RSS | ATOM | SEARCH
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

author:スポンサードリンク, category:-,
-, -, - -
イタリアンレシピ  オリーブの実入りカリフラワー
  イタリアンレシピ
  オリーブの実入りカリフラワー


 キャベツの仲間カリフラワーは、地中海が原産とか。一説には、ブロッコリーの突然変異から生まれた、と言われています。
 どうりで、ここイタリアは安くて豊富なカリフラワーがあふれているはず。なにしろ、ブロッコリーからして、イタリアでキャベツから改良されたものらしいのです。どちらも、生活習慣病の予防や、抗ガンン作用のある野菜。これからが旬なので、どんどん摂取したいですね。
 緑と黒オリーブを使った丸ごとイタリアンなメニュー、ぜひお試しください。

材料(ふたりぶん)
カリフラワー 小半株、  緑と黒のオリーブの実 各5個ずつ、   にんにく 1片、   オリーブオイル 大さじ2杯半、
  塩、コショー 適宜

1.カリフラワーを小房にわける。
2.フライパンでオリーブオイルを熱し、つぶしたニンニクをサッと炒める。
3.小房わけしたカリフラワーを加え、塩を少々ふって炒めた後、弱火にして10分間調理。
4.オリーブの実を加え、さらに5分間調理。
5.塩、コショーで味をつける。

 実に簡単、スピーディな料理です。カリフラワーがアル・デンテふうに仕上がり、大人向けかもしれません。お子さんや、高齢者用には、下ごしらえ的に軽く茹でたカリフラワーを炒めるといいでしょう。
 少々、パンチに欠ける、というかたには、5の直前に、アンチョビをプラスすることをおすすめ。お酒のおつまみとしてもピッタリです。

 タカコ・半沢・メロジー

 



 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーアバウトなイタリアンレシピ, 22:03
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリア発着便の「?」  トイレのあとごとにキス、の怪
 イタリア発着便の「?」
   トイレのあとごとにキス、の怪


 ふーむ、ふむ、ふむ。この光景、なんと表現したらいいものか……。微笑ましい、とは言えないけど、「恥」とかではないし。やはり、「?」マークがベストかもしれません。前列席に座った中年カップル。60代と感じる夫婦のようです。あ、どちらも、イタリア人でした。御主人は、みごとなおハゲ頭で、プチマッチョな体型。奥さんのほうは、イタリア女性らしからぬボサボサのヘアが特徴の平凡タイプでした。

 なぜか、隣どうしではなく、お互いに通路側の席についたおふたり。これって、トイレなどに行きやすいためかもしれませんね。
そのトイレ。どちらも、用足しから戻るたびにブチュッと交わすのです。そう、唇へのキス。ロマンチックとはかけ離れてる〜〜う。でも、いくつになっても、愛し合っている、という証しなのでしょうかあ?あるいは、慣習化している? その両方、という気がしました。

 それにしても、トイレから戻るたび、毎回することもない、と思いませんか? こんなカップル、機内で目にしたのは初めてです。わりとチンケなイタリア人どうし(失礼!)だっただけに、なおさらシュールな印象を受けました。
 これが、美男美女のイタリア人とかなら、けっこうサマになるのかもしれませんね。映画のワンシーンみたい、とウットリしそうです。いえいえ、そうではない中・高年カップルだったからこそ面白かったのでしょう。80代くらいの高齢者カップルなら、さらに愉快だったに違いない。などと考えつつ、何回ものブチュ〜〜ッを目にし続けた私でした。

 P.S. あるイタリア男性の言葉を想い出しました。「習慣、習慣! 愛してるよ、と告げたり、キスを交わすのって、習慣になっちゃうんだよ」。なるほど!すると、そうう習慣はないのが日本、とも言えるでしょうか。

  タカコ・半沢・メロジー

  
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 23:12
comments(0), trackbacks(0), - -
私の好きなイタリアの小さな町  Clusone(クルゾーネ)
  私の好きなイタリアの小さな町
     Clusone(クルゾーネ)


