RSS | ATOM | SEARCH
イタリアンな野菜たち   茎ブロッコリー
  イタリアンな野菜たち  
     茎ブロッコリー
                                  ・
 ブロッコリーのオリジナル産地が南イタリアということ、案外知られていないような気がします。野生のキャベツを改良したものだそうです。
 茎ブロッコリーは、改良前に近い形、と言われます。茎が長く、先端の花蕾が小さめなのが特徴です。日本では、「スティックセニョール」として市場にお目見えしています。
                                  ・ 
 グリーンアスパラガスのように満喫できる茎部分が大きな魅力。栄養価がさらに高いため、多食したいスグレもの野菜として評価されています。
 茹でた茎に、生ハムやベーコンを巻き、前菜とするのもオシャレ。来客用の一品としても最適です。
                                  ・
 花蕾といっしょに、パスタの具にするのもおすすめ。パスタが茹で上がる数分前に、カットした茎ブロッコリーを入れます。みじん切りしたにんにく、アンチョビも加え、オリーブオイルであえるメニューは、我が家でも定番のひとつ。大人テーストに仕上がります。
 茎ブロッコリーのフライ、というのもいいですよ。茎の部分も適宜に残し、溶き小麦粉の衣をつけて揚げます。オリーブオイルにすると、さらにおいしくなる一品。塩、あるいは、レモン汁をかけていただきます。
                                  ・
 実は、夫がブロッコリーの類を苦手としています。ただ茹でただけでは、絶対に完食しません。生活習慣病の予防に最も効力が期待される野菜だというのに……。かくいう私も、「大好き!」と言えるほどのブロッコリーではないのも事実。
 そこで、たっぷりめに食べよう、と決めた時には、ミネストローネにゴソッと入れます。長時間の調理により、ブロッコリーの姿形は、ほぼなくなります。お味はと言えば、他の野菜とミックスされ、実にいい感じ。よく使うキッチンテクニックとなっています。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 23:27
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアンな野菜たち   Agretti(アグレッティ)
 イタリアンな野菜たち  
    Agretti(アグレッティ)
                                  ・
 別名、「修道士のひげ」と呼ばれるオカヒジキに似た野菜です。ユニーク、かつ愉快な命名ですが、いかにも、といった感じ。修道士も納得しているに違いありません。
 日本で出回っているオカヒジキより少々太め。新芽だと生食ができます。ミックスサラダ用にするイタリア人も少なくありません。
                                  ・
 新芽でないと、生食はちょっとハード。苦みも出てくるため、茹でてから食べるのが普通です。おひたしにして、好みのドレッシングをかけます。オリーブオイルにレモン汁がいちばん合うようです。
濃いグリーンなので、パプリカや人参、その他の野菜と炒めると色どりあざやか。あまり細かくカットせず、ダイナミック使いするのがイタリア式です。
                                  ・ 
 魚介類などとも相性良し。いっしょに炒めて、パスタの具にしてもおいしいですよ。
我が家では、ミネストローネ用としてもいます。その場合は、短めにきざみます。入れすぎると苦みが増しやすいので注意が必要。スープ用には、ハーブ感覚で添えるようにしています。
                                  ・ 
 ローマ地方で愛食されているこの野菜。北伊では常に見かける食材ではないため、目にすると求めるようにしています。イタリアでは、まだ、このように地方色豊かな野菜が健在。郷土料理を元気なものにしているゆえん、と言えるでしょう。
                                  ・
  タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 23:04
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアンな野菜たち   Zucca(ズッカ)
  イタリアンな野菜たち  
    Zucca(ズッカ)
                                  ・
 カボチャ、です。日本カボチャのルーツは中央アメリカ原産、と言われています。16世紀ごろ入ってきたようですね。
 イタリアのカボチャには、ふたつの流れがある、とされています。ルネッサンス期以降南アメリカから渡来した丸型のものと、古代ローマ時代にもあった細長いひょうたん型。そのどちらもが、ズッカと呼ばれます。
 形のみではなく、色にもバリエーションがあるイタリアのカボチャ。オレンジはもとより、緑、黄色、シマシマカラーなど、実に多彩です。
                                  ・
 このコーナーで前回紹介したミネストローネに「必ずカボチャを入れる」というイタリア人も少なくありません。丸みが増し、豊かなテーストになります。
 我が家では好まないので作ったことがありませんが、「カボチャのトルテッリ」も有名。カボチャのピューレ入り詰めもののパスタで、マントバ地方の名産メニューです。
 パスタのみならず、リゾット用としても使われるカボチャ。これまた、夫と私は苦手なので、我が家のテーブルには登場しませんが、「大好物」というイタリア人もけっこういます。
                                  ・
 私が時折作のは、カボチャプリンです。やや手間を要するため頻繁なドルチェとはなりませんが、オーソドックスなプリンと甲乙つけがたいおいしさ、と信じます。
 カロテンやビタミン類を豊富に含んだカボチャです。風邪予防、血行促進に効果があるようですので、たっぷりと食べたいものですね。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 00:19
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアンな野菜たち  Sedano rapa(セダノ・ラーパ)

