本ブログ、終了のごあいさつ
マルの前、一緒に暮らしていたジャーマンシェパードのケンが16歳になつたときのことでした。病弱で生まれついた犬だったのに、細く長く生きてくれ、ひょっとしたら永遠の命だってあるかも……とさえ錯覚したものです。 そんなことは全く無く、半年くらいたって旅立ったケン。物事には、全て終わりがある、と改めて悟ったものでした。
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長い間ご覧頂いた私のブログも、いつか終わりが訪れる。そんなことを考えていたとき、管理人氏より、お手がけ引退のお申し出。いつも、イラストまでお描きくださっていました。このかたがいらしてこその拙ブログ。いい機会と感じ、終了させていただくことに致しました。
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かつては、ホームページから始まり、やがてブログへと移行。長年にわたり、ご愛読、応援してくださった皆さまに、心より深く感謝の気持ちを伝えさせて頂きます。本当に、本当にありがとうございました!
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まだまだ収束のみえないコロナにも、必ず終わりが訪れます。あと少しの辛抱です。どうか、希望を持って、一日一日を楽しく過ごしてくださいませ。マルとともに、イタリアから、皆さまの幸せを願い続けています。
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タカコ・半沢・メロジー
▲ラベンダーの香りが、心を癒します
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素敵なステッカー
今、アドリアーナから送られてきたステッカーです。挨拶状で、
笑顔が良い一日とユーモアを招く、というメッセージです。
なんだか気に入りました。
*さすが、アートの国イタリア、素敵なデザインですね!
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アドリアーナ家の次女、ジャダは、服飾関係の学校で、デザインを学んできました。
以前お伝えしましたが、ネットにアップすると大反響。注文が多数入ったほど。
そのジャダ、先頃ローカル新聞の取材を受け、かなり大きな扱いを受けました。
ジャダのデザイナーとしての箔もついたことでしょう。将来が楽しみですね。
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免疫力付けのつもりが精力増進?
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2年が過ぎても、好転、収束のきざしがみえないコロナ禍。オミクロン株の発生で、日本も感染拡大が増す一方、と聞いています。ここイタリアでは、3回のワクチン接種も進み、いくらか感染減少の傾向チラホラの昨今です。私も、昨年末に、ブースター接種を済ませました。
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それでも、まだまだ安心できない状況下であるのは確か。接種したから感染しない、などということは無いので、引き続きの予防徹底が必須でしょう。
加えて、免疫力付けも重要、と痛感。自分なりに調べて、蜂蜜やナッツ類が効果的、と知り、一年以上、常食するようにしています。
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ここにきて、さらなるミラクル免疫パワーありのものを察知。それは、デーツ!ナツメヤシの実、てすね。疲労回復、栄養補給のみならず、免疫抗体を作る働きかけがある、というのですから素晴らしい! 中近東や北アフリカの特産品で、「天国の果物」とまで呼ばれているドライフルーツです。
さして、大好きとまではいかないものの時折求めて口にしていました。でも、毎日とまではいかず、いつも忘れた頃に、エコノミー品質を買っていたものです。
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砂漠でさまよった時、一日一粒食べるだけで生きのびられる、とさえ言われるデーツ。免疫力がつくからなのてしょうね。少しだけなら犬にもいい、と知り、老犬マルにも与えました。
すると、数日後、私の腕でのエッチが再開! 人間なら90過ぎくらいのノンノなのに、、、。ひょっとして、デーツのせい? マレーシア在住のY子さんが、すぐ調べてくれました。なんと「精力増進ともなるそうですよ」。う〜ん、それで、アラブ男性はお盛んイメージが強いのでしょうか?
