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イタリアなう   マルケージ氏の逝去に想う
 イタリアなう
      マルケージ氏の逝去に想う
                                  ・    
 年の瀬、イタリア料理界の巨匠、グァルティエーロ・マルケーージが永眠しました。88歳での旅立ち、と多くのメディアがいろいろ報道。20年余前、仕事でインタビューしたことがある私は、なにかと胸に迫るものが生じたものです。
 訃報の3か月ほど前のことだったでしょうか。再帰国のフライトで隣席だったイタリアの著名シェフ、サルドル氏から、マケストロ(巨匠)のぐあいが良くないことを聞かされました。でも、まさか、その後、こんなに早く去るとは考えてもいませんでした。
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 世界的に有名となった「黄金のリゾット(ミラノ風リゾットに金箔を添えたもの)」や、ウニ添えのスズキ料理、まるで天使の羽みたいなクッキーを配したソルベ(シャーベット)、などなど、当日ごちそうになったメニューの数々は、決して忘れられません。なによりも素材優先をモットーに、メニュー作りを続けてきたマケストロならではの極上のお味でした。こんな話をしてくれたのも、深い印象として残っています。
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「ずいぶんと、伝統の和食から学んだものですよ。プライベートで、何回か来日。それは得るものが大きかった」
 マエストロは常に、「おいしさだけではダメ」と説いていました。「より自然な状態でつくることがなによりも大切」と。これこそがイタリアンと和食に通じる重要なポイント、と確信します。
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 私が訪れた時も、たくさんの料理人やソムリエ担当者を教授していたマルケージ氏。何人かに、「マエストロはどんな人?」と問うや、こう返ってきたものでした。「やさしいノンノ(おじいさん)そのもの」。頂点まで登りつめた人物ほど謙虚で寛容、と悟ったものです。
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 前述のサルドル氏は、当時のマルケージ氏の年齢(60代なかば)。奇しくも、こう語っていました。
「これからは、若者の時代。次に続く料理人たちを育てることをメインにしていきたい」
 イタリアっていいな。いつだって人間らしさが満ちている。マエストロの氏は、改めて多くのことを教えてくれた気がします。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 23:29
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イタリアなう  リクガメが逝くほど暖かかった冬
 イタリアなう
  リクガメが逝くほど暖かかった冬
                                  ・
 1月中旬、我が家でいちばん美しいリクガメが突如、冬眠から起き始めました。例年なら、最も厳寒どき。冬眠の真っ最中だというのに……。25年くらい飼っていて、こんなことは初めてです。
 目をさましたばかりのためか、夫が目撃した時は、体を転倒させていた、とのこと。すぐ体位を整えてあげたものの、無理矢理土の中に戻すわけにもいきません。自然の摂理、と考え、そのままにしておくこと数日。
 すると、動作が止まり、死んでしまったのです。
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 なぜ、リクガメが冬眠から眼をさましたのか? やはり、異例ともいえる暖冬気候のためとしか考えられません。いつもなら、1月、2月はマイナス気温の日が多い当地。ところが、年明けから暖かくなり、日中は6〜8℃くらい。こういう冬、というのも珍しいのです。北伊の気象らしくありません。
 逝ってしまったのは、年長のメス。みごとなほど完璧なボディ、そして、最も人なつっこいカメでした。卵もたくさん産んでくれ、何匹の赤ちゃんカメをプレゼントしてくれたことか。なんと無念でなりません。
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 腹立たしいほどの寒さとは無縁のこの冬。晴天日も多く、すごしやすかったのは確かです。でも異例の高温による弊害が生じてしまいました。長年、いっしょにすごした大切なカメが犠牲になったわけです。
 なんとか助けられなかったのか? 不自然でも、我々の手で土に埋め、冬眠を続行させるべきだったのでしょうか? 親の他界どきと同様、悔やまれることばかりが次から次へと浮かんできます。
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「ペットは死んだ時がな〜あ…」と夫がポツリ。まさに、そのとうりです。思えば、ケンは12月の厳寒どきに旅立っていきました。もう、10年以上前のことです。虹の向こうでは、父と母、ケン、そしてリクガメが仲良くすごしているでしょうか?
