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イタリア発着便の「?」   アリタリアは時間厳格 あるいは厳守?
  イタリア発着便の「?」
       アリタリアは時間厳格 あるいは厳守?
                                  ・
 1月末のことでした。夫のPCに、アリタリア―イタリア航空より、緊急メールの受信。4月、5月、2回の帰国フライト予約に変更発生、とのこと。4月は私のみ単独、5月は、夫と共のフライトで、すでに、昨年後半、おさえていました。
 PCをいちべつの夫。「お、なんかトラブルでも発したようだ」と少々のあわてぶり。「フライト日が変わったんじゃない?」とやけにクールな私に、プチいらだちをみせる始末です。
                                  ・
「ともかく、プリントアウトしよう」。うーん、それより、メール文を読むべきでしょ、と言う私に、やたら、コピー、コピーと繰り返す。どーぞ、お好きに! PCができない身ゆえ、すべて夫にまかせるしかありません。
 すると、仰天! ミラノ発の時刻に、10分間の差が生じた由。しかも、早まったのではなく、10分遅れ、ということです。なんなんだー! こんなことで、緊急メールしてくるとは‼ 
                                  ・
 なんだか、「ありえない……」という気もして、アリタリアへ確認のTelを入れました。すると、まちがいなく、出発時刻が10分間遅くなっただけ、とのこと。成田着には変更なし、というのも確認しました。そして、対応のオペレーターはひとこと。「アリタリアは、時間に厳しく、を努めてますから」。
                                  ・ 
 確かに! 私の体験上、国際線フライトで遅れが出たことは皆無に等しいアリタリア。むしろ、30分から1時間ほど早い到着となることが多いほどです。以前は、他の航空会社を利用していた私ですが、このような快挙、ありませんでした。
 ただし、国内便には発着に遅れが生じがち、との声が多いのもアリタリアです。夫によると、「時間に厳格と、時間厳守は違うかなあ」。ともかく、あまりに律義なメールに、恐れ入ってしまった我々でした。 
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 22:10
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イタリア発着便の「?」   初訪伊は、5ユーロと共に
 イタリア発着便の「?」
        初訪伊は、5ユーロと共に
                                  ・
 前回に続き、いささかマニアックと感じざるをえなかった搭乗客ストーリーです。グループツァーに参加の70代くらいの女性が主人公。初めてのイタリア旅行のようでした。
 布製の大きめなトートバックには、ガイドブックがいっぱい! 次々に取り出していました。
 それは、いいのです。むしろ、好ましい。いかにも、「楽しみにしてます」感がただよい、「良い御旅行を!」と告げたくなります。が、このかたは、ガイドブックをチラッと目にしては、すぐにしまいこみ、別の本を取り始める。その繰り返しなのです。動作のせわしないことといったら! 12時間ものロングフライトです。そんなにセカセカしないでちょーだい、と言いたいほどでした。
                                  ・
 ガイドブックだけではないのです。別のバッグから、小ボトルのミネラルウォーターを取り出したかと思うと、カーディガンその他を出したりしまったり。すべてに落ち着きのないしぐさゆえ、私まで焦ってきそうでした。
 ミラノ着後、同乗していた夫が大告白。私が爆睡中、信じられない現場目撃をした、と言うのです。
「ぶ厚いサイフを取り出して、大量の札を数え始めたんだ。それがさあ、すべて5ユーロ。100枚なんてものじゃなかったぞ。いったい、どーしようってんだ」
                                  ・
 残念! 私も見たかった〜。5ユーロといったら、約700円。いちいち、5ユーロ札で買い物をするのかしら? なんかシュール。
「あ、わかった! チップよ、チップ。ホテルやレストランで使うつもりなのよ」
 我ながら、いい勘、と思ったものの、夫はさして同意する気配なし。あくまでも、「ミステリアスなオバさん」としか映らなかったようです。
                                  ・
 ちなみに、このかた、フライトどき、ずーっとトートバッグを両腕にかかえたまま。このバッグには、5ユーロならぬ、100、200、500ユーロがごっそり入っていたのかもしれませんね。
                                  ・  
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 00:23
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 イタリア発着便の「?」   潔癖もここまでくると……

 イタリア発着便の「?」
        潔癖もここまでくると……
                                  ・
 潔癖症というべきか、ややビョーキっぽい感じすらする日本女性と同乗しました。ミラノ行きのフライト中のことです。
 ちょうど、通路をはさんでの隣席だったため、一部始終、しっかり目撃の私。けっこう面白かったですよ。
