- スポンサーサイト
- イタリアなう アリタリアに乾杯!
-
2014.01.31 Fridayイタリアなう
アリタリアに乾杯!
すでに御存知のかたも少なくないかもしれませんが、アリタリアーイタリア航空の新定期便就航について書かせていただきます。今年の4月より、東京←→ヴェネツィアの直行便が就航するそうです。
今までは、ミラノとローマへの直行便でしたが、さらにヴェネツィアまでノン・ストップで飛べるなんて! 北イタリアの多くの観光地への一大アクセスともなるので、大変便利。ますますヴェネツィアが近く感じられます。
ちなみに、成田→ヴェネツィアは、水曜と金曜の運航、ヴェネツィア→成田は、木曜と土曜の運航です。クルーズ旅行の拠点でもあるのも魅力。まずはヴェネツィアへ一泊して、地中海クルーズを楽しむのもいいでしょう。うーん、やるな、アリタリア、です。
また、これまで週4便だった、東京←→ミラノの直行便が、週5便に増便されるのも快挙。来年開催のミラノ万博にむけても、好ましいこと限りなし、と感じます。
このところ、1か月に1〜2回の帰国が続いている私。母の予期せぬ災難で恥骨を骨折したためです。それまでは、平均、2か月に1回の日本でした。
いつも、ミラノ←→東京のアリタリア直行便にしています。かなり頻繁なフライト、と言えるでしょう。驚くのは、いつだって、オンタイム以上にスムーズな現地到着、という事実です。各種の状況で出発が遅れても、到着時間のみごとさといったら! 一時間も早く着くことだって少なくありません。
さらなるサプライズが、前回の搭乗どきです。長身の日本人クルーの女性が、細やかに機内トイレを清掃し続けていました。便器まで、実にキレイにしていたのです。これにはもう、大脱帽。胸がいっぱいになりました。今だ、時折、こんなことを言う日本人がいるようです。
―アリタリア? なんかいいかげんで、機内も汚いみたい。トラブル、多いんじゃないの?
とんでもありません! ことの事実を明らかにするためにも、ぜひ、アリタリアでの御訪伊をおすすめします!!
タカコ・半沢・メロジー
▼アリタリアに乾杯!
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:13
comments(0), trackbacks(0), - -
- イタリア留学記 34 難しくなる奨学金制度
-
2014.01.27 Mondayイタリア留学記 34
難しくなる奨学金制度
ヒサコさんが受けている奨学金とは、イタリアの各市町村に存在することもある制度、とのこと。各地、いろいろ異なるようです。
彼女のケースは、学校(美大)の成績、そして収入面の両方で、奨学金を受け取れるか否か審査された、とのこと。これは、各町によって違う、というのが現状らしいです。また、長びく不況、というのもネックとなってきています。最近は、奨学金制度自体が難行の一途にあるようです。
現在学んでいる美大では、日本語を教えるプログラムも持っているヒサコさん。ただし、これとて、財政難ゆえ、いつまで続くかは不明、とのことです。
それでも、自分で描いた絵を売ったり、お店の壁画を手がけたりしている彼女です。野外オペラのシーズンである夏場は、その方面でも活動。現在の学業(舞台美術科)が、大いに役立つ、というわけでしょう。
「そんなこんなで、なんとか生活していってます」と微笑むヒサコさん。
「なによりも、大好きな絵を描いていけるというのがうれしいし、いちばん幸せなことです」と顔を輝かせるのでした。
タカコ・半沢・メロジー
▼奨学金制度も難しくなっているようです
- 沖縄の旅 美しい海を臨んでのおいしい料理
-
2014.01.23 Thursday沖縄の旅
美しい海を臨んでのおいしい料理
絶景なパノラマを前にしたオシャレなブッフェ式レストランでのランチでした。波照間島ほどのトラピカルさはないものの、本州の海とは異なる青さが感動的です。カテゴリー的には、イタリアンに近いレストラン、と言えるのでしょうね。ウェイターさんのひとりも、「僕、イタリアでも働いていたんです」とニッコリ。
小麦色の肌、ホリの深い顔だちのイケメン若者でした。つとに有名なことながら、沖縄県人には、美男美女が多いですね。しょう油味、とは違うメリハリのあるホリ深さが要因でしょう。
イタリアでも、南ほど美女が多い、と言われています。ことに、サルデーニャ島やシチリア島、ナポリなどから、大女優やセレブなモデルが出現。かのソフィア・ローレンも南伊で生まれ育ちました。「美は、南国ではぐくまれる」ということでしょうか?おなかいっぱい食べて飲んで、ひとりあたり1000円ちょっと。沖縄のランチタイム料金は、他の地よりはるかにリーズナブル! パツグンに美しい海を臨んでのおいしい料理ときているので、これ以上のゴージャスさはありません。
うーん、ますますハマるぞ、オキナワ! リピーターだらけなことも、よーく納得できます。
タカコ・半沢・メロジー
▼目の前のパノラマ 海の青さに感動
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーディープ「日本のイタリア」沖縄の旅, 22:38
comments(0), trackbacks(0), - -
- マル マッチョ犬でどこが悪いっ!