 マルが合流するのは、数年以上あとにしてほしい、と切願せざるをえない昨今です。
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 タカコ・半沢・メロジー 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 00:03
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イタリアなう   昔、昔の恋人、そして男友達

 イタリアなう
       昔、昔の恋人、そして男友達
                                ・  
 告白してしまいます。昔、昔、恋人がいて、その人は、イタリアのみならず、世界中で有名な男優でした。今の若い世代では、知らない人もいることでしょう。現存していれば、90代なかばにさしかかる高齢さ。ずいぶんと前に、惜しまれて旅立ったイタリア人です。
                                ・
 その人の名は、マルチェッロ・マストロヤンニ。ソフィア・ローレンとの共演映画でも名高い人でした。
 父ほどの年齢の彼と恋人の仲になったのはなぜか。説明はつきません。あまりに名高い相手ゆえ、秘めた恋だったことだけは確かです。さいごは、こんなふうでした。
                                ・
 ある日、東京のカフェテラスで、バッタリ再会。周囲の目もあるため、長ばなしはできません。あいさつていどを交わしただけでした。喜劇映画にも数多く出演の彼でしたが、本質的には孤独なタイプ。哀愁をおびたまなざしで、私を見つめ続けたものでした。
秘めた恋はもの悲しい。それだけに、心の奥底にしみ入るもの。そんなふうに感じつつ、その場を去った私です。
 それがさいご。別れの言葉も告げないまま逝ってしまった彼。私たちの恋は、ふたりだけの想い出として残るだけとなったのです。
                                ・
 と書いて、エーッ⁉ 本当? 信じられない‼ と思われる方々ばかりでしょう。
 そうなのです。これは、夢。ごくごく珍しく、鮮明なストーリーとして覚えている夢をみたのは、12月の寒い日でした。これはもう、文字として残すしかない。そうでないと、きっと、すぐ忘れてしまうでしょうから。
                                ・                           
 ペンをとっていると、他のことに気づきました。かなり昔、マストロヤンニにちょっと似た男友達がいたのです。80年後半の年齢のはず。もしかしたら……。彼がこの世を去った? そんなふうにも思えてきました。
 人生ははかなく短い。人はみな、いつか絶えるものなのですよね。北イタリアの冬の朝。ことさら寒さが身にしみました。
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 00:04
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イタリアなう  カレンダーにみる日伊の大差 
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      カレンダーにみる日伊の大差
                                ・
 日本では、10月あたりから手帳やカレンダーが店頭に並んだりしますよね。翌年からのものなのに、なんとも気が早い。そう感じるのは、私くらいでしょうか。というのも……。
 イタリアだと、12月に入らないとお目見えしないのが常。ことに、銀行や店で配られるカレンダーは、年末近くになってからやっとというケースも少なくありません。
                                ・
 考えてみると、両極端な気もチラホラ。11月末あたりがちょうどいい、と感じる私です。あまり遅い入手だと、先の予定書き込みなどできませんから。
 我が家は、町内の薬局、そして、隣町の家電販売店のカレンダーが重宝しています。どちらも、日程明確。そしてメモしやすくなっているからです。キッチン、そしてトイレに吊るすのが慣習となっています。
 日本の実家では、いつだって居間にも吊るしています。しかも、かなり大判のカレンダーです。メモ欄が多いのを好んでいた父でした。
                                ・
 イタリアの家庭では、リビングルームはおろか、キッチンやトイレにも下げたりしません。なぜか? 「美しくないから」となるのですね。つまり、あまりにも実用的すぎて、美的感覚をそこなう、というわけです。せいぜい、地下のカンティーナ(貯蔵室)にお義理的なキープをする程度。ほとんど月めくりされないまま吊るされていたりします。
 この差、すごいとは思いませんか? 美意識の高い(高すぎる?)イタリアの国民性がうかがえます。イタリア人ではない我々は、カレンダー、大活用。これからも同じ、と信じます。
                                ・
 ところで、各室にくずかごが見られないのもイタリア。それはもう徹底しています。やはり、美意識からくるものらしく、当初は「不便。そこまでしなくてもいいのに」と感じたものです。
 今はけっこう慣れてきて、書斎とトイレルームにしか置かなくなりました。システムキッチンの中にくずかごが内臓されており、ほとんどそこにポイ。そして、庭には、大きなダスティーボックス設置、というのがイタリアです。
 世界各国、カレンダーやくず入れにも、さまざまなパターンあり、ということなのですね。    
                                ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:27
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イタリアなう  アイロンはバカ安に限る!