 その女性は、40代くらいのふくよか体型。かなり旅行慣れしているようでした。ななめうしろの席に座った同行らしき女性と、「今回のアリタリアは、オンタイムの出発でエライ! パイロットにカンパイ、ね」などと話していたものです。
                                  ・
 いちばんの驚きが、席についたとたん、ウェットティッシュで、周辺をふきまくったこと。ひじかけ、背もたれ、テーブル、機内ビデオ……徹底してふいていました。これには、横にいたイタリア青年もア然。目を点にしていたものです。
 このかた、クルーが運んでくるものすべてもふいていました。紙コップ、トレイ、などなど、一心不乱に。私がクルーなら、ムカついたことでしょう。
 ミラノ着、1時間ほど前には、お席にて、お顔のお手入れ。まず、メイクを落とし、その後丹念にメイクしなおしていらっしゃいました。お世辞にも、美しくなった、とは感じませんでしたけど。
                                  ・
 そのあとが、またすごい! はいていたルームシューズを袋におさめる前に、靴底をふいたのです。お召しになっていた服もハンカチでチリばらい(?)した後、専用テープをペタペタ。ニャンコの毛でもついたかのごとく、執拗に繰り返していたのは圧巻でした。
 横のイタリア青年? なんかもう、呆れ果てたみたいで、完全無視状態。ジロジロと見まくっている私のようなモノ好きさは皆無でした。
                                  ・  
 それにしても、この女性、イタリアにて、なにをしようというのでしょう。思わず尋ねたくなったものの、ギリギリのところで止めておきました。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 23:54
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イタリア発着便の「?」  ラウンジでのエンドレスなストーリー
 イタリア発着便の「?」
        ラウンジでのエンドレスなストーリー
                                  ・
 この数年間、父母のサポートで頻繁な帰国が続いていた私です。2年半ほど前に母が急死してからは、1か月に1〜2回の日本行きとなっていました。
 そのため、マイレ―ジのポイントはけっこう加算。同時に、メンバーのステータスも上がり、空港ラウンジの使用、その他の特典などは増しました。エコノミークラスのチケットでも、常に、ラウンジを使わせてもらえるのは助かります。
                                  ・
 ことに、ミラノ、ローマ空港のアリタリア航空ラウンジがすごいのですよ。高級レストランさながらのラグジュアリーさ。パスタ、その他、オーダーでサーヴしてくれます。フレッシュサラダやフルーツも豊富。ドルチェもふんだんに提供されています。いたれりつくせりのサービスに、最初は引いてしまったほどでした。
 というのも、成田空港には、アリタリア専用のラウンジがなく、同じ航空グループのデルタ航空提携。このラウンジがまあ、質素きわまりなし。唯一の特記が、焼きそばやチャーハンが置かれている時もあることでしょう。ものすご〜く渋〜〜いラウンジなのです。
                                  ・
 11月なかばのラウンジにて、中国人ファミリーの隣りテーブルに座りました。中年世代カップルに、幼児ひとり。いかにも、遅くに恵まれた子宝、という感じでした。
 このファミリーの食べまくりさのみごとさといったら! 私と夫が席につく前より、何皿もが空になって置かれていました。その後、約30分間、夫らしき男性が、次から次へと焼きそばなどを運んできては早食い、の繰り返し。夫によると、「少なくとも、25皿は運んだ」とのことです。
                                  ・
 時は昼食タイム。いくら空腹とはいえ、あまりにも驚きの大量さ。奥さんや幼児まで、ダイナミックにたいらげていくのには、こちらが固まってしまうほどでした。
 しかも、テーブルやフロワーに、食べちらかし放題。昔、キャセイ航空でフライトした時、中国人乗客の多くがそのようにしていたことを想い出し、つい、「変わらないなー」と感じたものです。
                                  ・
 ところが、何十皿もたいらてげた後、御主人が、ティッシュにてテーブルの上をキレイに清掃。おー! すばらしい‼ 「立つ鳥、跡を濁さず」ね。と感心した直後、御主人はまた、焼きそばを運びに席を立ったのでした。なんとシュールなエンドレスストーリーなんでしょう。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 21:54
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イタリア発着便の「?」  スーツケースを放り出されて……
 イタリア発着便の「?」
   スーツケースを放り出されて……
                                  ・
 ここまでのマナー違反、と言うのも珍しい、というできごとを体験しました。マナーというより、規定違反とも言えることでした。
それは、成田空港行きのスカイライナーに乗車した時です。荷物置き場にスーツケースを起き、指定の席につきました。ちょうど、前方の席で、荷物置き場の様子が完全に見えます。次々に乗りこむ国内外の人たち。当日は、世界各国の旅行者が目立ちました。
                                  ・                             