  イタリアンな野菜たち
    Sedano rapa(セダノ・ラーパ)

                                ・
 寒い季節には、どうしてもスープの登場が多くなります。ことさら作るのがミネストローネ。野菜たっぷりのスープですね。我が家では大鍋いっぱいに調理。時にパスタ、あるいはお米などを入れわけて、何日間か食べ続けます。
 なるべく多種の野菜を入れるほどおいしく仕上がるミネストローネと信じています。欠かせないのが、人参、玉ねぎ、セロリ、ポロねぎ、キャベツ、トマト……といったところ。あとは、その時ある野菜をプラスしています。

                                ・

 セロリのかわりに、セダノ・ラーパにすることもあるのですよ。直訳すると、「かぶセロリ」。セロリの仲間の野菜です。茎の部分はセロリに似ていますが、食べるのは肥大した根の部分。ちょうどかぶを大きくして、ゴツゴツになっている感じです。
 お味は、セロリよりまろやか。香りもマイルドで、万人好みと言われています。セロリが苦手な人でも大丈夫! お子さん向けメニューとしても向いています。

                                ・

 見た目のゴツさよろしく、表皮がかたいのも特筆。厚めに皮をむいて調理します。ミネストローネ用には、1〜2株あれば充分。他の野菜と同じくらいのサイズに切って煮込みます。
 セロリのように生食とする家庭も少なくありません。千切りにしてから、レモン汁を加えた水にさらします。水気を除いて皿に盛り、好みのドレッシングでいただきます。

                                ・

 まだトライしたことがないものの、ゆでてからマッシュするレシピもあります。ヘルシーでオシャレなつけあわせメニューとなりそうですね。
 ミネラルとビタミンが豊富な冬野菜。見かけたら、ぜひ調理してみてください。

                                ・

 タカコ・半沢・メロジー 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 20:37
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアンな野菜たち   Puntarella(プンタレッラ)
 イタリアンな野菜たち
   Puntarella(プンタレッラ)
                                ・
 冬が旬の花菜です。キク科、チコリの仲間とされています。ネーミングの原型は、Punta(先端、とがった端、刃先)でしょう。ギザギザの葉が特徴のインパクトある野菜です。
 チコリの仲間とはいえ、シャキシャキ感はこちらのほうがずっと上。加えて、ちょっぴり苦味があり、日本人も好きのテーストだと感じます。
                                ・
 最も多用されるのは、フレッシュサラダ。トレビスや赤チコリ、その他と混ぜて仕上げるといいでしょう。カラフルで華やかなサラダとなります。
 ただ、少しアクがあるので御用心。水につけてのアク抜きをしてください。その時、適宜に切ってから行うのがイタリア式。葉が丸まり、目にも楽しいサラダの演出をしてくれます。
                                ・
 このミックスサラダ菜に、オリーブの実や茹で卵、アンチョビ、その他をプラスするのもおすすめです。パスタやリゾット、スープのあとには、このメニューを添えれば充分。栄養のバランスも文句なしです。
 加熱調理にも向いています。魚介類や肉、キノコやネギ、その他とオリーブオイル炒めをしてもいいでしょう。ただし、あまり加熱しないことがポイント。生食野菜なので、サッと炒める程度にしてください。
                                ・
 イタリア名は「プンタレッラ」ながら、日本だと英名の「アスパラガスチコリ」とつけられていることもあるかもしれません。ちょっと見は、水菜に似ていて、日本人にも親近感がわきそうな野菜ですよ。
                                ・
 タカコ・半沢・メロジー
  
