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- イタリアなう イタリアでは泣こう、と決めた日
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2015.05.31 Sundayイタリアなう
イタリアでは泣こう、と決めた日
多くの方々より、母の急逝に対してのお悔やみ状をいただき続けています。なんの前ぶれもなく、4月14日の夜、入浴中に旅立ってしまった母。今もって納得がいかず、永遠の別れを受け入れられないままでいます。4月、5月と帰国。ひとり残された父といっしょにすごしていました。私よりもさらに辛い父に違いないのに、平常さを装っています。そんな父の前では、涙を流すこともできませんでした。
ほんの少日戻ったイタリア。一日に何回か父に電話をしてはうるさがられています。不在中にたまった雑用に対応。表向きは、いつもと同じようにすごしています。ところが……。
次の帰国用の服をさがしていると、一枚のカーデガンを発見。今年の2月、母が買ってくれたものでした。久々にデパートを訪れた母。手編みふうの水色のカーデガンに、「いいじゃない、これ。買ったら?」。かねてから、手作りものをこよなく愛す母らしい発言でした。
でも、プライスが私には高すぎる。1万4000円だったのです。それを察したのでしょう。母は、こう言いました。「私からのプレゼントよ。今日、ついてきてくれたお礼」。1年以上、骨折のため隣市へは出かけられなかった母でした。
水色のカーデガンに、涙がとめどなく流れました。母が逝って初めての号泣でした。大泣きするのは、ケンとの別れでおしまいだったはずなのに……。
もう、いい。我慢はやめよう。ここイタリアでは、気のすむまで涙を流そう。そんなふうに決めた私でした。
皆さんからのあたたかいお悔やみ、励ましのメッセージへの御礼のつもりが、どうも湿っぽくなってしまいました。たくさんの御厚情をちょうだいして、亡き母もさぞかし感謝していることでしょう。この場をかりて、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
タカコ・半沢・メロジー
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 23:06
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- 留学記 とにかく暮らしてみたかった!
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2015.05.29 Friday留学記 55
とにかく暮らしてみたかった!
「宝石のようなイタリアでの一か月半でした。エネルギーをたくさんチャージしました。」とおっしゃる京子さんは、40代前半の美しい主婦です。彼女に短期留学をすすめてくれたのは御主人。日本で3年半ほどイタリア語学校に通っていたため、「いい体験になる」と肩を押してくれたそうです。すばらしい!
京子さん御夫妻は、ずいぶんと前から何回も訪伊しています。いつも、プライベートでの旅。ホテルのみでなく、アパート形式のところへも宿泊してしまうほどのイタリア通です。「暮らすように泊まる」を実践、というわけですね。
それでも、旅は旅。生活体験ができる、とまではいきません。ましてや語学に磨きをかけるレッスンも受けられない。いえ、1週間でもOKの語学講座はあります。でも、それではあまりにも束の間。一か月単位で借りられるアパートを契約して、短期留学しよう、と決意した京子さんでした。
短期とはいえ、留学ともなると、それなりの覚悟が必要。ただ、語学学校へ通い続けていたため、留学が身近な環境だった、と彼女は言います。「皆さん、かなり気軽に、何度も留学されてましたからね。なんとなく、大丈夫そう、と思えたのです。」
御主人にすすめられたから、ということのみではなく、自分でも一度は長めに滞在してみたかった、と願っていた彼女。「とにかく、暮らしてみたかった」とのこと。よくわかる気がします。実は、そういう強い願望、想いこそが、留学の実践にもつながる、ということなのでしょう。そう、「願えば叶う!」ですね。
タカコ・半沢・メロジー
願えば叶うのですね
- マル おハゲなテールもカワイイでしょ?
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2015.05.27 Wednesdayスーパーワイルドなマル
おハゲなテールもカワイイでしょ?