 すると、驚きの事態が発生! あろうことか、私のスーツケースを外に出し、自分のものを置いた中年女性を目撃しました。すでに、いっぱいになっていた置き場だったので……ということでしょうが、あまりにも野蛮。
 すぐに近寄り、「なんというマナーなの?」と英語で告げましたが、知らん顔。中南米人のようでした。まるで、「ワタシ、エーゴ、シリマセ―ン」表情を装ったのです。乗客の列が続いているため、言いあっては迷惑をかけます。このテの相手とマナー談義をしてもラチがあかない、と察し、外に放り出された自分のスーツケースを、席まで運びました。
                                  ・
 それにしても、なんというガイジンでしょう。悪評高き中国人来日客だって、ここまでのことはしない気がします。もし、私が、この事態を目撃しなかったら、どうなったことか。想像すると、ゾッとします。
 ところで、空港内の免税店、このところかなり様変わりしている、と実感。爆買いしていた中国人たちが激減しています。それに、以前のような騒がしさは、あまり見かけなくなりました。一時は、ホント、すごかったですからね。日本のバブル期のクレージーさをこえるものがあり、愕然とするばかりでした。
                                  ・
 さて、次回のスカイライナー。どのような対策を考えて乗りこみましょうか。長年、宅配便でスーツケースを空港送りしていました。ですが、アリタリア航空のチェックインカウンターは、手荷物受け取り所と正反対のところにあり、とても不便。このところ、どうしても自分で運ぶようになっていました。
 ハテサテ、どうしたものか。日々思案中の私です。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
                                  ・
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 00:09
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イタリア発着便の「?」   パスポート物語 その2
 イタリア発着便の「?」
        パスポート物語 その2
                                ・
 前回に続き、パスポートのテーマとさせていただきます。私自身の紛失ストーリーではありません。直接、間接的に知っているトラブル例をあげてみます。
                                ・
1.チェックインどきに気づくパスポート持参忘れ。あるのですよ、けっこう。知人か否かにかかわらず、何人もが、これでフライト断念。期限10年の日本パスポートは赤で、同色の手帳を誤って持って行った例もあり。
2.有効期限切れ。あるいは、旧パスポートを持参してしまった。EU圏内の人が、EU国を訪れる時は、パスポートの提示不要(身分証明書のみで出入国)。そのためか、パスポートの有効期限を確認しないケースもある。
                                ・
3.パスポートを、すでに預けてしまったスーツケースに入れたまま。最近は目にしないものの、昔は何度か目撃。チェックインカウンターで大型ケースをオープンせざるをえないハメに。
4.家族のパスポートをまちがって持ってきてしまう。これもNG.フライトは無理。
などなど、実際に生じたケースばかりです。
                                ・  
 翌日、同じフライトがあり、しかも空席だってあるというのなら、明日出なおす、ともなるでしょう。今は、そういったフォローをしてくれる、と聞いています。でも、予定が狂ってしまいますよね。グループツァーへの参加なら、ひとりだけ翌日に、というのは不可能かもしれませんし。
                                ・
 皆さん! パスポート無しの海外旅行はできないので、くれぐれも御用心。有効期限の確認、その他にしっかり留意して、空港へ向かってください。「パスポートの持参まちがいなんてするわけない」の過信も禁物。しつこいくらい確かめていただきたいです。
 タカコ・半沢・メロジー
                                ・
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 23:34
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イタリア発着便の「?」   またしてものパスポート紛失
 イタリア発着便の「?」
        またしてものパスポート紛失
                                  ・
 これでいったい何回目? の大失態ストーリー、バラしてしまいます。それは、命の次に重要、とも言われるパスポートの紛失です。所持無しでは、チケットがあっても海外への発着、できません。いちばんの身分保証となるのがパスポートなのです。それなのに……。
 今までは、空港のラウンジに置き忘れたり、スーツケース引き取り場に落とす、というケースばかり。いつも、すぐ、親切な職員や日本人搭乗客のかたが気づいてくれ、ことなきを得ました。ところが、つい先日の成田空港では、とんでもない状況に陥ってしまったのです。かつてない、魔の体験となりました。
                                  ・
 空港での出国審査をすませた後(まいりました、中国人、韓国人の搭乗客が長蛇の列で。いよいよ、自動ゲート登録が必需、と実感)、トイレへ直行。長〜い列で待たされ続けたストレスか、なぜか、パスポートとボーディングカードを手にしたままでした。いつもなら、すぐ、バッグに入れるのに。
