イタリアンレシピ
ステーキ仕立てのキノコ
イタリアの誇る食材のひとつ、ポルチーニ茸の季節となりました。ドライものは、一年中出回っているのですが、生ポルチーニは秋が旬。日本の松茸ほどではないにしろ、かなりお高いのが難ですけど、この時期にしか満喫できないため、無理をしても求めます。
先日見かけた生ものは、けっこう小ぶり。でも、身厚でいかにもおいしそう!5個で約1000円ほどでした。最もシンプルなソティ、つまり、ステーキ仕立てにして味わいました。
なんのことはありません。オリーブオイルで焼くのみ。塩を少々ふりかけた後、レモンを絞って食べます。身が厚かったので、半分にスライスしての調理としました。豊かな香りと絶妙なお味といったら! 松茸に負けない贅沢なテーストと断言できます。
このステーキ風メニュー、日本のキノコ類にも活用できることでしょう! 大きめのシイタケなんかもってこい!エリンギだっていいかもしれませんね。
ポイントは、やはり、良質のオリーブオイル。エキストラヴァージンがおすすめです。フライパンを熱し、やや多めの量をしいてから、こんがりと焼きあげてください。ただし、焼きすぎには御用心。せっかくのフレッシュなキノコが台無しになってしまいます。
我が家はレモンを絞るのが常ながら、日本だと、すだち、柚子、カボスなどでもいいでしょう。香酸かんきつ類なら、なんでもよく合うと思いますよ。
ちなみに、イタリアでは、生ポルチーニのメニューはメイン扱い。魚肉料理と同格の皿、とされています。旬の季節に訪伊されたら、パスタ料理のあとにポルチーニを注文されると粋ですよ。
タカコ・半沢・メロジー