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でも、今更、マルのムラムラ全開となられても困ります。その反面、あと2〜3年、元気でいてほしい。どうしたものか、実に悩ましいです。
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タカコ・半沢・メロジー
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旧フォトがもとでジェンダー
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昨年の夏の帰国で、スマホデビューせざるを得なくなったおかーさん。入国時のコロナ水際対策用の特別ハイヤー予約、そして、自主隔離時の厚生省からのコントロールで必須だからだったそうです。
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直接教わっての使用じゃないため、当初はストレスがマックス。マ、今だって、ちゃんと使いこなせているわけじゃないけどね。検索とメール送信は、マアマアできるようになった、という程度です。 管理人さんに作業してもらっているブログは、わりとコマメにチェックするようになったおかーさん。が、とんだ「飛び火」を受けるハメになりました。
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ある日、「このブログの画像一覧をみる」のところをクリック。管理人さんが描いてくれている大好評イラストの数々と一緒に、ボクのフォトもチラッ。亡くなったおとーさんが手配したものばかりなので、3年以上前のものです。一瞬、しみじみと見入った後、こんな発言をされちゃった。
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「アンタって、純白へアがふっさふさとワンコだったのよね〜え。どのマルチーズよりもリッチなけなみだったそれが唯一無二のとりえだったのに、、、」
なんなんだ〜っ、その嘆き発言! それって、老犬ジェンダーそのもの。あまりにも失礼がすぎる! 告訴ものだー。とかいう意識の高さ(?)は持ち合わせていないボク。何でもオーケーのお気楽犬なので、「そっすか〜。もう14歳だからね。こんなもんでござんすよ」と聞き流しました。
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おかーさんは、ボクの背中あたりが気になるらしい。でも、顔はまったく変わりなしの毛並み。いーじゃん、これで。と、おかーさんを慰めている毎日です。
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タカコ・半沢・メロジー
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5?のコロナ太りとなったら、シビアにダイエットしよう、と決めていました。今のところ、なんとか3?のままで止まっています。じゃ、いいや〜。食事制限しないままでいよう。ラッキー! などと思っていたのが甘かった。次なる深刻な事態が生じています。
それは、体型のめちゃ崩れ。ことに、お腹回りがとんでもない状態となっています。ウエストがゴム製のパンツ類しかはけなくなってしまったのです。お気に入りのパンタロンなど絶滅。何十年か変化しなかったウエストサイズに大変化が発し、悲しくてなりません。
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どーしてくれる、この悲劇! 非、責任はどこに? と訴えたい!! コロナです、コロナ。すべて、それに尽きます。コロナ禍さえなければ、ウエストフィットのパンタロンだって身につけられたに違いありません。もう、被害甚大。何着かのゴム扱いパンツを購入せざるをえず、想定外の出費となりました。中国、そして、中国に忖度して感染を拡大させたWHOに弁償してもらいたいっ!
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実は私、パンタロン大尽なのです。かつては激安もいいところだった県内のチェーン衣料店で、ダンピングそのものの破格ものを、ワンサと買い集めていました。メジャーなブランドものでも、1〜2ユーロだったのですよ。130〜260円! サイズ残り、何シーズン遅れのウエスとフィットのパンタロンばかりでした。
その数100着に近いほど。スタンダードもののみゲットしたため、今でも充分に通用します。
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ただ、何年か前より、ウエストがゴム入りのカジュアルパンツ派に転向の私。デザイン的にも、クラシカルなものより、スポーティなジャージ製などにひかれ始めました。そして、ここにきてのコロナ太り、かつ体型の大崩れ。超ローコストなパンタロンは、物置きがわりともなっている地下室のダンボールで眠ったままです。新品なので処分も惜しい。どーしたらいいのでしょうか〜あ。
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タカコ・半沢・メロジー
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「新年は、何を食べましたか?」。こんな質問を受けています。元旦恒例のイタリア伝統料理といえば、レンズ豆。お金がたまるように、と小粒豆をくちにするのが定番です。
レンズ豆によく合うとされるコテキーノもいっしょ。豚足を模したソフトサラミです。