 イタリアなう
       アイロンはバカ安に限る!
                                  ・
 昨今の家電の脆さを感じたことはありませんか? イタリアで市販のものばかりなのでしょうか。どうも長持ちしなくなった気がしてなりません。
 特に掃除機。今まで、何機の買い換えをしたことでしょう。そこそこのお値段のメーカー品を求めてもダメ。保証期間がすぎたあたりから、あちこちにガタがくるのです。そこで、何年か前より、高品質とか言われるお高めはパス。100ユーロ前後にして、頻繁な買い換えに徹しています。
                                  ・
 アイロンとなると、そうはいかないかしら。そう感じ、スチーム万全システムのドイツ製にしました。これは、けっこうもちましたね。その後のイタリア製も大満足。3年ほど前「寿命」がきて、コンピュータ内臓の新システムものにしました。その気まぐれな作動といったら! 
 好調な時は、みごとなスチームでプレスできるのに、コンピュータのご機嫌によるのか、プログラム化しない時もあり。イラつきます、ストレス多大。だからコンピュータなんて大っキライ、とわめき続けたものです。
                                  ・
 よーし、アイロンも、安いのにトライしよう! まちがってもテックのロジーを配した最新システムのものは買わないぞ。そう心に誓い、下から2番目のローコスト品を購入。ごくごくシンプルなスチーム作動品です。これ以上はない、というくらい簡単に使えるのも私向きです。
 お値段? 40ユーロ(約5200円)が、セールで半額。つまり20ユーロでゲットしました。なんだか、おもちゃのアイロンみたい……。でも、9ユーロのものだってありましたよ。さすがにそれはパスしましたけれど。
                                  ・
 さて、20ユーロのアイロンの性能はいかに? いいんですよ、これが。アナログっぽい使用法も私好み。コンピュータ式ではないぶん、ストレス皆無で使えます。でも、きっと、命短し、のアイロンなのでしょうね。保証期間は2年。そこまで活用できたら、御の字でしょう。2か月くらいで壊れるのではないか、と想像する私って、家電への信頼感ゼロ派かもしれませんね。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:16
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イタリアなう  イタリアの柿、父への想い
  イタリアなう
   イタリアの柿、父への想い
                                ・
 晩年の父が求めた柿の木に、たくさんの実がつきました。まだ父のいた昨年の晩秋には、たった4個しか実らなかったのに。「来年はきっと、数多くつくぞ。楽しみだなあ」と呟いていた父の顔が浮かびます。なぜ、もう少し生きていてくれなかったのか。つい、無常さが生じてしまいます。
                                ・
 10月から11月にかけての3週間余、夫と共に日本ですごしました。無数の柿に複雑な想いのまま、もぎ続けた日々。見た目はみごとなのに、味がもうひとつ。きっと、天候不順だったからでしょう。父がいたら、残念がったに違いありません。そうか。父のいない庭となってしまったので、柿も悲しんでいるんだ。そんなふうにも感じたものです。
                                ・
 イタリアへ戻り、我が家の柿に目をやると、あまり実がついていません。去年は豊作もいいところで、毎日、心ゆくまで満喫できたというのに。
 実は、この柿、数年ほど前に父が選んでくれた木。ホームセンターの園芸コーナーにあったものです。父が荷造してくれ、イタリアへ持ち運びました。スーツケースに入ったくらいなので、さして大きな木ではありませんでした。
                                ・
 ところが、すぐに成育。そして、たくさんの実をつけ始めたのでビックリ!さらなる驚きが、お味です。日本でも味わえないほどのおいしさなのでした。豊作だった昨年は、いくつも日本へ運び、父にも食べさせたものです。「これは、これは!」と、申しぶんない味に大喜びの父でした。
 実の数は少ないものの、今年の柿は、さらなるおいしさ。日本でも味わったことがないほどのオリジナルテーストでした。父はもういないけど、柿にはたっぷりの父の想いがある。昔から、こよなく柿を愛していた父のことがさらによみがえった晩秋でした。
                                ・
 タカコ・半沢・メロジー 
  
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:14
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イタリアなう  メランコリー、一時ストップ
 イタリアなう
   メランコリー、一時ストップ
                                  ・