おかーさんが落ち込んでいる。めっちゃくちゃへこんでます。理由? 誤ってボクのシッポをふみ、フワンフワンの毛が何本、いや、何十本か抜けちゃったから。
キャイン、と一瞬、叫んだボク。それなりに痛かったからね。でも、ワンコって、悪いこともすぐ忘れられる特質がある。それにボクは、そこらのヤワ犬とは違う ヤキの入ったワイルド犬なのさ。「どーってことないよお」と言ったのに、おかーさんたら、やけに気にしてオロオロ。ゴソッと毛抜けしたのに恐れをなしてか、「ごめんね、ごめんね」を繰り返すんだよ。
おっ、ヤバッ。このままだと、泣き出しかねない。人前じゃ涙を見せないのに、ボクといっしょだと、けっこう泣き虫のおかーさんなのです。でも、ちょっとヘンじゃない? ボクをスキンカットする時は、やたらうれしそうなのに、ちょっと毛が抜けたくらいでうろたえるなんて……。どうも納得いかないボク。
そこで、ストレートに尋ねてみたんだ。おかーさんによると、「カットは、すぐにまたはえるけど、毛抜けは別。もしかしたら、新しい毛が2度とはえてこないかもしれない。それに、抜けた瞬間、激痛だったでしょ。そういうのがすごっくイヤなのよ。罪を犯した気分……」。
ふーん。わりとデリケートな面もなくはないおかーさんなんだね。ちょっぴり見直し、プチ感動したものです。
そのあとが、またドラマ。カーペットにややゴソッと落ちていたボクの毛を発見して、大パニック。さらに罪意識が倍増したようです。ボクのシッポに目をやっては、「ああ、こんなに減っちゃって・・・。どうしたらいいの?」と嘆き悲しむことしばし。気のせいでもなく、夜ごはんの七面鳥が、いつもよりずっと多く、「ヒャッホ〜」となっちゃいました。
こんなことなら、またシッポをふんづけていいよ。おハゲテールのマルチーズ、というのもユニークで楽しい、と思うボクです。
だれだい? ズル目だなんていうのは。
- イタリアなう エコなイタ版アンチ・アルツハイマー法とは? (水墨画展のお知らせ)
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2015.05.23 Saturdayイタリアなう
エコなイタ版アンチ・アルツハイマー法とは?
エッセンシャルオイルやハーブ類の香りが、脳を刺激。心身のテラピーへのプラスになる、と言われていますよね。香りと脳神経、確かに深い関連があるような気がします。
ここイタリアでは、昔から、ローズマリーの香りが大効力を発する、と言われ続けています。昨今は、他国の研究結果でも、ローズマリーパワーに注目が集まっているようです。アルツハイマー予防としても好適、と発表されています。イタリアでは、ほとんどの家庭に植えられているローズマリー。庭にはかなりの大木、ベランダやテラスだと鉢植え、といったぐあいです。スーパーでは、必ずといっていいくらい、小さな鉢植えが市販されているのも大助かり。ごくごく低価で購入できます。
フレッシュでもドライでも、料理、美容やヘルスケアに活用できるこのハーブ。抗菌作用や酸化防止作用があるので、毎日の生活に欠かせないものとなっています。
トスカーナ地方でより目につくローズマリーです。イタリア暮らしを始めた地なので、当初からマーク。いつも所持していました。そして、実家の庭にも植えるようすすめたものです。
ここ何年かは、各部屋にも置くよう、強く指示。庭の木から枝切りして、空き瓶で水差しをするよう伝えています。認知症の予防にも役立つ、と信じるからです。意外にも、ずっと実践し続けていた母。トイレやキッチン、玄関先にも置かれ、室内中にほのかな香りが漂う、といったぐあいでした。
これぞエコロジーきわまりないハーブテラピー。しかも、無料ときています。一説には、害虫よけともなる、とのこと。さらにうれしいマルチパワーですね。
地中海沿岸が原産のローズマリーは、「rosa di mare(ローザ・ディ・マーレ)」。「海のバラ」の意味。アンチエイジングのハーブの女王、と言えるでしょう。
<水墨画展のご案内>
タカコブログの絵を描かせていただいている、管理人の小山哲雄と申します。
先日ご案内いたしましたが、私の属している中国水墨画グループの展示会を、再度ご案内します。グループ展なので会員約50人ほどが出展、私は1点出展しております。
なお、私は、27日(水曜日)、および28日(木曜日)の午後も会場におります。
もしお越しの節は、お声かけください。タカコブログの原画も持参しております。「醒墨会展」(第20回)主宰・金醒石
◎会期:5月25日(月)〜29日(金) 10時30分〜17時30分
(初日・13時30分〜、最終日・15時まで)
◎会場:東京中国文化センター
〒105−0001 港区虎ノ門3-5-1 森37ビル1F 電話:03-6402-8168
◎アクセス 地下鉄日比谷線・神谷町駅4番出口より徒歩5分
地下鉄銀座線虎ノ門駅2番出口より徒歩7分
(ホテルオークラ、虎ノ門3丁目交差点近く)
http://tokyo.cccweb.org/jp/whzxjs/zxdz/index.shtml主催・東京中国文化センター、醒墨会
管理人さん、27日、28日の午後は会場に
いるそうです。よろしくね!
