルッコラ、ツナ缶、アンチョビなども加えた大盛りの一品料理にする。
・ミントの葉を大活用。冷製パスタ、ライスパスタのみならず、ほとんどの料理に入れる。
                           ・
・パンツ姿より、ワンピースのほうが涼しい、と開眼。ノースリーブ、セミロングのルームウェアですごす。
・1、2階より10度ほど低温の地下部屋によく行って涼む。イタリアでは、夏の期間のみ、地下の階を寝室として活用の家庭もある。
・朝方に大半の家事に対応。お昼からは、徹底して、「なにもしないことを楽しむ」。
・水分の多量摂取が苦手な私。夏だけは、一般のミネラルウォーターよりはるかにお高いペリエを購入して飲む。不経済なものの、ペリエだと、わりに愛飲できる。
                           ・
 などなど、です。少しは、皆さんの御参考になること、あるでしょうか?
P.S.27、28日の北伊、40度前後となってしまいました……。対策の強化に努めます!
                           ・
 タカコ・半沢・メロジー  
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 23:14
comments(2), trackbacks(0), - -
トスカーナのマニフィコな日々(9)     カルラの隣家は貴族の館 その2
 トスカーナのマニフィコな日々(9)
         カルラの隣家は貴族の館 その2
                           ・  
 ひょんなことで、カルラ宅近くのお城の主とアポを交わした我々。約束の時間に訪れると、すぐ、大きな門を開けてくれました。庭園も、写真や映画で目にする優雅さでいっぱい! 巨大なテラコッタ製の鉢がいくつも置かれていました。植わっているのはレモン、その他の柑橘類。黄色い実がついていて、天国ムードの庭園でした。
                           ・
 城主の溺愛する黒いシャム猫が、なんとも絵になるポーズで庭園に鎮座。スノッビッシュさを増していました。
 館内は、あまりに多くの部屋があるため、要所どころを案内してもらうことになりました。というのも、ここは、トスカーナ出身の大音楽家、プッチーニが逗留(1895年)。オペラの名作、『ボエーム』を創作したお城だったのです。
                           ・
 プッチーニが弾いたピアノも現存。。寝室もそのまま残されています。ここで、あの『ボエーム』が創られたのかと想うと、オペラ通でもない私まで、感慨深さが生じたものです。
 それにしても、なんという天井の高さ! 冬期など、さぞかし冷えこんだのではないかと感じます。貴族の館というのは、機能的ではないものなのね、と超凡人の発想に徹した私です。
                           ・
 館内には、チャペルまであるではありませんか! ここで城主グゥイド がひとこと。「ボク、ここで結婚式を挙げたんだよね。でも、離婚しちゃったけどさ。若くて長身の日本女性との再婚に憧れてるんだ」。まあまあ、それはけっこうなことですこと。でも、お気をつけあそばせ。現代の日本女性、イタリア―ナよりはるかに強いですわよ。と応答しておきました。
                           ・
 さて、本題のひとつである日本雑誌の訳をしなくては! それはランボルギーニ専門誌でした。そうです、フェラーリなみ、いえそれ以上に高級とされるイタ車ですね。グゥイドはランボルギーニも所有しており、取材を申しこまれた、ということでした。
 お城の内外フォトといっしょに、タキシード姿で高級車の前に佇む彼。オリーブの実摘みどきの服装とは大差でした。
                           ・
 専門誌の訳もすませ、社交辞令セリフ、「またお会いしましょう」。その後、紳士のたしなみ的に、「メールアドレスの交換を」と言われました。「私、メールしないの。ケータイもNG。交信はFAXとしています」と告げると、「このオバさん、なんなんだ」表情の城主でした。
                          ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:トスカーナのマニフィコな日々, 22:19
comments(0), trackbacks(0), - -
スーパーワイルドなマル  和食党になったテーマ その2