 もう、日本の実家への電話も必要がなくなった私。気がラクになった、と言えるのでしょうか。どうも、そうは思えません。毎日、親の安否をうかがって電話をしていたほうが、ずっと幸せだった、と感じます。
 母が急逝して2年余。父を見送って半年近くになりました。今だ、別れを素直に受け入れられない自分がいます。娘の私に、なんの苦労もかけないまま逝ってしまった親を想うと、「なぜ?」とさえ恨めしさが生じたりもするのです。身勝手な感傷、と知りつつ……。
                                  ・
 親なんて、子供にさんざん世話になってから去るべきではないか。そんなふうにさえ思え、どうも平常心となれないままです。
 そんな折、頻繁にかかってくる電話。なんと、アルバニアから! 「電気、ガス料金の別システム化しませんか? グッとお安くなりますよ」のプロモーションと言い張ります。「けっこうです」「その気、ありません」と何回断ってもダメ。昼食タイム、あるいは夕刻、週末にかかってくることが多いのです。
 時には、カタコトの伊語による会話。イタリアの電気、ガス会社に加入しているというのに、なぜ? 人件費が大幅に安いため、アルバニア経由にしている親企業によるもの、との説がありますけど、信用していません。
                                  ・
 そこで、ミラネーゼ夫人のティナに相談してみました。モンテナポレオーネ界隈住まいのリッチなマダムです。
「私はね、こう返すようにしてるの。“今、シニョーラは不在です。戻りましたら連絡するように伝えますから、そちらの番号、教えてください”と。あるいは、“これ以上かけてきたら、しかるべきところに訴えますよ”と強気で告げる時もあるわよ」
 さすが、ミラネーゼの奥様。メイドさんのふりをしたり、毅然とふるまったりと、柔軟強硬なるリアクションの数々に感服。しばし、メランコリーさが消えたものでした。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
 メランコリーは一時ストップです
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 23:47
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イタリアなう 幸せにしてくれる食材とは?
 イタリアなう
  幸せにしてくれる食材とは?
                                ・
 執念、執念。鬼の執念、岩をも砕く。そんなふうに、心のなかで呟き、自然、笑みがこぼれそうになる私です。
なぜって、待ちに待った生ポルチーニ茸が、ようやくお目見え。イタリアの誇る高級食材ゆえ、それなりのお高さながら、旬は一年に1回のみです。エーイ!と求めました。9月早々から秋深くなったため、ひょっとすると、なかばあたりから出回るかもしれない、と大期待していた私。
 ところが、下旬になっても目にしません。オーバーな表現と言われようと、一日千秋の思いで待ちわびていたのです。
                                ・
 今日こそは、と出かけた9月25日。ありました!小さな箱に、松茸のごとく並べられた生ポルチーニ茸。「特価」と明記されており、1キロで25ユーロ(約3300円)。松茸よりは安価ですが、他の茸類よりずっと高値です。それでも、イタリアの秋いちばんの楽しみがこの生ポルチーニ茸。くちにしないではいられません。
                                ・
 服やバッグ、アクセサリー、そしてメイク用品には、まったく執着がないものの、食べることとなると別。最も出費を重ねてしまいます。こういうライフスタイルというのも、いかがなものかとは思いますが、もはや慣習化してしまいました。
 半キロ弱求めた生ボルチーニ茸。2〜3回のメニューとして登場させられそうです。いつもなら、最初は、オリーブオイルでシンプルにソティ。軽く塩をふった後、レモンを絞って食べるのが常です。その後、パスタやリゾットなどの具として活用させます。
                                ・
 今年は、夫がポレンタを所望。生ポルチーニ茸をふんだんに使ったソースがいい、とのこと。近々、また日本行きとなる私なので罪滅ぼしムードで、リクエストに従うことにしました。これで、心おきなくイタリアを発つことができます。
 なんだか、ポルチーニさまさま、という気分にさえなりました。やはり、幸せにしてくれる食材なんだ、と再実感したものです。
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 タカコ・半沢・メロジー   
    
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 23:00
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イタリアなう  秋のなかった北伊でのハプニング
  イタリアなう
  秋のなかった北伊でのハプニング
                                  ・
 ここ何年か、「四季のなくなったイタリア」とも言われています。春と秋の季節を感じる時期が少なくなった、と。日本でも、似かよった気象。とも案じられていますよね。世界的な異変かもしれません。