 トイレを出て、ゲートへ向かいつつ、ボーディングタイムを確認しようとしたものの、ありません! パスポートとボーディングカードが消えています。あ、トイレの中だ! 即刻戻ったものの、入ったトイレは使用中。マ、すぐ出てくるでしょう、と呑気にかまえていたのが大まちがい。5分、10分たっても、いっこうにお出ましになりません。
                                  ・
 すでに、かなりの待ち列。他のトイレが空くたびに、私は「どうぞお先に!」と伝えるのみでした。なんとも情けない……。
 ふつう、10分以上ものトイレ使用ケース、ありませんよね。気分を悪くして、中で倒れているのかも……とも案じました。声をかけようか? でも、日本語? それとも英語にすべきかしら? などと思案しているうちに、15分経過。
                                  ・ 
 こ、こ、これはヤバイ、と感じましたね、私。とうとう、そのトイレのドアをノックしてしまいました。
 が、それでもダメ。まだ出てきません。これは、空港の職員を呼ぶしかない、と察した瞬間、ようやく、若い女性がお出まし。フーッ、なんと、20分近いおトイレタイムでいらっしゃいました。
 素早く入り、無事、我がパスポートとボーディングカードをゲットの私。生き返った心地でいっぱいでした。
                                  ・
 それにしても、かのヤングレディ(20代なかばくらい)は、なにゆえ、20分間もトイレに立てこもっていたのでしょう。狭〜い場所だと妙に落ち着くタイプ? 入念なメイクをしていた? 今だに謎です。
 そんなこと考えるより、猛省しなさい、パスポート忘れに、ですよね。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
      
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 21:38
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イタリア発着便の「?」  ここまでのガングロはアンチ・クラス
 イタリア発着便の「?」
       ここまでのガングロはアンチ・クラス
                                ・
 ヨーロッパ人のステータスのひとつに、小麦色の肌、というのがあります。美しいブロンズ肌の人ほど、優雅なバカンスに徹している証し、と言われているのです。
でも、フランスの新大統領のスーパー年上奥さんほどのガングロさはどうでしょう? あそこまで焼くのは、むしろお下品、という気がする私です。
                                ・
 先だってのミラノ発、成田行き便では、思わず引いてしまうほどのガングロ日本男性がななめ席に搭乗。ブロンズをとおりこえ、しっかり真っ黒の全身でした。ごていねいにも、半ズボンのスーツ着用。脚の黒さまで御自慢のようでした。完璧に、焦げ状態!
でも、なんか不自然。避暑地での日焼け、という感じがしないのです。きっと、日焼けサロンで全身ガングロにしたに違いありません。大金、かけてるな〜、といったぐあいの激焼けさでした。 
 お連れは、秘書とも愛人ともつかないような若い女性。彼女のほうは、プチガングロ肌でした。イタリアのブランド袋をいくつもお持ちでございました。
                                ・
 さて、ウルトラガングロ氏、50代なかばでしょうか。私好みではないチョビ鬚が、なんともダサイ。品格、皆無なのです。どうみても成金レベル。右手の中指、小指のゴールドリングの巨大さも、ゲスっぽさ丸出しでした。
 きっと、お金はうなるほどあるのでしょう。一目で高級とわかるものばかり身につけてはいましたから。されど、ちっともサマになっていない。むしろ、悲しいくらい、「ヨーロッパのステータス、達成しました」と勘違いしている。辛いものがありますね、こういう日本人を目にすると。哀れ感、ヒシヒシです。
                                ・ 
 フライト中、ほぼ仲良く爆睡のおふたり。お疲れなのね、とよけいなことを想像。成田空港着どきは、みごとなほど別行動されていました。やたらウォッチングに集中したためか、いつもよりスピーディな成田着と痛感しました。
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 21:16
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イタリア発着便の「?」   空港内で生きるシニョーラの幸せ
  イタリア発着便の「?」
    空港内で生きるシニョーラの幸せ
                                ・
 どこにいてもボンヤリの私です。子供の頃から注意散漫だったことも確か。今もってまったく改善、好転していません。ミスや誤り、勘違いも実に多く、我ながら、よくぞ生きてこられた、とさえ感心します。
「アンタ! 気をつけなさいよ‼」
ミラノ・マルペンサー空港でもよく言われます。到着フロア、ある箇所のシートでのことです。ハンドバッグが開いたままだったり、パスポート(!)その他を落とした時、やさしさ、キツさが入り混じった声で諭されます。空港内のスタッフ? いえ、80近い年頃のみごとにふくよかなイタリア人シニョーラです。
                                ・
 何回も怒られている(注意されている)私は、今や顔なじみ気分。「ボンジョルノ」と声をかけるようになりました。シニョーラは貫禄いっぱいの声で「チャオ」と返してくれます。イタリアのマンマそのもの!
