RSS | ATOM | SEARCH
イタリアなう   一週間ごとの猛暑と涼風の北伊
 イタリアなう
       一週間ごとの猛暑と涼風の北伊
                                  ・
 この8月の北伊。1週間ごとに猛暑と快適気候の繰り返しでした。
 日本から戻った8月1日からは、異例の高温の日々。連日、35度くらいの厳しい暑さに悩まされました。早朝から30℃を超えましたからね。北伊では、そうそうないほどの記録的な激暑と言えます。
                                  ・
 それがしっかり1週間続きました。もう、どうしてくれよう、というくらいの過酷さは、まるで地獄の日々。スイカ、その他、安くておいしフルーツがなかったら、生きていけなかったことでしょう。そして、ペリエ。何年か前より、盛夏にはペリエで暑さ対応をするようになっています。毎食ごとに、中瓶を1〜2本空にするのが常。ところがフランス産ゆえ、イタリアではけっこうお高い。1本200円ちょっとです。時にはひとりで一日に数瓶飲み干すため、不経済もいいところ。でも、夏バテ予防となっているような気がして、今や、盛夏に欠かせないペリエとなってしまいました。
                                  ・
 さて、翌週。フランスからの来客があるため、猛暑のままだったらどうしよう、と恐れていたのに、意外な気象の変化。少々の雷雨が訪れたのを機に、ありがたくも涼風に恵まれ始めたのです。気温もイッキに下がり、25〜26度。天国のイタリア、と狂喜しました。
 空は早くも初秋もよう。このまま本格的な秋へ突入してくれますように! そう祈念したものです。されど、それは単なる甘い願望にすぎませんでした。8月なかばから、残暑の襲来。日中はなにもする気になれない高温となってしましました。またしても、キンキンに冷やしたペリエとスイカ三昧。この夏は、ペリエで大出費、となっています。
                                  ・
 それでも、早朝は、ひところの30度超えなど無し。25度くらいだし、湿気が少ないので爽やかです。晴天の初秋ムードはより高まっています。でも、8月下旬には再帰国の私。もう少しイタリアの晩夏を満喫したいものの、実家のケアは必需。リクガメたちだって、芝生のエサばかりではかわいそうです。
                                  ・ 
 もう、父も母もいない実家。半年前までは、いつもスリッパをそろえて待っていてくれた父のことを想うと、心が痛みます。それでも、親が残してくれた家があるのは幸せ。そう考えながら、イタリアを発つことにします。梅雨のような異変のあと、厳しい残暑の東京、などとなっていないといいのですが……。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:09
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアなう  極上料理を仕上げるコツ