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 23:55
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- マル 一日一回のマンマ孝行とは?
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2015.05.22 Fridayスーパーワイルドなマル
一日一回のマンマ孝行とは?
ドーモーだ、ジコチューだ、はたまた、カワイゲのないワンコだとおかーさんに罵られているボク。よくグレないで生きてるなー、と自分でも感心しちゃいます。寛容な性分のワンコだからなんだろうね。おかーさんは、「ドン感なだけよ。」と言ってるので、そういうことにしておこう。
そんなおかーさんが、このところ急変。一日のある時のみ、ボクを賛辞しまくっています。こんなぐあい。
――マルちゃん、すごい! 最高におりこう!! なーんてききわけのいいワンコなの! こんなにいいコ、他にはいないわっ。
テヘヘ。テレてしまうぜ、オレさま、です。いつもクレーミングばかり浴びせ続けられているので、なんだか不気味なのも確かだけどね。
ほんの一瞬ではあるものの、おかーさんが大御機嫌なのは、歯みがきタイムにあり、なのです。ボクちゃん、いちおー、マルチーズ。どうも、より歯周病にかかりやすい犬種らしい。 前々から、マルチーズに詳しい人たちに警告されていたおかーさん。つい最近、犬専門雑誌でも再確認したようです。
人間と同じで、中、高年層(犬は、7歳くらいから)になると、歯周病を発症しやすいのがマルチーズなんだって。予防も、人間と同様で、早くからの歯みがき慣習だそうです。ボクはもう、6歳。けっこう手遅れモードだと思うのに、おかーさんが奮起し始めた。ボクの歯をみがくことに努める毎日となったのです。
嫌がるワンコも多いようだけど、ボクはヘーキ。「ハイ、どうぞ!」と、自由にみがかせてる。おベッカ上手のマルチーズだからね。おかーさんが歯ブラシを持つと、正しい姿勢で待機。「お願いしま〜す」と頭を上げるため、それはもう、大ウケ。
「なーんていいコなの!」と狂喜されるってわけさ。そのうち、くちをあけて、歯を出してあげようとも思ってるマンマ孝行のボクなのです。
タカコ・半沢・メロジー
歯磨き上手で、マンマ孝行してマル
- マルからのお知らせ 管理人さんの属している、水墨画のグループ展開催
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2015.05.19 Tuesday
マルからのお知らせ
管理人さんの属している、水墨画のグループ展開催
今や、おかーさんの文面より、ずっとずっと、ずーっと上をいくエールがいっぱいの管理人おじさんの絵です。何人もの方々から、絶賛され、「ぜひ、1冊の本に!」とか、「展示会があったら、教えてほしい」の要望が入り続けています。
うれしいことに、5月下旬、おじさんの作品も展示の美術展が開催されます。ブログに描いてくれているは色鉛筆と水彩での絵だけど、展示会のほうは、水墨画展。だいぶおもむきが違うようだけど、おじさんの作品は、カラーによる水墨画が多く、おかーさんに言わせると、「すごいんだから! 必見の価値、大ありよ!!」。
この水墨画展の会場は、東京、虎ノ門。詳細は下記となります。たぶん、管理人のおじさんにも会えると思うので、皆さんの来場、お待ちしています。ボクも行けたら、どんなに幸せなことだろう、と思ってます。タカコ・半沢・メロジー
<ご案内>
初めまして、タカコブログの管理人の小山哲雄と申します。
日頃、拙い私の絵をご高評いただきまして、ありがとうございます。私の絵はあくまでも、タカコさんの文の補助に過ぎませんが、お言葉に甘えて、私の属している中国水墨画グループの展示会をご案内します。グループ展なので会員約50人ほどが出展、私は1点出展しております。
なお、私は、27日、水曜日の午後は当番で会場におります。もしお越しの節は、お声かけください。タカコブログの原画も持参しております。
「醒墨会展」(第20回)主宰・金醒石◎会期:5月25日(月)〜29日(金) 10時30分〜17時30分
(初日・13時30分〜、最終日・15時まで)
◎会場:東京中国文化センター
〒105−0001 港区虎ノ門3-5-1 森37ビル1F 電話:03-6402-8168
◎アクセス 地下鉄日比谷線・神谷町駅4番出口より徒歩5分
地下鉄銀座線虎ノ門駅2番出口より徒歩7分
(ホテルオークラ、虎ノ門3丁目交差点近く)