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縁起ものメニューと感じ、毎年食べ続けていました。犬にまで与えて……。でも、まったくもって、御利益無し。お金なんて、ちっともたまりません。せっせと求めている宝クジやスクラッチにしてもダメ。レンズ豆の縁起なんてウソじゃん、となり、今年はストップ。ふつうのメニューとしました。冷凍魚貝ミックスでのリゾット。悪くありませんでしたよ。
日本からは、お正月料理の写真がスマホへ入る日々。食器類も和の趣があり、やたらと魅力的でした。いいなー、和食が恋しい、となりました。
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そんなある時、町内のマンガオタクの女性、ロベルタ(40代なかば)から、隣町の寿司店行きを誘われました。みごとなタイミング! すぐさま快諾したものです。
モダン、かつ、スマートな若い中国人経営の寿司店でした。ほぼ期待して行かなかったのに、マアマアの味わい。合格点をつけられるほどでした。もちろん、日本ほどのネタ数はありません。サーモンやマグロ、エビなどがメインでしたが、なかなか新鮮。なによりも御飯の炊きぐあいがよく、感心しました。
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ひところの「なんちゃって寿司店」とは大違い! クォリティがアップ、と言えるでしょう。
この頃は、どのスーパーでも、寿司パックがお目見え。中規模以上のスーパーだと、イートインの寿司コーナーもあるほどです。 私は買ったり、その場食いはしたことがありませんが、なかなかの人気。寿司にクレージーなアドリアーナの娘たちも「おいしい!」と賛辞しています。すっかりイタリアにも定番の寿司、ということでしょう。
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タカコ・半沢・メロジー
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珍しく、アドリアーナとふたりっきりで外食しました。大ショッピングセンター内のレストランでのランチ。「ここはね、けっこうおいしいのよ。娘たちも、よく食べに来てるみたい」と、おすすめの一店みたいでした。
看板メニューのひとつである「サラトーネ」を注文。直訳すると「大サラダ」。具だくさんのサラダで、いわゆる一品メニューとしても成立します。何種かあるうちのスモークサーモン盛りを頼みました。プラス、じゃがいものオーブン焼き、という注文です。
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大皿に盛られたサラダの上に、スモークサーモンがドサッ。いかにものリッチさです。具だくさんのサラダの内容は、ルコラ、その他数種のサラダ菜、トマト、キュウリ、ボイルドポテト、アボガドでした。これは、文句なしの美味さ! パンもつくので満腹になりました。
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たいそう気に入った私。少し工夫して、再現してみました。スモークサーモンと相性のいいケッパーを添え、ドレッシンもモビネガーではなく、レモン汁に変更。やはり、サーモンとよりマッチするような気がするからです。プラス、オリーブの実も加え、よりイタリアンぽく仕上げてみました。
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このメニュー、ゲスト用としても、すごく便利。スモークサーモンをエビにしてもいいかもしれませんね。けっこうインパクトのある大サラダゆえ、来客メニューでも、あと一品、簡単な品を添えるだけでいいでしょう。
このサラダのポイントのひとつは、角切りにしたアボガド、と感じます。それなのに、あまり好まないアドリアーナは、「ズッキーニのグリルにしたものに変えてもらえる?」なーんて頼み、こちらがギクッ。
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そんなことしてもらえないと信じていたのに、ちゃんと希望どうりにサーブされました。ちなみに、この大サラダの料金は15ユーロ(約2000円)。でも、食べごたえ、満足度充分のメニューでした。
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タカコ・半沢・メロジー
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夏の日の朝、マルとの散歩で、恒例コースとなっている自然道を歩いていました。森林内の天然泉のわく場所に達する魅力的な道です。老犬マルは、いつもここで用足しをするのが慣習となっています。今のところ、実にコンスタントに、リッパな(?)カッカをしてくれるので助かります。
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突然、少し先に、乗馬姿光景を目撃。こちらに近づいてきたのは、アッという間でした。真っ白な大型犬もいっしょです。馬に乗った若者が、「大丈夫! 何もしないから」と声をかけてくれました。大型犬大好きなマルは、むしろ、大歓喜。大小が、ボディタッチしてのあいさつを交わしていました。
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と、ビーックリ! 赤ちゃん馬もいっしょではありませんか! 「わー!」と歓声を上げると、「生まれて、ちょうど10日目」と言うのです。なんという愛らしさ。そして、すでに、りりしさもそなえている美しい仔馬でした。歩行訓練をしているそうです。どこかのダレカさんと違って、みごとオーナーに従って歩いていました。マルも、こんなだったらどんなにいいことか、とタメ息さえ出ました。