 イタリアなう
        極上料理を仕上げるコツ
                                  ・
 結局……と、今さらながらにわかったことがあります。それは、「料理をおいしく仕上げるポイント」です。なんとも遅すぎますよね、このトシになって気づくなんて。でも、知らないままよりはマシ、と思うことにしましょう。
 そりゃ、良質の食材使いがモノをいうことは、ずいぶんと前から悟りました。オリーブオイル、ワイン、塩などの調味料にしても、ハイクオリティにすればおいしくなります。食いしん坊な私は、食品類にはけっこう出費。服、その他のものは我慢して、かなり良い品を求めるように努めています。
                                  ・
 でも、絶品、極上料理作りには、それだけが重要ではないのですね。実は、煮込み料理や、各種のソース作りに必要なスープストックこそ、いちばんのポイント、と気づいたのでした。
 自慢じゃありませんが……いえ、みごとな自慢、自負そのものながら、私のスープ作りはかなりウルサイ。骨付き肉に、各種の野菜、ハーブを加え、長時間かけて仕上げます。大鍋にたっぷりと仕込み、2〜3回かぶんのコンソメスープとして味わいます。
 これはもう、美味! そこらのレストランのコンソメにも負けない、と自惚れているほどです。野菜とハーブ、そして肉の味が凝縮され、心身にやさしいスープ、と実感します。
                                  ・
 煮込み料理などに用いるスープは、ブイヨンの素を溶いて使っていました。ところが、つい先日、手作りスープにしてみたら、改めて開眼! 調理後のお味が、まったくもって異なるのです。みごとな味わい深さとなっているではありませんか!
 そうか! 評判のレストランは、こういったスープで料理を作るんだ‼ 決して、ブイヨンの素などは使わないのね。そう痛感したものでした。
                                  ・
 皆さん! ぜひ、手作りスープで調理してみてください。きっと大賛辞を得ることでしょう。なんのリアクションもなかったとしたら、その人は味知らず、味オンチ。次からブイヨンの素、としてもいいかもしれませんね。いや、いや、料理は自分でも楽しむもの。できるだけおいしく仕上げるにこしたことがない、と信じます。「食べる悦び、生きる悦び」ですから。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:44
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアなう  地獄のイタリアと覚悟してたのに……
  イタリアなう
    地獄のイタリアと覚悟してたのに……
                                  ・
 6月の1か月弱を日本ですごした夫と私。ちょうど梅雨時期ゆえ、さぞかし湿気が多い不快な日々、と決めこんでいました。ところが、本格的な 雨に見舞われたのはたった一日のみ。みごとなカラ梅雨で、なかなかすごしやすい気象でした。こういう日本の6月、というのも珍しく、大喜びの我々。実家のメンテナンス対応も、けっこうはかどりました。
                                  ・
 逆に、ヨーロッパは異例の猛暑、との報道。6月だというのに、「パリ 37℃」などと報じられていて驚きました。ドイツやオーストリアまで、カラカラの高温続き、とのこと。ポルトガルやスペインでの山火事のもようもテレビのニュースで目にしました。
 イタリアもかなりの猛暑日が多かった様子。水不足も案じられている、と知りました。まだ初夏なのに、この先が思いやられる。快適な日本ですごしたあとは、さぞかしこたえることでしょう。ましてや、暑さが大の苦手ときている我々にとってはハード。これはもう、かなりの覚悟が必要、とおののきつつ、日本を出国したものです。
                                  ・
 それなのに、ミラノ着直前の機内アナウンスには耳を疑うのみ。夕刻とはいえ、「現地の気温は、18℃とのことです」とは! 28℃のまちがいではないか、とさえ感じました。
 でも、到着したミラノは、やはり涼しい。18℃そのものでした。どうやら、日中、本格的な降雨に恵まれた由。そのため、イッキに大幅な気温ダウンとなったことが判明しました。ラッキー! こんなにうれしいことは、そうそうありません。決して、日頃の行いがいいわけでもないのに、なんという大ツキでしょう。猛暑の去ったイタリアへ戻れ、幸せな心情となりました。
                                  ・
 その後も、最高気温は23〜24℃。湿気も少なく、誠に爽やかな日々です。とはいえ、近々(7月なかば)また帰国の私。今度こそ、厳しい猛暑に悩まされることでしょう。人生、いいことばかりではない、とは思って受け入れるしかありません。
〈追記〉
 高原バカンス気分。天国みたい。などと感じていたのに、シビアな現実が到来しました。7月4日あたりから、猛暑の襲来。日中は30℃近くの高温となってきました。湿気が少なめなのは助かるものの、やはり暑い。イタリア戻りの7月28日からの数日間が夢のようです。人生、そうそう甘いものではない、とうことでしょう。
                                  ・
  タカコ・半沢・メロジー
  