-
2014.01.15 Wednesdayスーパーワイルドなマル
マッチョ犬でどこが悪いっ!
おとーさんとお散歩に出かけた。いつものコースです。2匹のミックス犬がいるおうちで、今日もストップ。ボクくらいの大きさをした男子犬と遊ぶためなんだ。そう、プチ男子会を楽しむのがお決まりとなってるんだよ。
でもね、今日はどうも様子が違う。そのおうちにはお客さんが来てて、なんと、なんと、マルチーズの赤ちゃんを抱いていた。しかも女のコだったのでーす。やたらめったらちっこいコでさあ。100グラムぐらいしかないんじゃないだろうか(まさか!)と感じるくらい。なのに、早くもキレイ系ワンコ。ボクはすぐさま、ヨダレをタラタラ。そのコにキスしようと近づいた。ごくごく自然の摂理、というわけさ。
なのに、そのコったら、「キャ〜〜ッ! コワ〜イ!! 助けて〜〜〜!」と、飼い主にしがみついちゃった。
「アタシ、マッチョ犬って苦手なのお」なーんて言うんだぜ。おまけに、おとーさんまで、「おい、マル、いきなりとびつこうとするのはよくないぞ。もっとやさしくしなくっちゃ。まだ赤ちゃんなんだし、女のコだってこと、考えなきゃダメだよ」とさとす。なんかさー、ボクがランボーなワンコみたいな扱いなのさ。
うちに帰って、おかーさんに話すと、大ウケ。
「いいわ、いいわ、面白い! ブタマルが豆マルに恋してフラれた、というわけね」などと、ワケわからないこと言いつつ、大笑いしてる。そして、こうも続けた。
「アンタはもう、正統マルチーズとして生きるのをあきらめなさい。マッチョ犬でいきなさい!」
時には、ボクのこと「おカマ犬」とか「おネエ系」とも表するのに、今度は「マッチョ犬」かあ。おかーさんによると、「犬種とのギャップがありすぎて楽しい」んだってさ。
ボクは決めた。サムライ精神を持って、マッチョな道をまっとうしよう。武士道、貫くぜ、です。なのに。おかーさんが、よけいなひとこと。
「それを言うなら、ヤーさん道、でしょ。さっすが。私のコだわ」。
うーん……。
いくら昔、ヤーさんのアイジンに憧れていたことがあったって、それはない、と思うボクでした。
タカコ・半沢・メロジー
▼ふられてしまった…ボクです
photo by Yagi
- イタリアなう 日本とイタリアのオヤジ差
-
2014.01.11 Saturdayイタリアなう
日本とイタリアのオヤジ差
「タカコ――!」
前方宅の主人、ピエロが呼んでいる。「またか……」と思いつつ、そこはお隣さん。
「チャオ ピエロ」と返答する。オウム返しのごとく、「チャオ 元気かい? 日本の御両親はどう?」
それって、おとといと同じセリフでしょ。という言葉を飲みこみつつ、「元気よ、ありがとう」と応じた私に、彼は言ったものです。
「タカコはホント、ずいぶんとキレイなシニョーラになったもんだよ。ついこの前までは、シニョーラというより、シニョリーナみたいな感じだったけど……」
おい、おい、おい、です。また始まりました。ピエロのイタリアンなお世辞会話。こっちも、イタリアーナしちゃうぞ、です。
「あらー、ヤダ、ピエロ、視力が落ちたのね。すぐ、診察してもらったほうがいいわよ」と返したら、「火に油」ムードとなってしまいました。
やたらウケて、こんなセリフが飛んできたのでした。
「タカコ、サイコー! 頭の回転もバツグン!! キレイだけじゃない、ときてるからすごい」
ああ、ダメだ、こりゃ。なにしろ、ピエロって、卵を50個だ100個だと持ってきては、「愛しちゃったんだからしかたないんだよ」と言えちゃうヒト(このコーナー、バックナンバーに詳細に記しています)。フツーに対応していては、ラチがあきません。
それにしても、イタリアのオヤジたちって、なにゆえ女性くどきごっこが好きなのでしょうか? ピエロほどではないにしろ、町内のオヤジ族は、やたらホメまくるので閉口します。日本のオヤジさんたちは、そんなことありませんよね。この差の大きさは、ハンパじゃない。どちらもイマイチだな、と感じる私です。
世の中、ほどほど、というのは、なかなか存在しないものなのですね。個人的には、日本のオヤジ系不感想さ、けっこう好きですけど。
タカコ・半沢・メロジー
▼卵くらいで口説かれませんよ
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 12:51
comments(0), trackbacks(0), - -
- イタリア留学記 インターンシップ後は?