  スーパーワイルドなマル
   和食党になったテーマ その2

                           ・
 年をとるのって、悪いことばかりじゃない。そう感じるのは、犬だって同じ、と思う昨今です。
 老犬世代のボクを想い、魚入り食をメインにしてくれているおかーさんのこと、前回お伝えしました。その続編的なできごとが生じたので追記しまーす。

                           ・ 

 あのね、ボク、ついこの前、初めて鯛をくちにしたんだよ。こっちでも、それなりの値段のお魚。ことに、イタリアではめちゃ安の鰯などに比べると、何倍もの高値です。「たまにはいいか」と自分用に求めたおかーさん。でも、ひとりで食べるには大きすぎる。何種かのメニュー作りも面倒。どうしたものか、と思案しているうちに、クレージーな決断をしてしまった。「あと何年も生きられるマルじゃなし。エ〜イ。エサ用にしてしまおう」。

                           ・
 犬に鯛。豚に真珠、みたいなものだろうか……。イタリアなら、「イニョランテ(無知な。ものを知らない)」「ヴェルゴーニャ(恥ずかしい)」に尽きる事柄となるようです。成金レベルならやりそうだけど、おかーさんはお金と無縁。よって、単なる「恥知らず」な非常識人ってわけだね。

                           ・
 でもさあ、その鯛めしのおいしさといったら!とても文字では表現できない極上のお味でした〜。いつもは、スズキやタラ、平目のことが多いんだけど、それよりはるか上をいくおいしさだったよ。ハッピー!!
 食べ終わっても、いやしく容器をなめまくっているボクに、おかーさんは複雑な表情でこう呟いた。「よかったのかしら、こんなことして?私なんか鰯なのに……」

                           ・
 いーんだよ、おかーさん!おかーさんの愛、しっかり受け止めたから、また、鯛めしにしてねっ。
ちなみに、九州住まいのあるワンちゃんは大病後、時々、鰻のエサなんだって。で、そこのおとーさん、おかーさんは穴子で我慢しているそうです。

                           ・ 
 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:46
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリア発着便の「?」  制服テーマ その2

  イタリア発着便の「?」
     制服テーマ その2

                            ・
 アリタリア航空の新ユニフォーム、その後の評判はどうなのでしょうか?  私的には、「地味すぎて残念」というのが本音です。前回記したように、昨年までがカラフルでセクシーなものだったぶん、ギャップが大きすぎるからかもしれませんけど。

                            ・

 何年か前の事になりますが、アルマーニが手がけた時の制服も期待はずれ、と感じました。なんの特徴もないデザイン、カラーで、インパクトない。それがユニフォーム本来の「姿」なのでしょうか?
 日系の航空会社だって同じですよね。ANAやJAL、その他、どこも似かよった制服。「無難だけど野暮ったい」という気がしてなりません。

                            ・

 CAや地上職員が、搭乗客より華やいでは好ましくない、という配慮? そうだとしたら、ちょっとつまらない発想、と思ってしまいます。

 ことにファッション大国イタリア。スタイリッシュなモードのユニフォームにしてほしい、と願っています。
 世界的に名高い高級ブランドのデザイナーでなく、新進気鋭の若手に依頼しての制服などに期待したいです。

                            ・

 ところで、今年初めて利用のマレーシア航空は、女性CAすべてが民族衣装でした。いいものですね。なかなか。クアラルンプールまでの約8時間、目を楽しませてもらったものです。エレガントで、ほんの少しセクシー。一度身につけてみたい、と憧れました。

                            ・

 日系の航空会社も、昔は、CAのひとりかふたりが着物姿で乗務していましたよね。国内便もしかり、30数年前、夫といっしょに乗った時がそうでした。もちろん、大喜び、大感激の夫。「着物はいい。ダントツにベストだ」と繰り返していたものです。
 確かに、アピール度からいえば、トップでしょうね。和服ほど優雅で美しいものはない、と賛辞する人たちが大半です。