 
                                ・
   
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 23:45
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアンな野菜たち    Senza testa(センツァ・テスタ)
 イタリアンな野菜たち
        Senza testa(センツァ・テスタ)
                                  ・
 ユーモアやジョーク好きなイタリア人です。他の国民以上にセンスがある、と実感します。料理にしても、「おー!」と叫びたくなるユニークなネーミングがありますよね。「スパゲッティ アッラ プッタネスカ」がいい例。「娼婦のスパゲティ」ですからね。オシゴト後、朝、あるいは昼前帰りのおねーさんが、ありあわせの食材(トマト、アンチョビ、ケーパー、オリーブの実)で作ったパスタのネーミング。愉快な発想です。
                                  ・
 今回の野菜の直訳もドキリ。なんたって「頭無し」ですから。なにゆえ、このようなネーミングとなったのでしょう。私なりに考えてみました。
 日本のナバナに似た青菜ですが、チーマ・ディ・ラーパ(ブロッコリーラーブ)の仲間。赤カブから改良されたアブラナ科の野菜です。チーマ・ディ・ラーパがつぼみをつけ、食材として活用されるのと異なり、センツァ・テスタは葉だけが生育。そのため、「つぼみ無し」、イコール「頭無し」となったのではないでしょうか? あくまでも私観。実際のところは不明です。
                                  ・
 さて、この食材、どのように調理するのか。味わいに異なりがあるものの、コマツナのように茹でるのがふつうです。適度な辛さが特徴。若干、日本の辛し菜に似ているかもしれません。
 おひたしとして魚肉料理にそえるなら、オリーブオイルとビネガー、あるいはレモン汁で調味するといいでしょう。マヨネーズも合うかもしれませんね。また、ミネストラやミネストローネの具としても使えます。ゆがいてからオリーブ油で軽く炒め、パスタの具としてもおいしいですよ。
                                  ・
 まずはニンニクをサッと炒めてからにすると、より味わい深くなります。シンプル、かつ、ローカロリーなヘルシーパスタと言えますね。
                                  ・
  タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 22:40
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアンな野菜たち  Rosmarino(ローズマリノ)
  イタリアンな野菜たち
    Rosmarino(ローズマリノ)
                                ・
 直訳すると「海の薔薇」。なんともロマンチックなハーブ名を受けたローズマリーです。ところが、日本語訳だと「マンネンロウ」とのこと。ちょっと味気ない命名、と感じますね。
 地中海沿岸が原産。つまり、イタリアやフランス、ギリシアなどの海辺では、あちらこちらに大木が生育しています。挿し木で増殖したり、暖かい地では露地でも冬越しが可能なため、みごとに育ち続けるのです。
                                ・
 強めの香りが特徴で、魚肉料理の臭み消しにもってこい。ことに、各種肉のバーベキューどきのハーブとして欠かせません。小枝を束にしてオイルをつけ、ハケのようにして肉につけて使うのがイタリア風です。
 また、じゃがいも料理にも絶妙な味つけとなります。オーブン、あるいはフライパンでローストやソティをする際、いっしょに加えます。じゃがいもにマッチして、病みつきのおいしさとなりますよ。
                                ・
 ローズマリーの香りが、アルツハイマー病の予防効果を期待できる、という説も強いイタリア。それを信じる私は、ずいぶんと前から実家に大木を植えています。小枝に切り、カップに入れて、各室へ置きました。ことに、両親の寝室には多めに。父や母が認知症が生じないまま旅立てたのは、そのため? いえいえ、そうは決めつけられません。ただ、刺激のある香りが、脳を活性化させるのに一役かっているような気がします。
                                ・
 オリーブ油やビネガー、ワインなどに枝をつけこむのもおすすめ。料理を作る時に使えば、香りづけの役割を果たしてくれます。
バスタブに小枝の束を入れてもいいですよ。香りの成分は、各種の優れた精油を含んでおり、リフレッシュ効果、お肌の引き締めパワーがあるそうです。
 小鉢植えでもかまいません。ぜひともローズマリーを育ててみてください。
                                ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 20:53