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とにかく、文句なしに可愛い赤ちゃん馬。最も、どんな動物でも、生まれた直後は愛らしいですよね。ハイエナでさえ同じ、と感じます。人間だと、すべてのベビーが可愛いい顔つき、とは言えませんよね。でも、おブス系赤ちゃんが成長するにつれ美しく変化、という実例もずいぶんと知っています。
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さて、可愛くない動物の赤ちゃんは存在するのか? いました! マルです、マル。外見は、それなりにマルチーズのパピーでラブリーでした。ですが、どこかフテブテしいところが最初からありましたね。成長するにつれ、自立心ばかり増し、アンティパテコ(感じ悪い)犬と化したマル。年老いたためか、頑固さも加わり、さらなるスキンタッチ拒否ぶりです。
いったい、何のために家族として迎えたのか。改めて考えこんでいます。
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タカコ・半沢・メロジー
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ボクだって、りりしいよ
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「明日のランチ、何食べたい?」
アドリアーナから、メニュー希望のリクエスト申し出を請われる電話が入りました。すっかり恒例化した週末のすごしかたとなっています。まずは、車でのお迎えで家を訪れ、愛犬や猫ちゃんたち(3匹、プラス、一時預りの保護猫赤ちゃんがゴロゴロ)に迎えられてのひととき。すぐ昼食となり、夕刻は、大手スーパーへ連れて行ってもらいます。
時には、スーパーのハシゴも満喫。また車で拙宅まで送ってもらう、というラクチンさです。
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それなのに、料理リクエストなんて……・厚かましさにもほどがある、と痛感しつつ、すぐ発してしまいました。「玉ねぎ炒めのパスタが食べたい!」と。スライスした玉ねぎをアメ色近くに炒め、白ワインとアンチョビをからめて仕上げる簡単料理ながら、絶妙なる味わい深さなのです。シンプルなほど、コツ、ポイント、タイミングを要するようで、夫ピエロしか極上の一品に仕上げられません。
わかった、わかった。そんな簡単なパスタでいいのね。と、苦笑モードのアドリアーナ。私にとっては、高級店より、はるかにおいしく感じられるのです。
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さて、翌日。やはり「最高!」のパスタでした。次のメイン料理は、オッソ・ブーコ。ボイルドポテト添えでした。私の作るミラノ風オッソ・ブーコと違い、セロリ、人参、玉ねぎ、香草などのみじん切りとじっくり煮込だものではありません。ニンニクと少々のハーブ類、ワインのみでの調理でした。
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それはそれは美味ながら、ミラノ風に親しんでいるためか、物足りない味、と実感。でも、いっしょに添えられたじゃがいもが、やたらとおいしかったのですよ。なんでも、ニンニク、玉ねぎ、ベイリーフ、そして白ワインも加えて茹でた、とのこと。
どうりで、エキスのしみたポテトへとグレードアップしたわけです。それを、オッソ・ブーコの鍋に入れ、サッとからめてのサーブ。じゃがいもだけ、大盛に食べたかったほどでした。なおじゃがいもは皮をむき、一口大強にカットして調理します。
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タカコ・半沢・メロジー
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新年おめでとうございます。
年末には寒波襲来で、大雪に見舞われた地域もあった日本、と聞いています。東京でも、最低気温がマイナスだった日さえあったそうですね。実家周辺(東京郊外)など、マイナス4℃という知らせまで入り、ビックリ! ここベルガモより寒いほど、そういうこともあるのですね。
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でも、欧米にくらべ、はるかにコロナ感染の少ない昨今の日本。年末年始の国内移動も、ずいぶんと復活したそうですね。
こちらは、御存知のごとく、オミクロン株の急速蔓延もあり、感染拡大が著しく、欧州すべてが深刻化状況です。英国など、日々、10万人以上の感染数、というのが不気味。12月下旬の段階では、イタリアは、平均3万人台となっています。晩秋から初冬にかけては、千人台だったというのに……。
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せっかく、好転しかかっていたところでのオミクロン株発生で、またしても逆戻りの感があり、もうひとつ晴々とした年明けとはいきません。
ただ、ワクチン接種がいきわたりつつあり、年末までに3回目を受けた人がすくなくなく。この私も、12月なかばすぎにすませました。コロナに有効な薬も開発された、とのこと。対応、対策が進んでいるのも確かです。残念ながら、早めの終息はのぞめないかもしれません。でも、明るいきざしを信じて、希望をもって前進していく年としたいものです。
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個人的には、超後期高齢犬となったマルのことが、より気がかりでなりません。だからこそ、1日1日、マルと向きあってすごしていきたい。そう思っています。「今を楽しむ」というわけです。
みなさんにとっても、日々のときめきを感じられる1年でありますように!