 この町には、深く哀しい想い出が残っている私です。ラテン語のmemento mori(メメント モリ)、つまり、「死を想え」そのものの画がある教会の町で、生涯忘れられない訪問となったからです。

「クルゾーネに行きたいのよ、どうしても。夫が“死の舞踏”を目にしたがっているの」
 そう言ったのは、大先輩格の女性です。御主人共々、長年、公私にわたってサポートし続けてくれたかた。イタリアの我が家へも、御夫妻で何回かいらしてくださいました。
 何年か前より難病を発症の御主人が、ベルガモの渓谷にある鄙びたこの町の教会行きを希望。「死の舞踏」画を見るのが目的と知り、凡人きわまりない私と夫はギクリとしました。でも、「どうしても」とのことゆえ、車で2時間弱のクルゾーネへ出かけました。

 時は冬。ベルガモの奥深い地ゆえ、さらなる厳しい寒さでした。お目当ての教会は、サンタ・マリア・アッスンタ。あまりの厳寒に、まずは、近くに1軒のみあったバールでコーヒーを飲まざるをえませんでした。
 17世紀のファサードを持つ教会、いえ、むしろ聖堂と呼ぶべきですね。建てられたのは15世紀ながら、現在の聖堂は17世紀に改築されたそうです。

 ありました! 「死の舞踏(ダンツァ・マカブラ)」は、聖堂の正面前の壁に描かれていたのです。絵画だとばかり決めこんでいた私でしたが、それは壁画だったのです。誰の作によるものかは不明とのことです。
 骸骨たちのみならず、司教や富豪と思われる人物たちも描かれていました。つまり、生者と死者の行進。死の前においては、すべて平等、ということなのでしょう。

「死を想え」とは、「死すべきことを覚えよ」。トラピスト修道会士が日夜繰り返し唱える句だそうです。
「おっ、あった、あった! なんだか、むしろ明るい感じだよね。死を恐れるな、というメッセージでもあるのかな」
 そう呟いて満足げな御主人は、やがて約3年後、旅立ったのでした。
 
 夏は涼しく、避暑で訪れる県民も少なくないクルゾーネ、とのこと。でも、「死の舞踏」は、厳寒期がより心を打つ。そう感じられてなりません。

  タカコ・半沢・メロジー

  

 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:私の好きなイタリアの小さな町, 22:09
comments(3), trackbacks(0), - -
イタリアなう  イタリア最大の知識人他界
  イタリアなう
   イタリア最大の知識人他界


『薔薇の名前』という大作で世に知れるウンベルト・エコーが他界しました。2月19日、84歳での永眠。現在のイタリアでいちばんの大作家と信じる私は、かなりのショックを受けたものです。
 エコーは、作家のみの活躍ではありませんでした。記号論の学者として、ボローニャ大学教授もつとめた博学者。威風堂々とした外見も加わり、「巨漢の知識人」と呼ばれていた偉大なる人物だったのです。

 今だに世界中から大きく評価されている代表作の『薔薇の名前』は、イタリアにおける宗教、思想問題をとりあげた長編です。映画化もされており、時折、テレビで再映されます。ショーン・コネリー主演のこの映画は、いつ目にしてもショッキングな感動を受けます。
 私がエコーを敬服するのは、次の2点にも共感したためです。ひとつは、カトリックの国で生まれ育った彼ながら、無神論者であることを公言した事実です。自らの就学、思考、体験により、20代で到達したこの論理。イタリアでは、いかに著名な知識人でも、エコーほど毅然と言い放つ例はそうそうありません。彼のような教授から学べたら、どんなに幸せだったろう、と思い続けていました。

 もうひとつ尊敬に値するのが、反権力思想、そして行動です。ことに、金、金、金……でリーダーの座に就いたベルルスコーニへの厳しい批判、非難を繰り返しました。当時の政権に矢を放ったひとりがエコーだったのです。各種の集会にも参加。ベルルスコーニを退陣に追いやるべく、エネルギッシュに実践運動を続けた彼。今の日本にも、エコーのような真の「行動する知識人」がいたら、九条改憲なども吹き飛んでしまうのではないか。そんなふうにも実感します。
 久しぶりに、エコーの作品を再読したい。そして、イタリアいちばんのリベラルな街ボローニャも再訪しなければ、と思ってます。