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアンな野菜たち  Limone(リモーネ)
  イタリアンな野菜たち
    Limone(リモーネ)
                                ・
 リモーネとはレモンのことです。果物に属するでしょうし、イタリアが原産地でもありません(インドから東南アジア、とされています)。それなのに、イタリアの食生活に欠かせない食材であることにまちがいなし。我が家でも、決して欠かすことなく常備しています。                              
 イタリアに持ちこまれたのは、10世紀頃、とのこと。アラブ人がシチリアで広めた、と言われています。今でもシチリア島で大生産されています。レモンの砂糖漬けは、古くから島の名産として人気です。
                                ・
 我が家では、ミラノ風カツレツのような揚げものはもちろんのこと、多くの魚肉メニューにレモンを絞っていただきます。爽やかなジューシーさが脂身とマッチ。おいしさがグーンと増すのです。レモン汁をかけるため、下調理用の塩は少なめにします。減塩対策としても好適ではないでしょうか。
                                ・
 ドレッシング作りでも、ビネガーよりレモンが定番。オリーブオイルとの相性もバツグンなため、塩、コショーを少々加えただけで充分です。飽きのこないドレッシングとしておおすすめいたします。
 レモン皮もよく利用するイタリア。ことに、肉の煮込み調理の仕上げに、すりおろしを入れたりもするのですよ。プロから伝授された隠し味、となっています。
                                ・
 皮といえば、レモンチェッロ。レモン皮を使ったリキュールです。南伊のソレント半島で作られていますが、イタめし人気で世界的に知られるようになりました。キリッと冷やしたものを食後に飲むのがイタリア風。消化にいいらしく、毎食後の慣習となっている人たちも少なくありません。
                                ・
 それにしても、日本国産のレモン、まだまだお高めですね。実家近くのスーパーでは、なぜかいつも1個198円(プラス物品税)。イタリアでは数個買えます。レモン王国、と言えるでしょう。
                                ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 20:48
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアンな野菜たち    Pomodoro(ポモドーロ)
  イタリアンな野菜たち
       Pomodoro(ポモドーロ)
                                  ・
 中南米、とりわけアンデス高地が原産とされるトマト。今では、すっかりイタリアンな食材化、とも言えますよね。伊語だと「ポモドーロ」。「黄金のリンゴ」の意味です。
 かつて、『イタリアのすっごくおいしい!』という拙著で、1冊丸ごとのトマトストーリーをまとめました(現在は、光文社文庫より出版)。そのなかでも記しましたが、イタリアに出回るトマトの種類の多いことといったら! 生食用、調理用、そして保存食用などとして、実に多種が栽培、市販されています。
                                  ・
 日本では、生食用が圧倒的ですよね。しかも、キレイな丸型が主流、と感じます。イタリアだと、最も好まれるのが、ソース用のサンマルツァーノ種。細長い形をしています。完熟後に収穫され、加熱調理用にもってこい。酸味とうまみ成分に富んだおいしさです。
最もベーシックなのは、バジルの葉といっしょに煮込んだトマトソース。缶詰のホールトマトとはまた異なるフレッシュな味わい深さが大きな魅力です。
                                  ・
 また、スライスして、各種の魚肉、野菜といっしょにオーブン焼きや、蒸し焼きにしてもよし。パルミジャーノのすりおろし、あるいは、モッツァレッラをのせると、さらにイタリアンとなりますよ。
 トマトに多く含まれるリコピンは、加熱するほどさらにアップ。甘みも増します。イタリアでは、もっぱら、調理用トマトを求め、メニュー化するようになっています。
                                  ・
 生食の時は、「牛の心臓」という名称のついたトマトをセレクト。他の種よりお高めながら、フレッシュな味わいが気に入っています。サラダ菜、キュウリなどを使い、少々のアンチョビを添えたサラダにするのが我が家風。南欧風のメニューとなります。
 最高種の「カモーネ・サルド」を求めた時は、そのまま食卓に出すのが常。サルデーニャトマトです。丸くて小粒、みごとな甘味に満ちているため、シンプルな生食がベスト。調味もせずくちにします。
                                  ・
  タカコ・半沢・メロジー
  