                            ・  

 ただ、CAとしての動作、さぞかしハードに違いありません。さりとて、和風ユニフォームというのもパッとしない感じ。難しいものですね。

                            ・
 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 22:07
comments(0), trackbacks(0), - -
 トスカーナのマニフィコな日々(8)   カルラの隣家は貴族の館 その1
  トスカーナのマニフィコな日々(8)
    カルラの隣家は貴族の館 その1
                            ・  
 遅めの昼食をとり、庭作業などを手伝っていました。広い敷地なので、次から次へとすることが生じます。パノラミックな丘陵地での「労働」は、なんとも快適。ちっとも飽きないし、疲れもしません。それでも、「散歩に行かない?」とカルラ。山歩き好きなのは確かですが、私を気づかってくれての誘いでもあるのでしょう。夕刻に近づいたものの、「もちろん!」と応じました。
                           ・
 3〜400mほど歩いたでしょうか。左手に、大きな館が出現。いわゆる「地方のお城」です。トスカーナには、多くのお城が点在していることでも有名。ことに、ルネッサンス期に巨大な富を築いたフィレンツェ人、その他所有のお城も多く、現在は、ワイン製造の本拠地となっているところも少なくありません(キャンティ地方がいい例)。
                           ・
 見るからに瀟洒なお城を目にして、「すごいわねー、すぐ近くにこんなところがあるなんて」と呟いた私に、カルラは軽く返しました。「あ、ここ、グゥイドの館なの。ロベルト(カルラの長男)の同級生よ」。フムフムフム、城主とお知りあいなわけね。やはり、マニフィコだわ、トスカーナって。と心のなかで呟いていると、さらに、こう説明してくれました。
                           ・
「グゥイドの父親、貴族の出でね。何代か前の先祖が、この館を購入したのよ。父親は、世界各国の大使を務めた著名人。グゥイドは、ものすごく遅くにできたひとり息子なの。やはり貴族出身のベルギー人の母親は、何年か前に他界。父親は、かなり前に旅立っているはずよ」
 なんでも、周辺の丘陵地帯の大半が、この一族所有、とのこと。どれくらいの富豪なのか、想像もできないようです。
                           ・
 そんな話を聞きながら、館のまわりを歩いていると、ひとりの長身男性が現れました。お城からです。近づいたとたん、カルラが叫びました。「グゥイド! 久しぶりねえ」。すると、長身男性は満面の笑み。「あ、カルラ、だね? ロベルトのマンマだよね、確か」。20年以上の再会らしいのに、ふたりとも覚えていたようです。
                           ・
 なんでも、オリーブの実を少々、摘りにきたところ、という彼。「だってホラ、ボク、農夫だから」などと冗談を言っていました。そして、私に向かい、こう告げました。                       
「日本のかたですよね? 少し前、日本の雑誌から取材を受け、掲載誌が送られてきたんだ。訳してもらえないかな。館内も案内したいし」
 かくて、3日後の夕刻のアポとなりました。次のアップ、お楽しみに!
                          ・ 
 タカコ・半沢・メロジー
   