 いつも、大小のバッグや袋といっしょに、2〜3席分をひとり占めしてドップリ座っているシニョーラ。そうです。空港内で寝泊まり生活をしているホームレス婦人。世界的に活躍のピアニスト、フジコ・ヘミングウェイさんにどこか似た風貌。迫力、あります!
                                ・
 いつだったか、シニョーラが陣取っている席に、姿がありません。トイレにでも行ってるのね。そう思い、空港内の行きつけショップに立ち寄り、半時間ほどすごしました。その後も、シニョーラの姿なし。身の回り物も消えているではありませんか!
彼女に、なにか起こった! 胸騒ぎがして、同じショップにひき返し、スタッフに尋ねてみました。
「あ、あのシニョーラね。時々、場所を変えるのよ。そのほうがリフレッシュにいいみたい。大丈夫! すごく元気にしているから。いいシニョーラよ。決して物乞いとかもしないしね。みんな、それなりに見守っているのよ」
と言われ、安堵したものです。
                                ・
 シニョーラに同情、憐みの念はありません。偽りだらけで生きているどこかのリーダー夫人などより、ずっとずっと幸せな人生、とも感じます。
 でも、彼女が発病したり、怪我などしたらどうするのでしょう。きっと、空港内の人たちが、すぐさま救いの手をさしのべてくれるに違いない。そういう国です、イタリアは。
                                ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 23:23
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イタリア発着便の「?」  空港内で生きるシニョーラの幸せ
  イタリア発着便の「?」
    空港内で生きるシニョーラの幸せ
                                ・
 どこにいてもボンヤリの私です。子供の頃から注意散漫だったことも確か。今もってまったく改善、好転していません。ミスや誤り、勘違いも実に多く、我ながら、よくぞ生きてこられた、とさえ感心します。
                                ・
「アンタ! 気をつけなさいよ‼」
ミラノ・マルペンサー空港でもよく言われます。到着フロア、ある箇所のシートでのことです。ハンドバッグが開いたままだったり、パスポート(!)その他を落とした時、やさしさ、キツさが入り混じった声で諭されます。空港内のスタッフ? いえ、80近い年頃のみごとにふくよかなイタリア人シニョーラです。
                                ・
 何回も怒られている(注意されている)私は、今や顔なじみ気分。「ボンジョルノ」と声をかけるようになりました。シニョーラは貫禄いっぱいの声で「チャオ」と返してくれます。イタリアのマンマそのもの!
 いつも、大小のバッグや袋といっしょに、2〜3席分をひとり占めしてドップリ座っているシニョーラ。そうです。空港内で寝泊まり生活をしているホームレス婦人。世界的に活躍のピアニスト、フジコ・ヘミングウェイさんにどこか似た風貌。迫力、あります!
                                ・
 いつだったか、シニョーラが陣取っている席に、姿がありません。トイレにでも行ってるのね。そう思い、空港内の行きつけショップに立ち寄り、半時間ほどすごしました。その後も、シニョーラの姿なし。身の回り物も消えているではありませんか!
彼女に、なにか起こった! 胸騒ぎがして、同じショップにひき返し、スタッフに尋ねてみました。
「あ、あのシニョーラね。時々、場所を変えるのよ。そのほうがリフレッシュにいいみたい。大丈夫! すごく元気にしているから。いいシニョーラよ。決して物乞いとかもしないしね。みんな、それなりに見守っているのよ」
と言われ、安堵したものです。
                                ・
 シニョーラに同情、憐みの念はありません。偽りだらけで生きているどこかのリーダー夫人などより、ずっとずっと幸せな人生、とも感じます。
 でも、彼女が発病したり、怪我などしたらどうするのでしょう。きっと、空港内の人たちが、すぐさま救いの手をさしのべてくれるに違いない。そういう国です、イタリアは。
                                ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 20:37
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