  タカコ・半沢・メロジー

  
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:-, 00:26
comments(0), trackbacks(0), - -
私の好きなイタリアの小さな町 Chioggia(キオッジャ)
  私の好きなイタリアの小さな町
     Chioggia(キオッジャ)


 子供の頃から、なぜか港町が大好きでした。それも小規模で、名もないところほど、心踊ってなりませんでした。漁師のおにいさんやおじさんたちの作業を長時間もながめていた私。ずいぶんと変わった子、と思われたのでしょうね。珍しい貝殻や、サンゴまでもらったりしたものです。

 そんな懐かしい思い出がよみがえるこの町。ヴェネツィアから遠くない運河とラグーナの漁師町です。観光地ではないぶん、かなり渋め。活気があるのは、私好みの魚市場、といったところ。あとは、ごく庶民的な風景だけ、というのも好感が持てます。ヴェネツィアもいいけれど、キオッジャは、さらにチャーミング! こんな町で1年間くらい暮らしたら楽しいでしょうに。

 このキオッジャの魚市場は、けっこう有名。ヴェネツィアのレストランシェフたちも仕入れにやってくるほどの評判の高さです。もちろん、一般客にも売ってくれます。スーパーの魚コーナーに置かれている魚介類とは大差のものばかりが並んでいて、旅行客も「買いたい!」となることでしょう。
 
 美術館や博物館、有名な教会などはない町ながら、散策しているだけでときめきが生じるキオッジャ。ヴェネツィアやリド島からの水上バスも出ているので、日帰り旅行としても最適です。
パードヴァからだと、国鉄の利用となります。ロヴィーゴという駅で乗り継ぎ、30分ほどで到着します。ヴェネツィアやパードヴァへのリピーター派のみならず、多くの方々に訪れていただきたい町です。

 タカコ・半沢・メロジー

<お知らせ>
このブログの絵を描いている管理人(小山)が属している
水墨画グループ・醒墨会の展覧会が開催されますのでご案内します。
◎日時:3月14日〜19
◎場所:地球堂ギャラリー 中央区銀座8−8−6銀栄ビル2F
 ☎:03−3572−4811
 最寄駅:JR新橋、メトロ銀座 銀座中央通り・資生堂パーラーと博品館の間
 なお、小山は、16日水曜日午後、19日土曜日午後はいる予定です。


 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:私の好きなイタリアの小さな町, 00:46
comments(0), trackbacks(0), - -
イタリアなう  イタリアのおかしなイギリス人
  イタリアなう
    イタリアのおかしなイギリス人


 どうもイギリス人は……などと「ひとくぐり」にしてはいけない、とわかっています。それでも、つい、「うーん、イギリス人っていうのは、なんだか好かない」と感じることが多い私です。英国人ではありませんよ。あくまでもイギリス人。英国のなかでも、スコットランド地方は大好き!人々も、イギリス地方と大きく異なり、イタリア人に近いアバウトさ(?)や明るさが好感もてます。

 つい先日も、こんなことがありました。ミラノへ向かう列車のなかでのできごとでした。ヴェネチア始発のその列車は、珍しいことに、40分遅れ。車内はすでに満席で、途中駅から乗った私、その他多数は、急きょ開放された自転車置き場専用車両に立ったまますごさざるを得ませんでした。
 なぜ、30分も遅れたのでしょう。車内にいた特別警備員によると、不審者が線路内に侵入したため、安全確認で時間を要した、とのこと。このところ連続しているハプニングで、テロの可能性もあっての警戒らしいのです。

 なるほど! マ、日本の人身事故の類型、というわけではないのね。などと思っていると、携帯によるカシャという音と、フラッシュが。警備員が叫びました。
――私を撮ったね。すぐ、消却しなさい!