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 20:39
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリア発着便の「?」  マイレージのポイント、どうする?
 イタリア発着便の「?」
  マイレージのポイント、どうする?
                                    ・
 いいような、悪いような、と感じることもあるマイレージのポイントです。フライトするたびに貯まるのは確か。両親のサポートで、1か月に1〜2回の帰国を重ねていたため、ポイントのみはプチ大尽と言えなくもない私です。それだけ出費が多く、「キャッシュ、ないわけだわ」と痛感もします。
                                    ・
 貯まったポイントをどうするか? 無料チケット、商品、金券に換える。その他、各種の特典の活用がありますよね。私はいつも、無料チケット派。ビジネスクラスへのポイントに到達するまでひたすら待ちます。
 父の他界前後は、ことさら日伊の往復が続いた私。通常より早く、ポイントが貯まりました。航空運賃がハネ上がる盛夏どきのフライトで活用しよう。そう考えて、アリタリアのコールセンターへ電話したのは4月のことです。ところが、ミラノ→成田便は希望の日がとれるのに、成田→ミラノ便はダメ。あろうことか、「ポイントによる特典利用だと、8月25日まで席がありません」と言われてしまいました。購入するチケットと異なり、大きな制限がある、とのこと。1フライトで、ごくわずかな席数しか与えられないそうなのです。マ、当然、とも感じますけど。
                                    ・
 どうしたらいいのでしょう。エコノミー席だってバカ高にハネ上がるチケット購入しか手はない? ところが、コールセンターのスタッフがひとこと。「キャンセルが生じるかもしれないので、後日、問い合わせては?」。
時折、妙な素直さとなる私です。「願えば叶う」と思うことにしました。でも、盛夏の無料キャンセルなんて、そうそう、ありそうにないでしょう。ダメモトで再び電話をしたのが5月末。すると、ミラクル! キャンセルが出て、ほぼ、希望どうりの日程によるフライト予約が叶ったのです。
                                    ・
 あるのですねえ、こういうことも。コールセンターの人からも、「ラッキーね、あなた」と言われました。そのとうり! ふつうなら、どんどん先延ばしのフライトとならざるをえないのがポイントを使っての無料チケットの入手です。2〜3年で使用期限も訪れるため、結局、無効になった、という人も少なくない、と聞いています。
 今回の幸運は、亡き父からのサプライズプレゼント。そう思うことにしています。
                                    ・
 タカコ・半沢・メロジー 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:07
comments(4), trackbacks(0), - -
イタリアなう  うるさいイタリア、サイレントな日本
 イタリアなう
  うるさいイタリア、サイレントな日本
                                  ・
 ちょうどいい、というのはなかなか存在しない、と再実感の夏到来です。
 イタリアもずいぶんと暑くなってきました。今年は、5月下旬から高温に到達。27〜28度となってきて、盛夏そのもの。ですが、湿気がさほど高くないため、動かないぶんには汗も出ません。
 7月、8月もこんなままなら、快適。昔から暑さが大の苦手な私でも、クーラーつけずにすごしていけるでしょう。マ、甘い願望ですね、これは。
                                  ・
 ともかく、すでに窓はオープンして過ごしています。イタリアでは、大半の過程がクーラー無し。我が家は一台のみありますが、性能がもうひとつなうえ、私が好まないため、あまり利用しないのです。
 けっこう涼しげな風と共に、飛びこんでくる音、音、音。まずは、マルの吠え声。番犬でもないのに、見知らぬ人が通るたびにギャンギャンとうるさい!それにつられ、周辺のワンコたちも吠え出します。
 犬どもの騒音がおさまったかと思うと、今度は、あちらこちらから芝生を刈る音。日本の芝刈り機よりはるかにパワーあるものなので、音もハンパじゃありません。
                                  ・
 そんなこんなしているうちに、前方宅を訪れた孫たちのにぎやかな声が聞こえてきます。マルのようなワイルドっ子のクリスチャン(3歳)がまた、ウルサイ!加えて、同じ町内住まいの親せきたちがよく訪れ、すべて声が大きい、ときています。彼らにとっては通常の会話が、我々には怒鳴り声としか感じられないほどなのです。ああ……。
 反して、日本。実家周辺の静寂さといったら!人間、住んでるの? と不安になるくらい。それもそのはず。今では、ほとんどが80代の超高齢者層がメインの居住者となっているからです。なーんの音も入ってこないので、夫は御機嫌。「ここは天国!」と喜んでいます。
                                  ・
 私? けっこう複雑。あまりに静かすぎて、なんとなく人工的。人間らしい生活が欠けているような気もします。
さて、イタリアと日本、どちらがいいのか?中間が好ましいのですけどねえ。そういうのはないのが人生、ということなのでしょうね。
 タカコ・半沢・メロジー  
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:35
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアなう   ケンのさくらんぼ、大豊作
 イタリアなう
  ケンのさくらんぼ、大豊作
                                    ・
 さくらんぼの季節ですね。正式名は「西洋実桜」とのこと。欧米が原産なのでしょうか? ヨーロッパでは、日本以上の種類を目にします。日本よりお安いのも確か。旬の時期には、大いに満喫することができます。
 今年は、なおさら。なぜなら、我が家のさくらんぼの木に、たわわな実をつけたからです。そのみごとさといったら!植えて10年ほどとなりますが、今だかつて、ここまで無数の実がついたことはありません。
                                    ・
 実は、この木、「ケンのさくらんぼ」なのです。ケンが旅立った時、日本の桜の木を植えたかった私。希望していたソメイヨシノ種は、大きめのものしか見つかりませんでした。そこで、かわりに、イタリアのさくらんぼにした、というわけです。小さな小さな木でした。その下でケンは眠っています。
 1年、2年……とたち、少しずつ成育。やがて実をつけるようになったものの、数はわずか。摘み取ろう、と思っているうちに、すべて野鳥に食べられてしまうことが大半でした。ケンと仲がよかった野鳥たちなので、それもまたよし、としています。
                                    ・
 ところが、今年の実は無数。しかも、今までになく完璧、かつ、しっかりと実ったさくらんぼなのです。日本の「佐藤錦」と「アメリカンチェリー」を足して2で割ったような感じ。お味、ですか? 前2種の上をいくおいしさ!新鮮な甘さ、果汁もたっぷりで、市販のさくらんぼの比ではないほどです。
 例年なら、少し虫食いが生じるのに、今年は皆無。消毒などいっさいしていないだけに、あまりのみごとさに驚愕します。ツヤとハリに満ちたレッドカラーも美しく、「世界一のさくらんぼ」という気さえしてきました。
                                    ・
 きっと、ケンから我々へのプレゼントなのでしょうね。甘酸っぱい想いと共にさくらんぼ三昧をする初夏。野鳥たちのぶんも、ちゃんと残しておくことにしましょう。ケンも大喜びするに違いありません。
                                    ・
  タカコ・半沢・メロジー 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 20:53
comments(2), trackbacks(0), - -
イタリアなう   25年前の手紙こそ宝物 
  イタリアなう
        25年前の手紙こそ宝物
 