          
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:トスカーナのマニフィコな日々, 21:37
comments(0), trackbacks(0), - -
トスカーナのマニフィコな日々(7)  魚介料理を食べまくる週末ディナー
  トスカーナのマニフィコな日々(7)
    魚介料理を食べまくる週末ディナー    
                           ・
 滞在中の土曜日、カルラとマルコの友人仲間と海辺のレストランで夕食をすることになりました。計11名、というにぎやかさ。60〜70代のカップルがメインだそうです。
 行き先は、Marina di Pisa。カルラ宅から車で1時間余のところ。マルコ所有の三菱パジェロ(大型車)で向かいました。
                           ・
 余談ながら、マニフィコなマルコは、日本製びいき。車のみならず、バイク(Kawasaki)、10台以上のブルドーザー(コマツ)、その他、機械ものはすべてMade in JAPAN。ここまで徹底しているイタリア人、そうは多くないと思います。
 大型パジェロで到着。魚介料理レストランは、すでに満席状態。どこのテーブルも、中、小のグループ客ばかりでした。いかに土曜日の夜とはいえ、開業時間早々、ここまで満席とはすごい! 不況知らずの大繁栄ぶりに、ビックリしました。
                           ・
 それもそのはず。なんといっても、料金がメチャ安なのです。まるで、ランチタイムの特別料金なみ。夕食がここまで低価のレストラン、北伊には存在しないことでしょう。
 ただし、メニューはフィックスされています。我々が訪れた日は、海の幸スパゲティとカニのペンネ。そして、メインは、フリット・ミスト(各種魚介のオイル揚げ)でした。その量の多さといったら! 11名用なのに、倍量くらいのパスタ、そしてフリットでした。
                           ・
 これに、白ワイン、ミネラルウォーターの飲み放題、プラス、さいごのコーヒーで、ひとり15ユーロ(2000円弱)。ミラノでこのようなディナーをとると、最低70〜80ユーロ(約1万円)となりますね。
 いかに海近くのレストランとて、こんなお安さでビジネスとなるのでしょうか? ひたすら、「客数でこなす」ということなのだとは思いますけど。
                           ・
 隣のテーブルに陣をとった若者グループなんか、このフィックスメニューを2回注文。さんざん満喫していました。それでも30ユーロ(約5000円)。新鮮な魚介料理をたらふく食べ、そして飲みまくっての週末の夜を楽しむ姿に、トスカーナ人の胃の頑丈さを感じたものです。海も近い地域ならではの利点、とも言えますね。
                           ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:トスカーナのマニフィコな日々, 22:48
comments(0), trackbacks(0), - -
 アドリアーナの簡単メニュー  レバーのソティ
  アドリアーナの簡単メニュー
     レバーのソティ
                           ・
 アメリカでは「ファンシーミート」とも呼ばれ、美と健康にプラスの食材とされているらしい内臓類。最もポピュラーなのが、豚や牛、鶏などのレバーでしょう。
 ヨーロッパ暮らしの前までは、レバーが苦手な私でした。ビタミンB群が豊富で、赤血球の生成を助ける、とは知っていたものの、イメージ的に好ましく感じないことと、臭みが気になり、ほとんどくちにしませんでした。
                           ・
 ところが、レバー好きになったのは10年余前のことです。「たまには食べたい」と亡夫が所望したのは、仔牛のレバー。成牛レバーの数倍近い値がついていました。水につけて血抜きした後、オリーブオイルでソティ。レモンを絞って食べたところ、絶妙なおいしさではありませんか! 極上、純粋パティのようでした。以後、高さに目をつぶり、たまーに求めるようにしています。
                           ・    
 アドリアーナは、ローコストな成牛レバー派。20代前半の娘たちは好まないものの、夫のピエロが大好物らしく、時折、夫婦用メニューとするそうです。成牛レバーには、どうも抵抗あり、の私。年を重ねたぶん、肝臓に支障ありの牛だっているのでは?と、つい擬人化してしまいます。
                           ・
「そんなことない」とアドリアーナは主張。調理によって、仔牛レバーと大差ないおいしさにだってなる、と断言します。いぶかる私に、「食べに来なさい」とのお誘い。どうせなら、と調理どきから同席させてもらいました。
 水につけての血抜き作業は私と同じ。水分を除いてから、薄めにスライスします。フライパンでオリーブオイルを熱し、スライスした玉ねぎを炒めます。次にレバーを加え、サッと混ぜあわせながらソティ。その後、赤ビネガー、塩、コショーで調味して仕上げます。
                           ・
 確かに、仔牛レバーと大差ほどではないお味。薄くスライスしたぶん、かたさも感じませんでした。好みで、イタパセのみじん切りを加えてもいい、とアドリアーナ。ビネガーのかわりに、トマトピューレ仕上げとしても美味、とのことです。鶏レバー用のレシピとしても使えそうだと思います。
                           ・                          
 タカコ・半沢・メロジー  
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:アドリアーナの簡単メニュー, 00:09
comments(0), trackbacks(0), - -