 ところが、撮った女性は逆ギレ。こう放ったのです。
――なにさ!私の自由でしょ。アンタの命令なんかきかないわよ!!クソくらえだわ。
――無断撮影は違法。こちらが許可しない限り、消却すべきだ。さもないと訴えますよ。
――ふざけないでよ!こんなに遅れを出しておいて、なにさ!イラついているのよ!、アタシは。ストレスの極致なんだから!
――列車の遅れは、私のせいじゃない。私は警備の仕事をつとめているだけ。すぐに写真をキャンセルしないと、職務妨害で訴えます。

 しかし、「アタシの自由」を連発するのみの彼女。20代後半のイギリス人だったのです。
 そこで、ガイジンのオバさん(私)もキレました。「自由をはき違えるな!ここは公共のルールがある国なのよ。守れなければ、自分の国に帰りなさいっ!」と一喝。すると、一瞬、あたりがシューン……。
「フン! これから帰るとこよ。誰がこんな国に!!」とぬかしたソイツ。母親らしい人に促され、渋々、写真を消去したのでした。
ね、おかしなイギリス人でしょ?そういうヤツにヤーサンする日本人の私は、もっと奇妙でしょうか?

  タカコ・半沢・メロジー

  さすがおかーさん、ガツンと言ってやりました

  
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 00:09
comments(2), trackbacks(0), - -
スーパーワイルドなマル  秋田犬にケンカを売る
  スーパーワイルドなマル
    秋田犬にケンカを売る


 アンタってコは、どうしてヤーさん犬しまくるわけ? よりによって、サムライ犬の極致のスーパーストロング犬にインネンつけるなんて……。一歩まちがったら死んでたわよ。まったく……。
 おかーさん、キレてる。めちゃ怒ってる。「なんか言ってやってよ! こんなコといっしょだと、こっちが生きた心地しないわっ。あなたが甘やかすからいけないのよ!」と、おとーさんにヤツ当たり。それって、擬人化だと思うなー、ボク。ワンコにはワンコの生きかたってものがあるのにさ。

 それは、おかーさんが再帰国にむけ、ミラノを発つ日の朝のことでした。何か月か前に、ボクの町にも秋田犬が来たって噂。毎日、毎日、おかーさんが会いたがってたけど、なかなか出会えない。ところが、その日の朝、おとーさんと散歩中にやっと……。でさ、飼い主さんといっしょに、ボクんちまで来てもらい、おかーさんを呼んだ。
 ちょうどシャンプー中だったのに、ぬれた髪のまま顔を出し、「キャーッ! すご〜い!! リリし〜い!」と、大歓声をあげるおかーさん。フーン、だぜィ。ちっこくたって、強いのはこっちのほうだ〜い。と、秋田犬に吠え始め、向かっていったボク。でもね、そいつは、しっかりシカト。妙に落ち着いててビクともしない。「ねー、これが日本犬よ。アンタみたいなチンピラとは違うのよ」とか言いつつ、家に消えたおかーさんだった。

 ボクらはまだ、散歩の途中。なんかシャクだから、また吠えてやった。すると、その秋田犬、なにしたと思う?  右脚をあげ、イカクしたんだよ。「黙れ、チビ犬!  いいかげんにしないとイッパツくらわせるぞ」と。
おー! カッコいい!! 秋田犬って、日本版シェパードみたいだー。ボクのおにーちゃんもシェパードだったので、こりゃ、一目おくことにしよう。

 おかーさんはというと、会う人ごとにグチっている。
――ウチの情けないマフィア犬は、秋田犬にケンカを売って一喝された。勝つとでも信じていたのかしら?  ワイルドというより、ただのおバカ犬としか考えられない。
 どうやら、ケンカを売る相手は、おかーさんみたいです。

 タカコ・半沢・メロジー

 マフィア犬もおかーさんにあうと、かわいい犬に…

 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 23:08
comments(2), trackbacks(0), - -