 なんということでしょう。ちょうど25年前の手紙が出てきました。亡き父からの一通。四半世紀も前のものなんて……。こんなこともあるのですね。
 少し厚めの封筒には、たくさんの切手が貼られていました。母の手によるものでしょう。歌舞伎ものと、柴犬柄の切手7枚。少々、コレクションしていた母なので、そこから選んだに違いありません。
 宛名は、隣り町。現在の家の建築完成までの半年間、仮住まいしていたアパートの住所となっていました。懐かしい! 上の階には、かなり年を重ねた親を持つ、親孝行の少年がいたっけ。希望していた測量士の仕事について、年老いた両親を助けているかもしれない。などと想いをはせたものです。
 父からのエアメールの中には、事務所開業の通知も同封されていました。停年後のすごしかたとして、母が提案して始めたものです。実家の庭に、小さな事務所を設置した、とのこと。趣味も無きに等しい父の晩年を考えての母による決断でした。
 私とは大違いで、いつもていねいな字を書いていた父。添えてあった手紙も、まるで印刷された活字のようでした。バカがつくほど生真面目な父だった、と改めて痛感します。
 母とふたり、オママゴトのようにスタートの事務所。「皆さんに喜んでもらえれば」と、奉仕的な作業に徹していました。考えてみると、私はなにひとつ手伝わなかったな。年寄りふたりで大小の苦労が続いたことでしょう。ことに、秘書、兼、事務員を担当の母はなおさらだったはず。家事だってこなしていたので、大変だったに決まっています。
 災難による大骨折で母が倒れた2年半前。父は事務所の閉業を決意、決行。25年前の手紙では、「生涯現役を目指したい」と書かれていましたが、それは叶いませんでした。
 その後続いた父と母の入退院と多くの療法。ずいぶんと辛い晩年とさせてしまいました。もう少しラクな余命とさせてあげたかった。そう考えると、いたたまれません。父と母は、はたして幸せだったのでしょうか?
「どうであれ、親との別れには悔いが残る」。親しい友人が言っていました。そうなのだろう、と思います。そして、それでいいのかもしれない、という気もします。
 ともかく、貴重このうえない亡父の手紙。いちばんの宝物、想い出として大切にします。
 タカコ・半沢・メロジー
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:15
comments(2), trackbacks(0), - -
イタリアなう  さようなら、イタリアの美容室

 イタリアなう
        さようなら、イタリアの美容室

 

「昔はよかった」
 つい、そんなふうに感じることのひとつが、イタリアの美容室です。イタリア、というより、私の住む地、と言うべきでしょうね。
小さな田舎町のためか、はたまた、30年以上も前だったせいか、めちゃ安でのヘアカット&ブロー料金だったのですよ。日本円にして、数百円くらいのところだってありました。それなりの仕上がりですが、私にしたら満足、納得。こんな低料金に、文句など言えませんでした。

 

 だいたい、髪なんて、必ず伸びてきますからね。悲惨なスタイルにカットされても、死ぬわけじゃなし。少し我慢すればいいんだ。そのくらいの美意識欠如、オンナを捨てたモードの私なのです。
 ところが、ユーロ導入と共に、すべてが倍額以上にハネ上がってしまったイタリア。ヘアサロンとて同じです。町内で最も安いところで15ユーロ(約1800円)。評判のいいところは、30ユーロ以上もとるようになりました。


 これって、おかしい!  夫が行く理髪店は、12ユーロ。以前より少々値上がった程度なのに、なにゆえ、美容室はここまでハネ上がったのでしょう。どうも釈然としません。もう、イタリアでカットするのはやめよう、と思いました。サロン内でのおしゃべり、質問攻めにも、けっこう辟易としてきたところですし。

 