 今年もまた、然り。9月に入ったとたん、北伊などは晩秋そのものでした。大半の人たちが、真冬の着衣姿だったのも驚きです。例年なら、残暑日もある9月なのに、こんな低温というのも奇妙。少時間ながら、1日に1回、降雨が続いた時もありました。
                                  ・
 我が家の庭も、湿ったまま。水まきの必要はまったく無しです。ふと、室内履きで芝生の上を歩いてしまった私。足を滑らせ、転落しかけました。寸前でのセーフだったものの、どうやら、軽い捻挫の様子。右足でした。
 さしたる痛みもなく、ヤレヤレ。10年ほど前に、左踝を強く捻挫した酷体験があるため、若干のトラウマとして残っているのです。いつものように、買いもの、家事に対応、午後からは、読書などをしてすごしいました。
                                  ・
 と、夕刻に突然、激痛が発生。その痛さのほどといったら、とても文字では表現しきれないくらいです。10年前の時より、はるかに痛い。なにしろ、まともに歩けないほどだったのです。
 どうしよう……。数日後には、再帰国にむけてのフライトをしなければなりません。キャンセルするか、車椅子による移動しかない、と案じまくりました。
                                  ・
 10年前の捻挫は、日本でのハプニング。重要なアポが3件入っていた帰国の歩行どきのことでした。痛さをこらえ、3件の約束をこなした私。それがいけなかったのでしょう。翌朝は左足が腫れあがり、歩くこともできませんでした。長いこと痛みが去らず、辛い想いをしたものです。捻挫を軽くみてはいけない、とつくづく悟りました。
 そのため、今回は、すぐに専用クリームを塗って就寝。激痛で眠れないかもしれない、と不安でしたが、いつもどうり熟睡できました。
                                  ・
 そして、翌朝。恐る恐るベッドから降りると、ミラクル!ウソのように激痛が去っていました。いったい、昨夕からの痛みはなんだったのでしょう。今回の捻挫は、不幸中の幸い、ですみました。が、夫によると、「加齢も関与の発症。トシを考えて行動しろ」。アンタに言われたくないわ、と返しておきました。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー  
 ケガにご用心ですよ
  
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 23:09
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イタリアなう  イタリアから運ぶ日本茶
 イタリアなう
      イタリアから運ぶ日本茶
                                  ・ 
 今年も、静岡から新茶が届きました。熱心な読者さんであるK子さんのお気づかいによるものです。もう、何年にわたってのことでしょう。10年以上、続いているのはまちがいなし。ありがたさのほど、改めてかみしめています。
 この日本茶、絶品のお味なんですよ。日本一、いえ、世界一と断言したいほどのおいしさ。香り良し、味わい深さバツグンで、ついつい何杯も飲んでしまいます。イタリアでも、オールシーズン、毎日の日本茶を欠かせない私にとって、いちばんのドリンクとなっています。
                                  ・
 和のブーム、日本食大人気のイタリア。「テ ジャポネーゼ」、あるいは、「テ ヴェルデ」の名称で日本茶が出回っています。ところが、最後まで飲みほしたいとは思えないお味ぞろい。イタリア人のなかには、シュガーを入れての「だまし飲み(?)」派も少なくありません。                                 
 ともかく、K子さんより届く日本茶にクレージーなのは、この私のみにあらず。亡き父母も、絶賛しながら愛飲し続けていたものです。両親が健在どきは、実家へ大量にいただいたりもしました。なによりもの最大級な贈りもの、と言えます。
                                  ・
 昔から「お茶ファースト」の亡母や私と違い、父はさして飲みませんでした。水分補給に努めないタイプだったのです。ところが、K子さんの日本茶だけは別。ことに晩年は、「こんなにおいしい飲みもの、他にない」と連発して、おかわりの催促を重ねていました。高齢者の水分不足は命とり。どんなに助かったことでしょう。表現しきれないほど感謝しています。
                                  ・
 近々、再帰国の私です。「お父さん、大好きだった日本茶、持っていくからね」と呟き、一部をパッキングしてスーツケースに入れました。
 初盆です。好物の鰻といっしょに、K子さん日本茶を供えることにします。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:04
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