http://tokyo.cccweb.org/jp/whzxjs/zxdz/index.shtml主催・東京中国文化センター、醒墨会
醒墨会・主宰者 金醒石
現代中国水墨画のトップアーティスト・金醒石が主催する、水墨画の会派
金醒石先生は、1963年北京に生まれ中国水墨画を学び、1987年来日、武蔵野美術大学で日本画を学ぶ。
来日28年に及ぶ。日中で個展多数開催。現代的な水墨画目指す。タカコブログ管理人・小山哲雄
▼金醒石主宰・醒墨会展
▲2013年作品(小山哲雄)
- レシピ 微温サラダ
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2015.05.16 Saturdayレシピ
微温サラダ
料理雑誌に載っていたメニュー名、Insalata tiepida(インサラータ ティエピダ)にひかれました。「微温サラダ」です。ユニークなネーミングですよね。なんのことはありません。アボカドとトマトのサラダ。フルーティなドレッシング仕立てなのもユニークです。
材料(ふたり分)
アボカド 小1個 完熟トマト 中1個 レモン 半個 オレンジ 半個 オリーブオイル 大さじ1 塩 コショー 適宜
作り方
1.アボカドの皮をのぞいた後1.5cmくらいの角切りにして、色が変化しないようにレモン汁を均等にふりかける。
2.トマトの頭部に十字の切りこみを入れ、熱湯をかけてから皮をむく。その後、アボカドと同じくらいのサイズにカットする。
3.オレンジを絞り、オリーブオイル、塩、コショーと混ぜあわせ、ドレッシングを作る。
4.アボカドとトマトにドレッシングをかけ、サッと混ぜる。
雑誌のレシピでは、生オレガノも入っていました。手もとにあったのは、ドライオレガノのみ。これはけっこうクセのあるハーブゆえ、パスして作りました。バジルやイタパセの葉をきざんだものを使ってもいいかもしれませんね。日本のシソもあいそうな気がします。
レシピをごらんになっておわかりでしょう。トマトの皮を湯むきするため、「微温」とつけられたのですね。
タカコ・半沢・メロジー
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーアバウトなイタリアンレシピ, 22:06
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- イタリアなう 伊テレビで再確認したこととは?
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2015.05.14 Thursdayイタリアなう
伊テレビで再確認したこととは?
アフリカで象狩りして楽しんでいた前国王の国とは言え、いくらなんでも残酷すぎる。かつては、留学まで考えた国ながら、実践しなくてよかった、と再実感しています。
その国とは、スペインです。ここイタリアのTV番組で、猟犬扱いがあまりに酷い現状をレポート。今だ闘牛で殺した後、その牛肉を食べて楽しむ不可解な国、と知っているものの、犬に対しても人非人きわまりないことを続けているとは! ここまでくると、世界一の無慈悲国と感じます。
猟犬はスピードが求められます。役に立たなくなると、無残な処分や放置の例が大量のスペイン、とのこと。番組では、実例として現状を放映し続け、目を覆うのみでした。その数、十万匹単位、とのこと。いくらなんでもひどすぎる、ということでのレポートでした。あまりの残虐さゆえ、活字化するのもはばかられるほどです。人として行われることではない、と断言します。
スペインの猟犬は、生きている間も、信じられない人工的な訓練を与え続けられている、とのこと。マシーンを配して不自然に猛走させられているシーンも報じていました。
大型車につなぎ、ハイスピード運転のもと走行させられている犬たちも画面に写し出されたうえ、「これらの犬たちは、満足な水さえ得られず、ひたすら走らされている」というコメント。動物虐待、というより、大犯罪、と主張したいです。
だいたい、今の時代でも、牛殺しを見学して謳歌するなど、考えられません。伝統? 歴史、文化? そうだとしても、継続していいものとは断じて思えません。
スペイン人のなかにも、肉牛反対者や、動物愛護者はいるでしょう。でも、現実として、多くの動物虐待が続いている。そんな国が好ましいことはないのです。アメリカと同じく、スペインに対しても、機会あるごとに抗議と拒否をしていこう、と再び心に誓いました。
ちなみに、スペインでは、もっともっと酷い対動物行為が存在、とのこと。「それはまた、来週にレポート」と告げていました。でも、私は再度チャンネルをあわしません。どうにも震撼として、気がおかしくすらなりそうだからです。自分にできることでスペインに対していこう、と思っています。
