イタリア発着便の「?」
マイレージのポイント、どうする?
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いいような、悪いような、と感じることもあるマイレージのポイントです。フライトするたびに貯まるのは確か。両親のサポートで、1か月に1〜2回の帰国を重ねていたため、ポイントのみはプチ大尽と言えなくもない私です。それだけ出費が多く、「キャッシュ、ないわけだわ」と痛感もします。
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貯まったポイントをどうするか? 無料チケット、商品、金券に換える。その他、各種の特典の活用がありますよね。私はいつも、無料チケット派。ビジネスクラスへのポイントに到達するまでひたすら待ちます。
父の他界前後は、ことさら日伊の往復が続いた私。通常より早く、ポイントが貯まりました。航空運賃がハネ上がる盛夏どきのフライトで活用しよう。そう考えて、アリタリアのコールセンターへ電話したのは4月のことです。ところが、ミラノ→成田便は希望の日がとれるのに、成田→ミラノ便はダメ。あろうことか、「ポイントによる特典利用だと、8月25日まで席がありません」と言われてしまいました。購入するチケットと異なり、大きな制限がある、とのこと。1フライトで、ごくわずかな席数しか与えられないそうなのです。マ、当然、とも感じますけど。
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どうしたらいいのでしょう。エコノミー席だってバカ高にハネ上がるチケット購入しか手はない? ところが、コールセンターのスタッフがひとこと。「キャンセルが生じるかもしれないので、後日、問い合わせては?」。
時折、妙な素直さとなる私です。「願えば叶う」と思うことにしました。でも、盛夏の無料キャンセルなんて、そうそう、ありそうにないでしょう。ダメモトで再び電話をしたのが5月末。すると、ミラクル! キャンセルが出て、ほぼ、希望どうりの日程によるフライト予約が叶ったのです。
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あるのですねえ、こういうことも。コールセンターの人からも、「ラッキーね、あなた」と言われました。そのとうり! ふつうなら、どんどん先延ばしのフライトとならざるをえないのがポイントを使っての無料チケットの入手です。2〜3年で使用期限も訪れるため、結局、無効になった、という人も少なくない、と聞いています。
今回の幸運は、亡き父からのサプライズプレゼント。そう思うことにしています。
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タカコ・半沢・メロジー