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タカコ・半沢・メロジー
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屋外でのマスク規制まで解除され、平常に戻ったイタリアです。6月中旬まで人員制限がかかっていたホームパーティもフリーとなりました。ここぞとばかりに、招き、招かれての家庭での会食満喫派でいっぱいです。季節的にも、庭でのBBQを楽しんだりしています。
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アドリアーナの長女ロージーの親しい学友であるラウラ宅に、私までお誘いを受けました。両ファミリーに加え、娘たちの恋人もいっしょの招き。総勢11名です。BBQ、ということで、ワクワク。夏はことに楽しいですから。
前日、スーパーへ連れて行ってくれたアドリアーナと、こんな会話となりました。
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ア あす、どんな服装にする?
私 うーん、そうね〜〜え……。
ア BBQだから、カジュアルでいいわよね。
私 ホント、ホント。日常着、となるわけね。
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それなのに……。
BBQにはふさわしからないスタイリッシュなファッションでキメた彼女、メイクまでバッチリ! ノーメイク、軽装もいいところの私とは大差でした。ウウ……、これって裏切り行為だ〜〜と叫んだほどです。
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そして、会食。長〜いテーブルに、12〜13種もの前菜が並べられていました。まるで、正式なパーティそのもの!各種チーズの盛りあわせ、サーモンケーキ(くだいたクラッカーをベースに、クリームチーズをしき、その上にスモークサーモンをたっぷりトッピング)、ペペロナータ、サラミ各種、ツナのムース風したとぇ、ブルスケッタ、などなど。
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次に、オレッキエッテのトマトソース味パスタが登場。その後、やっとBBQに到達、というわけです。炭火式ではなく、煙の出がごく少なく、スピーディに焼ける最近の電動グリル機。高品質の仔牛肉(ひとり200gくらい)を、好みに焼きあげてくれました。
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ドルチェがまた、すごい! スイカ、桃のスプマンテとシュガーあえ、カンノーリ(シチリア産の伝統ドルチェ)、ホームメイドのココナツチョコボール。食前酒から、食事中の赤、白ワイン、食後酒に至るまで、ドリンクも多種テーブルに上がりました。
いったい、どこがBBQ? イベント祝いのプランゾーネ(大昼食)そのものでした。
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タカコ・半沢・メロジー
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ドルチェもすごい!
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IOCやWHOなみの存在悪、必要悪を感じる夏。子供の頃から、大の苦手な季節でした。友だちと会えない夏休みが辛かったし、なによりも暑さに腹立たしくて……。高温→キレる→より暑さが増す、といった感じなのです。
ここ北伊も、6月12日に突如の30度超え。その後もこの真夏日が続き、もうガックリ。マルの用足し請求で早朝起床となっているため、一日のスタートどきはいくぶん涼し気で、まだ助かります。
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それでも、すでに28度前後に達している部屋もあり、私の不機嫌さが全開。なんだって夏なんかあるんだ〜〜っ! とわめきたくなります。こちらの特徴として、夕刻になるほど気温がアップ。もはや、身動きひとつしたくなくなります。クーラーはおろか、扇風機さえつけたくない私。帰国時には、エアコン無しではすごせませんが、イタリアでは、なるべくエコライフに徹するようにしています。日本ほどの多湿さではないので、なんとか盛夏を乗り切れる、というところでしょう。
四季があるのはいいこと、とよく言われますよね。農作物の成育などにも肝要でしょう。よくよく承知はしているものの、30度以上の高温に耐えるのは実に辛苦。マイナス気温の厳寒のほうがずっとマシ、と痛感します。
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イタリアは、コロナの感染状況が大好転して、早くもバカンスに出かけた国民が少なくありません。すでに、学校が夏休みに入ったこともあるのでしょう。ステイホームの多かった1年余だっただけに、この夏のレジャー地は、ホテルなどがすでに満室状態らしいです。ことに、海辺のバカンスをチョイスのイタリア人が圧倒的、とのこと。
海への魅力は感じるものの、「夏の海」ことに、「浜辺」は否派の私。人、人、人……では、なんの楽しさ、快適感すら生じないからです。昨年は、海より山人気が顕著だったイタリア。今夏は逆転もいいところ、との報道。浜辺でのクラスター再発が案じられます。