タカコ・半沢・メロジーauthor:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 23:03
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- イタリア留学記 留学の思い出を本にした
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2015.05.12 Tuesday
留学記54
留学の思い出を本にした
さて、充実しきったプチ留学から日本へ戻り、なんと、ポケットサイズ本を自費出版してしまった絵里子さん。これがまあ、よくできた一冊なのです。タイトルは、『Dove siamo ?(どこにいるの?)』「何度この言葉を使ったことか……」のサブがついています。
「楽しかった体験でしたからね。記憶力の悪い私のためと、ぜひぜひタカコさんにも見ていただきたいと思って。」と一冊にまとめたそうです。各ページ、大きめの写真と彼女の体験記で構成されています。各地の見学先や、お世話になった人たち、料理の数々、美しいトスカーナの光景、そして動物たち。みごとイキイキとしたチャーミングな「マイブック」です。
残念なのが、ホームステイでさんざんお世話になったマエストラの写真が登場していないこと。イタリア語のレッスンに夢中となり、撮影するのを忘れてしまったそうです。
光栄なことに、我が家のワンパク&ワイルド犬マルのフォトは載っています。家族に迎えて半年もたたない赤ちゃん犬でした。こんな幼い時もあったのね、と、目にするたびに感無量。本に残すっていいことだな、とも思っています。
絵里子さんは、Photo backというサイトでマイブックを作った、とのこと。アドレスは、www.photoback.jp/ だそうです。
私の愛読の一冊ともなっているこの本。こういう形で想い出を残すって、とてもステキなことだと信じます。タカコ・半沢・メロジー
留学の思い出を残すといいね
- マル 自立犬、日伊の大差
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2015.05.10 Sundayスーパーワイルドなマル
自立犬、日伊の大差
京都住まいの森子おばちゃまは、おかーさんと非なるエレガントレディです。驚いたことに、実年齢(60代前半)より、30歳くらい若く見えるんだよ おかーさんに言わせると、「それって、パートナーに恵まれたからよね。そーよ、そーよ! そうに決まってる。だから私は、若々しさと無縁なのよ。アンタもそう思うでしょ?」。
あいまいな笑みのみでその場を切り抜けたボクでした。
森子おばちゃまのとこには、ボクと同じくらいの年の小型ワンちゃんがいます。犬って必ず、飼い主さんに似るのか、すご〜く可愛い。おかーさんなんか、「プリンス犬」と呼んでる。 ボクは、「マフィア犬」なのに…。
今日は、おばちゃまのお仲間の柴犬ストーリーが入りました。やたら自立したワンちゃんで、ママたちが小旅行に出かけても、ちゃんとお留守番できるんだって。すげー! いや、すごい!! でもって、「自立しているので、時々、逃亡」(カッコいい!)。
お気に入りの逃亡先がまた、ちょーカッコいいんだよ。警察署なんだってさ。いい根性してるよね、その柴ちゃん。 憧れちゃいます。笑っちゃうのが、その理由。保護された時に出してもらったドッグフードがおいしかったかららしい。数回は繰り返して、ごちそうになっているそうだよ。でね、自分んとこのドッグフードは、しばらく食べようとしないんだってさ。なんか、よくわかるボクです。
さて、「自立」の2語がおかーさんの琴線にふれたらしい。あろうことか、ボクが「大勘違い自立ぶりっこ」しているとわめき出しました。やたら不条理なことを言い始めたんだよ。
――アンタって、いちおー、室内犬よね。昔から抱っこされるのが好きな犬種、と信じてたのよ。一度くらい、ベターとまとわりつくワンコと暮らすのも面白そう、と。それなのに、なによ! 家の中では、5秒と抱かれてないじゃない。すぐ、「うざったい」と離れるのは許せない! それって、エセ自立もいいとこ。自己同一性に欠けてるだけよ!!
マ、アンタに柴の大和魂を望んでも無駄でしょうけどね。なんたってマフィア犬だから。
ウ〜〜〜ッ! そのうち、ボクも警察に行ってやる!! おかーさんのジェンダー、訴えてやるつもりです。
プリンス犬とマフィア犬 どっちが自立犬かな