-
2014.01.06 Mondayイタリア留学記 33
インターンシップ後は?
ホームステイしながら、アンコーナの美大でインターンシップ制度活用のもとすごしていたヒサコさん。一年間弱、という期限でした。その後は、どうしたのか? 前回と同様Q&A形式で紹介していきます。
Q インターンシップ後は、どうされたのですか?
A 期間が切れるころ、美大の先生から言われたのです。「学生として残るなら、紹介するよ」と。
それで、そのまま、同じ大学に、学生として入った、というわけです。
Q なぜ、その選択をしたのでしょう?
A もう少しイタリアにいたい、と思ったんですね。それが理由です。
Q その後は、どのような経緯だったのですか?
A アンコーナの美大を卒業して、その近くの小さな地方へ移りました。
Q それは、また、なぜ?
A マルケでの暮らしが合っていたこと、友人もできたこと、丘の多いこの地域の景色を描くのが好きだったことなどで選びました。
Q そこでの生活ぶり、ちょっと教えてください。
A この小さな地方の町の美大に通っています。アンコーナの美大時代の先生のすすめもあり、絵を描く上でのプラスアルファということもあって、舞台美術科にいます。こちらの奨学金制度の利用、そして絵や専科関係のアルバイトをしてすごしているところです。
奨学金? 興味がありますよね。次回、詳細をお伝えいたしましょう。
タカコ・半沢・メロジー
▼インターンシップ後はどうするかも考えよう
- イタリアなう 天使からの贈りものに涙、涙……
-
2014.01.03 Fridayイタリアなう
天使からの贈りものに涙、涙……
アンジェラが旅立って、もう、1年をすぎるころでしょうか。軽度ながら、片方の手にハンディを持って産まれた彼女は、まだ30代なかばにも達しないまま去りました。実妹のルイーザ共々、ガンによっての他界です。
姉妹と時折、会話を交わしていた私。抗ガン剤による副作用で髪を失ったルイーザは、「タカコ、寄っていきなさいよ」と声をかけてくれました。そして、アンジェラとは、「いつか、いっしょに日本に行こうね」と約束していたものでした。
すべての子供を先に見送らざるをえなかった両親の心中、察するに余りあります。ことにマンマは、いまだに、私の前では涙を流します。きっと、ガイジンである私ゆえ、とりつくろうことなく接してくれるのでしょう。
ある日、マンマから呼びとめられました。
――タカコ! いつも忘れたままでごめんなさい。これ受け取ってくれる? アンジェラの形見なの。それは、純金の指輪でした。小さいながら、いくつかのダイヤモンドがついています。
――とんでもない! こんな高価なもの、受け取れないわ。御親族とか、親しい友だちとかにさしあげるべきでしょ。そう固辞する私に、マンマが言いました。
――いいえ、これは、あなたに持っててもらいたいのよ。いつも、アンジェラにやさしくしてくれて、深く感謝してるのよ。アンジェラはね、日本へ行く夢をえがいては、楽しそうにしてたわ。病気で苦しんでいた時も、それが何よりもの力づけとなったのよ。だから、お願い。アンジェラの想い出として受け取ってちょうだい!
名前のごとく、天使のように清く純粋なアンジェラでした。美しい笑顔も忘れられません。そんな「天使」が若くして逝ってしまうなんて……。人生の過酷さ、不条理に憤りを感じます。それなのに、アンジェラの指輪は、こう告げている気がします。
――悲しまないで、タカコ。私はいつも、あなたの心にいるわ。何回も帰国しているあなたといっしょに、日本へ連れて行ってもらってるじゃないの。私のことで泣いたりしないでね。それより、たまにでいいから、マンマを訪れてやって。
もちろん! そう呟きながら、どうしても涙が止まらない私です。
タカコ・半沢・メロジー
▼悲しいお話でスタートしましたが、
本年もタカコのブログをよろしくお願いいたします。
マルもね!
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:37
comments(0), trackbacks(0), - -