 幸か不幸か、亡き父が入院中の病院近くで、1,000円料金のサロンを発見! ヤッホー、のうれしいお値段です。ただし、洗髪なし、ブローなし。おまけにカットタイム15分以内、とのことです。一瞬、迷ったものの、「死ぬわけなし」感覚のもと、セミショートにカットしてもらいました。
 結果?  マ、やはり、それなり、ですね。でも、泣きたくなるほどのひどさでもありませんでした。これは、いい!  次は、ベリーショートに挑戦しようか、と考えているところです。どんどん、イタリアの美容室が遠のいていくことでしょう。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 
 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:53
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアなう   日伊のリクガメ、目覚めた春

 イタリアなう
  日伊のリクガメ、目覚めた春

 

 この春の北イタリア、例年より早めの暖かさ到来、と感じます。4月、5月にありがちな異例の低温日も訪れていません。4月なかばから、半袖ですごせるほどとなっています。
 そのためでしょう。庭のリクガメの目覚めもずいぶんと早い。日本から戻った4月初めには、大半が冬眠からさめ、庭を歩き回っていました。

 昨年から庭に放した子供ガメたちも、4月中旬にはお目覚め。4年目を迎えます。4匹いたものの、1匹はすぐ逃亡してしまいました。現在は、成ガメ4匹、子ガメ3匹となっています。
 

 実家のリクガメたちは、どうしているでしょうか? もう、冬眠からさめた頃だとは思います。家主だった父亡きあとの状況、察しているのか否か。芝生がのびているはずなので、エサの心配はない、と思ってはいます。
 それでも、主のいなくなった庭では、カメたちも不本意ではないか。つい、そんなふうにも考えてしまいます。
 長い間、庭の片隅に、カメ用の場所を設置していました。大工さんに頼んでの立派なカメ小屋。皮肉もこめ、「カメ御殿」と名づけていた私です。リクガメなんか、もっと自然のままのほうが幸せなのに……。でも、父の楽しみだったので、あえてくちは出しませんでした。

 

 庭中を芝生にしたと、すべてのカメを小屋から出してフリーにさせました。サンルームのリクライニングチェアに座り、何時間も庭のカメたちの姿を追っていた父。飽きることなく眺め続けていたものです。
 カメさんたち、長いこと御苦労さま。あなたたちのおかげで、父は95近くまで生きることができた。お役目は、みごとに果たしてくれたのよね。これからは、いつも可愛がってもらえる家庭で飼ってもらうのがいちばん。責任をもって、里親さがしに励もう、と誓いました。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:07
comments(2), trackbacks(0), - -
イタリアなう  今年のパスクア、特別な想い

 イタリアなう
  今年のパスクア、特別な想い


 毎年変わるパスクア(復活祭)の日。今年は遅めで、4月の中旬でした。その時期に再帰国、と考えていた私。でも、アリタリアを初めとする各航空会社のチケット代があまりにも高額なのでビックリ! いつもの数倍のフライトもあり、中旬の帰国を断念したのです。その後、パスクア休暇による来日者の多さが要因と判明。日本ブームのすごさを確証の想いです。


 パスクアにちなんだドルチェが並んでいます。鳩の形をしたドライフルーツ入りケーキ「コロンバ」や、「Uova pasquali」(ウォーヴァ パスクアリ)と呼ばれる卵型の大小のチョコレートが代表的。ですが今年は、どうも心が動きませんでした。「コロンバ」が大好物だった父と母が、もうこの世にいないからです。

 

 パスクア時期に帰国した時は、必ずコロンバを持ち運んだ私。ごく素朴な焼き菓子なので、特別な味わい深さはありません。それでも、父母は大喜び。「こんなにおいしいお菓子が他にない」などと狂喜したものでした。あの賛辞は、大箱を持っていった娘へのねぎらいだったのでしょうか。あるいは、年寄りのくちに合う軽さが気に入っての言葉?今となっては、問うすべもありません。そして、こうも想ってしまいます。

 

 年齢を重ねるにつれ、父と母はなにかと心細く、不安で寂しかったに違いない。もっとたくさん、そばにいてあげたかった。イタリアを引きあげ、いっしょに暮らすべきだった。
 もう、すべて叶わないこととなってしまいました。何を願い、何を悔いたところで、親には伝わりません。さいごのさいごまで娘想い、娘孝行の父と母だっただけに、自分のふがいなさばかり感じ、辛いです。

 

 病弱だった愛犬のケンが逝った時、一生分の涙を流した私。秘かにこう誓いました。「親の時は、ここまで泣かない」。守り通しているものの、こんなことにも気づきました。本当の寂しさや虚しさ、そして辛さは、自分だけしかわからない、と。特別な想いが生じた今年のパスクアでした。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 23:50
comments(3), trackbacks(0), - -