- スポンサーサイト
- アドリアーナの簡単メニュー コラーゲンたっぷりのローコスト料理
-
2018.12.09 Sundayアドリアーナの簡単メニュー
コラーゲンたっぷりのローコスト料理・前回の半冷製の次にハマったのが、生まれて初めてくちにした豚皮料理。エッ! 豚皮? 豚肉のまちがいでしょ? そう思われるに違いありません。が、皮です、皮。れっきとした豚ちゃんの皮。アドリアーナに教わらなかったら、きっと生涯、永遠に求めたり、食べたりはしなかったことでしょう。
・週2回、彼女の車で、隣市の中手スーパーへ連れて行ってもらうのが恒例となりました。ある日、肉コーナーでアドリアーナが叫びました。「あった! Cotenne(コテン)‼」。エッ、エッ、エッ? 何なの、コテンって? 「これよ、これ。豚の皮。知らない? 食べたことないの?」
ないですよお、そんな〜。豚皮を食するなんて想像すらしていなかった私。つい、おぞましい……とさえ思ってしまいました。
ワンパック入りで1.5ユーロ(約200円)もしません。「作ってあげる」と求めたアドリアーナに、心のなかで「けっこうですう」と呟いたものでした。・
出されたのは、トマトピューレで煮込んだもの。少々の水を加え、豚皮がかくれるくらいにして、約2時間、じっくり弱火煮した、とのことでした。恐る恐るくちに運ぶと、ヤダ〜、おっいし〜〜いっ! トロントロンとなった皮の味わい深さといったら! たちどころに、とりことなった私でした。・
すぐ、私も求め、最初は、トマトピューレ煮込み。次は、ポトフの具として調理してみました。翌日、脂身を除いてから食べよう、と思っていたら、ないのです、まったく。スープは、ゼラチン状となっていました。「もしかして、コラーゲンでは?」と感じた私。栄養士の資格を持つ親しい友人に問いあわせたところ、「食べたことはないけど、コラーゲン豊富、しかも糖質ゼロみたい。アメリカではダイエット食らしい」とのことでした。・
ワ〜オ! 200円でコラーゲンたっぷりか、とうれしくなったものです。
アドリアーナは、こんなことも言ってました。「シチリアでは昔からフツーに食べていたのが豚皮なのよね。父なんか、毛つきの皮を無料でもらってきて、毛抜きでぬいていたものよ」。ウワーッ、おぞましいの極致。でも、おいしさとコラーゲンにひかれ、今や、よく購入、となった私。毛つきじゃなくてよかった、とつくづく感じます。・タカコ・半沢・メロジー
- イタリアなう 和食よりイタリアンがダイエット食?
-
2018.12.03 Monday
イタリアなう
和食よりイタリアンがダイエット食?・
10月なかばから11月上旬にかけて3週間ほど日本ですごしていた私。イタリアへ戻っても、日本でいただいた和食材や和食をメインに食べ続けていました。
11月中旬に入ったところで、どうもおかしい、と気づきました。すべてのパンツ、ウエスト部分がきついのです。ムムッ、太った?
久しぶりに体重を計ることにしました。すると、ギャ〜〜ッ! 日本行き前より、3キロもの体重オーバーではありませんか! なんなんだー、このデブリようは……と呆然としました。・
だって、わずか1か月で3キロのアップですよ。いったい、なぜ? 思いあたりました。和食のせいです! 大好物ながら、イタリアンに比べ、ライトなメニューが多すぎます。満腹感達成までは、大量をたいらげてしまう私です。おまけに、クレージー的に好きな和菓子もパクパク。これでは、カロリーオーバーとなりますよね。で、しっかり3キロ太ってしまった、というわけなのでしょう。
・
もう、ボディラインを気にする年齢でもなし。今さら、ダイエットなんかしたくもありません。それでも、キッツキツになったパンツ類、どうしよう……。
そんなことを考えつつ、やがて、和食ものを食べ終え、イタリアのメニューに戻りました。そうです! パスタがメイン。日替わりで、魚や肉メニューを加えます。1週間ほどして、体重計にのったら、ミラクル! 2キロほどダウンしていました。・
たった1週間で?なにかのまちがい? もう1台の古い体重計でも、まったくもって同じでした。
よくよく考えてみると、イタリアンの時は、和食ほどのドカ食いはしないことに気づきました。オリーブオイルの多用も関与してか、通常の分量でも満腹感が生じるからです。・
和食で太っても、イタリアンで体重を落とせばいいわけね。次の帰国どきも、心おきなく和食をドカ食いしよう、と思っています。
・
タカコ・半沢・メロジー
- 日本人は若いっ!
-
2012.05.10 Thursdayイタリアから見た日本 2
日本人は若いっ!
よく質問されることがあります。それは、こんなこと。
--日本人って、どうしてみんな若く見えるんだろう。中高年世代でも、20代、30代って感じの人だらけ。まったく、わけがわからない。
確かに、欧米人に比べ、年齢よりグンと若い印象を与える日本人が多いですよね。いつも拙著を応援してくださっているAさんは、シニア世代なのに、ミラノのレストランで、「シニョリーナ(お嬢さん)」と言われたことがありました。
留学記コーナーに登場のヒロコさんもしかり。シエナでは、もっぱら、「20代か、はたまた30代か? ひじょうにミステリアスな年齢」と噂されているそうな。
先日帰国した時、久々に再開したY氏は、近々50歳になるというのに、ギクッ! まるで大学生そのものの若々しさ。それって、なんか、ズルイ。つい、ズル目のマルしたくなりました。
イタリア人によると、若々しく見える要因は次のようなものらしいです。
・シワが少ない(そ、そ、そうでしょーか……)
・体型がほっそりしている(すべて、ではないと思うけど……)
・おハゲが少ない(アデランスのおかげでは?)
・おデブがいない(ありえないっ!)
・若作りのファッションをしている(確かに!)
この分析、どう思いますか?
- 脱原発をしないことへの疑問
-
2012.04.04 Wednesday
イタリアから見た日本
脱原発をしないことへの疑問
日本ほどではないにしろ、イタリアもまた、かなりの地震国です。そのためもあるのでしょう。昨年の大震災に対して、今だ親身な気づかいの言葉を受けます。「その後、被災地の状況はどう?」と、心から案じてくれるのです。そして、こう続くのが常。
―今でも悲惨きわまりないのがフクシマみたいだね。原発事故が生じたというのに、なぜ、日本は脱原発の宣言をしないのだろう。原爆が落ちた唯一の国なのに……。
そのとうり! 反すセリフもないのが本音です。アーそれではいけない! いつも、こう返答しています。
―国民の大半は、今や脱原発派なのよ。でも、利益優先の政財界が、国民の声を無視し続けてるってわけ。
すると、こう問われることが多いですね。
―国民投票をすればいいじゃないか。なんだって!? 原発に関しての国民投票、なし?
信じられない……。じゃ、市民革命くらいの変革運動が必要だよね。原子炉の存在は、いつだってリスクが伴うんだから。
あれほどの大事故があり、今もって、少しも好転していない状況の数々なのに、脱原発とならない不思議さ。とっくに脱原発を実践しているイタリアにとっては、「深い謎」としか考えられないようです。
この話題になるたびに、改めて、国民パワーの差を感じざるをえない私です。