レシピ
じゃがいも炒め小悪魔風
『ワンべジ料理で健康ダイエット』(芸文社)というムック料理本、ごらんいただいているでしょうか? 5年ほど前に出版された一冊です。サブタイトルは「キレイにやせて美肌を手に入れる!」。やたらカンタンな野菜メニュー41、そして、素朴きわまりないローカロリーなドルチェ9、計50品を紹介しています。すべて私が作り、フォトにおさせてもらいました。
各メニュー、伊語記に日本翻をつけました。それを、この本お手がけの女性編集長がオシャレにアレンジ。「まるごとズッキーニ団子」「そのまま大根サラダ」「落としキャベツローズマリー風」「いにしえの修道院ビスケット」「赤ワイン漬けの酔っぱらい栗」、などなど、思わず笑みがこぼれる楽しいネーミングが勢ぞろいなのですよ。
今回の一品も、実に愉快でしょ。南伊バジリカータ州のマテーラに古くから伝わる家庭のメニューです。
材料(ふたりぶん)
じゃがいも 中2個 唐辛子 1本 オリーブオイル 大さじ2 塩 少々
1.じゃがいもを皮のまま、ややかために茹でる。
2.皮をむき、5mm弱の輪切りにする。
3.オリーブオイルをひいたフライパンを弱めの中火で熱し、ちぎった唐辛子を軽く焦げつかせる。
4.充分に冷めたじゃがいもの輪切りを加えて炒め、塩で調味して仕上げる。
作り方
ピリ辛料理には、アラビアータ(怒った)とか、ディアヴロ(悪魔)の語がついたりするイタリア。このメニューは、ディアヴォリッキオ(小悪魔)となっています。
唐辛子には、老化予防やがん予防効用があったり、エネルギー代謝を促進し、体内の脂肪を分解してくれる働きがあります。美と健康もプラスの食材なのです。
タカコ・半沢・メロジー