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タカコ・半沢・メロジー
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「今日は、ピエロがいないからpanna(生クリーム)のパスタにしよう」とアドリアーナ。サフランを使った、おそろしくスピーディ調理のメニューだそうです。
うーん……、内心、複雑な私。ピエロと同じく、生クリーム系パスタって苦手なのです。マ、食べられないわけではなし。ガマンしよう、と覚悟を決めました。なんでも、昔から、アドリアーナ家の女性陣は大好物らしいのです。
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材料は、4人分で、生クリーム400gくらい、サフランの粉1袋、ブイヨンの素少々、そして、ショートパスタ400g。
フライパンに生クリームを入れて弱火であたためてから、サフフランの粉、ブイヨンの素少々を入れて混ぜあわせます。塩、コショーで調味したら、ソースの完成。そして、パスタを茹でる時にも、少々のブイヨンの粉を加えるのもポイント、とのこと。クリーム味が軽くなると同時に、味わいが増すそうです。
茹で上ったら、クリームソースとあえ、食べる直前、パルミジャーノのすりおろしをかけていただく、という一品。フレンチの調理だと、バターを使うことが多い生クリーム仕立てで、しつこすぎてウンザリ。それに反し、これは、けっこうライトなメニューでした。
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「どう、おいしい?」とアドリアーナに聞かれ、「Buono(おいしい)」と答えたら、なんか本音バレバレ。「Buonissimo(すごくおいしい)! じゃないわけね」と言われてしまいました。
イタリアでは、子供や女性に人気パスタメニュー、とのことです。確かに、そんな感じもします。見た目も、うっすらのイエローで、華やか。オシャレさもあるかもしれません。
ただし、ごくごくたまにならOK、という。私はやっぱり、オリーブオイル仕立てのシンプルパスタのほうが、はるかに好き、と確認しました。
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ちなみに、メインは、ポルペットーネ(直訳すると、「大肉団子」。ミートローフのようなもの)と、スピナッチのパイ。コントルノは、ペペロナータ(パプリカの煮もの)。デザートは、私持参の市販パンドーロと、アドリアーナ手作りのジャム入りブリオッシュでした。
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タカコ・半沢・メロジー
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おかーさんの感性、意識の奇怪さには、呆れることがしばしばです。今朝の散歩どきがいい例。かなり尾籠なテーマなので、お食事直前のかたがたは、読まないようおすすめします。
いつもの散歩どきのことです。おかーさんによる「ボクの唯一のポジティブ面」が、快食快便。毎朝、ごくコンスタントに、2回の理想的カッカ、となるのが常です。胃弱で産まれたケンおにーちゃんは、しょっちゅうお腹をこわし、さんざん悩まされていたおかーさん。真逆のボクに驚きつつ、喜んでもいる毎日です。
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が、今日は、2回目がすぐにオンとならなかった。散歩コースをやや延長し、いつもと違う畦道でGO! おっそろしくイレギュラーの長〜いカッカとなりました〜。みごとなほどの新記録。おかーさんによると、「20cmくらい」。ボクといっしょに、目が点になっていたものです。
まさか、まさか、20cmなんてウソでしょ? と思われることでしょう。ふつうは、ありえないよね。でも、みなさん! 本当なのですよ〜お。しかも、ごく正しいコンディション(?)のカッカでした。
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しばし見つめ続けていたおかーさん。家に戻り、スマホ持参で再訪すべきか迷っていました。「そこまでするほどのことじゃないでしょ」と告げるボクに、おかーさんは言った。「でも、写真がないと、誰にも信じてもらえない。証拠が必要だと思うのよ」
そして、こんな発言までしたのでした。
「よーく見ると、先日、アドリアーナのところで出たシチリア特産の細長〜いサリシッチャそっくり!」
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サルシッチャとは、ソーセージのことです。丸型や細長型と、いろいろあるイタリア。この前のは、けっこう長いのが、大きなフライパンのまま、ダイナミックにテーブルに出されたそうです。「写真、止めておくわ。次からサルシッチャが食べられなくなりそうだもの」
人生、いや、犬生にも、予期せぬできごとがあるものですね。尾籠ばなし、失礼しました。
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タカコ・半沢・メロジー
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いつもの散歩道
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