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 20:50
comments(0), trackbacks(0), - -
 イタリアンな野菜たち  Zuchina(ズッキーナ)
  イタリアンな野菜たち
    Zuchina(ズッキーナ)
                                  ・
 日本でもすっかりおなじみとなったイタリアンに欠かせない野菜のひとつですね。ズッキーナとは、単数形の呼び名。Zucca(ズッカ)の縮少形で、「小さなカボチャ」という意味です。
 ウリ科のカボチャに属するズッキーニの原産地は、北アメリカ南部。ヨーロッパに伝わり、今では、ことにイタリアやフランスなどで多食されています。
                                  ・
 春から夏にかけてが旬なので、市場にもドサッと出回ります。1kg1.2ユーロ(約150円)などという最低値にすらなるほど。イタリア人たちは、キロ単位で大量買いするのが常です。ズッキーニのペーストやジャムを作るのではあるまいし、いったいなぜ?
それは、イタリアンの前菜、あるいは8つけ合わせ野菜に欠かせないズッキーニのオイルソティにするためです。やや細めの輪切りにスライスして、にんにくで香りをつけたオリーブオイルで炒めます。塩、コショー、好みでオレガノやイタパセのみじん切りを加えただけ。調理後、驚くほど凝縮されるため、ひとり1〜2本は必要となるのです。
                                  ・
 オイルとの相性バツグンな野菜です。風味が増すだけでなく、カロテンの吸収率もアップします。定番のソティのみでなく、千切りしたものをフリットするのもいいですね。溶いた小麦粉をつけ、オリーブオイルで焼き揚げます。日本の天ぷら作りとは違い、あくまでも少なめのオイルにして、カラッと焼き揚げるのがコツ。少し焦げめがつくくらいをおすすめします。塩を少々振り、レモンを絞っていただくのがイタリア式です。
                                  ・
 最近は、ズッキーニの花もお目見えの日本、と聞いています。実は私、この花が大好物! ごくシンプルに、前述のようなフリットにするのをこよなく愛しています。
 イタリアンのメニューとして名高い「ズッキーネ リピアーネ(ズッキーニの詰め物)」は、花の中にリコッタチーズや挽肉などをつめてフリットしたり、オーブン焼きしたものです。ちょっと手のこんだごちそうメニューながら、私にはしつこすぎて……。シンプル仕上げほどおいしいズッキーニ、と感じます。
                                  ・
㊟ イタリア語記だと、「ズッキーネ リピアーネ」となります。「ズッキーニ リピアーネ」とはなりません。よくまちがえられるようです。
                                  ・
  タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 21:37
comments(0), trackbacks(0), - -