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私の好きなイタリアの小さな町   Torre del Lago(トッレ デル ラーゴ)

 私の好きなイタリアの小さな町
   Torre del Lago(トッレ デル ラーゴ)

 

 ヴェルディの巨大なるスケールとは異なるものの、数多くの名作オペラを後世にとどめたプッチーニ邸があるところです。ピサから16km、ルッカから25kmほど離れたところに位置するマッサチュッコリ湖近く。プッチーニがこよなく愛したロケーションだけあって、自然美あふれる優雅な湖畔です。

 

 かつて、ルッカ近くの町、モンテカティーニ・テルメに住んでいた私。そのあたりでは、けっこう多くの人たちが別荘を持っていた海辺のリゾート地、ヴィアレッジョにドライブしよう、となりました。高速は使わずに車を走らせていたところ、少し遠方に湖を目撃。どうせなら……とトッレ デル ラーゴに寄り、プッチーニ邸見学をしたのです。

 

 プッチーニが「エデンの園」とまで称したこの村は、四季折々の花々が咲きみだれ、野鳥も無数にやってくるパラダイスムードが残っています。猟が趣味だった彼には、もってこいの場所だったようです。
 私ときたら、アンチ猟派もいいところ。こんな美しいところで獲物撃ちに熱中していたとは……と、複雑な心情とならざるをえませんでした。

 

 プッチーニ邸から約5kmでヴィアレッジョに着きます。夏は多くのバカンス客であふれ、私には大の苦手。ところが、オフシーズンの冬場には静寂さが戻り、なかなかいいものですよ。オープンしているレストランやトラットリアも何店かあるので、魚介類を満喫するのに最適!

 また、2月には盛大なカーニバルも催されます。現在は、ヴェネツィアについでのメジャーさとなっているほどです。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 


 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:私の好きなイタリアの小さな町, 00:14
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イタリア発着便の「?」  ガングロに黒ブラジャーのレディの怪


 イタリア発着便の「?」
       ガングロに黒ブラジャーのレディの怪

 

 今や死語に近いのかもしれない「ガングロ」という言葉。日本での美白崇拝傾向はさらに増し、ガンガンに黒く日焼け肌にする女性は、めっきり減少しましたよね。
 ところが、ここまで焼く?  と、思わず目を疑ってしまう人がいました。あまりの黒肌に、「日本女性ではなさそう」と感じた私。イタリアでは時折見かけるガングロ崇拝者に違いない、と。ミラノ、その他の都会でもいるのですよ、信じがたいほど日焼けした肌の女性。実に誇らしく、街を闊歩しています。

 

 なにしろ、この国では、ブロンズ肌がステータス。リッチ族ほど、数多くのバカンスを楽しみ、美しく小麦色の肌にしあげる、と言われています。つまり、イタリアにあっては、美白=ビンボー系。日本人からしたら色黒もいいところの私でさえ、夏がくるたびに同情されます。「そんな肌して、かわいそう。バカンスにも行けないのね」というわけです。


 くだんのガングロ女性のハンパじゃない焦げきった肌に、「ミラノあたりの裕福層マダムかも」と決めつけかかりました。が、どう見ても、典型的なジャパニーズ体型。ヒザ上丈のスカートから出た脚は短めで、少々O脚でもあったのです。年の頃、40代前後。アラーフォーぽいかたでした。

 お顔がビミョー。和風でもなく、イタリアンもしていません。かなり「メス」が入っているような反ナチュラルさでした。
どうやら、マニフィカクラス(ビジネスクラス)でフライトの彼女。私は「正しく」エコノミー席だったため、搭乗どきの様子はまったくはかり知れませんでした。残念!

 

 ミラノ・マルペンサー空港へ到着。入国審査所へ向かっていると、前方にガングロレディを発見しました。さー、どっち? EU諸国籍窓口かしら?  などと思っていたら、彼女の手にしたパスポートが目に飛び込みました。私と同じく、日本のものだったのです。
 さいごに、このレディのファッションのシュールさも書き加えておきます。編み目がやたら大きいまっ白なレースのトップ。セクシーな黒ブラジャーが丸見えでした。おー!  すごいっ!!  フライト中、「目の保養」となった男性CAだらけだったかもしれませんね。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 ようこそ、イタリアへ

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 21:38
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イタリア発着便の「?」  悪夢のごとき酷初体験

 イタリア発着便の「?」
  悪夢のごとき酷初体験

 

 こんなことがおこるなんて……。あまりの惨事に、想い出すだけで気がおかしくなりそうです。でも、また遭遇する可能性があるわけなので、すっかりトラウマとなっています。
 

 今までのフライト中、それはいろいろなハプニングが生じました。少しあげてみることにしましょう。
・ピサ→パリ間のフライト直前、パリ空港に爆弾が仕掛けられた、という怪情報。ピサ空港の機内で長時間待機。
・天安門事件直後、上海経由便でイタリア戻りどき。上海空港着と同時に、多数の兵隊が機関銃を手にして機内に乗り込んできた。
・ニューデリー経由便の利用どき。国内テロ発生の怪情報が入った、とのこと。搭乗客すべてのパスポートが一時没収され、市内のホテルにプチ監禁。8時間も足止めとなった。

 

 などなど、けっこうスリリングな体験をしています。が、つい先日の成田発、ミラノ着便では、さらに過酷、かつ、耐えがたいできごとが生じたのでした。

 ほぼ満席状態のアリタリア。エコノミークラス最前列の私の隣り(窓側)は空席でした。通路をはさんだ横列に着席したのは、アラブ系の中年男性。イタリア在住らしく、すぐCAに告げていました。「あの窓側席に移りたい」と。最初から、どこか挙動不審げなこの男性に、ちょっとした殺気を感じた私。すぐ、窓際に移動したものです。

 

 すると、その男性は、私が座っていた通路側席に移ってきたではありませんか!  なぜ?  まったく同じ状況の席なのに……。
 問題が体臭。口外すべきことではないのでしょうが、異臭を放っていました。おまけに、やたらと話しかけてくる彼。意を決し、なぜ元の席に座らないのか、と尋ねました。すると、「ここがいい」の一点張り。

 

 どうしたものか大思案。こんな状態で12時間のフライトを成就する寛容精神、私にはありません。CA(女性)に訴えるも、「微妙なことで……」とくちをにごすのみ。確かに!  そのとおりです。
 そこでCA責任者に話してみました。何席か同じフライトだった長身男性で、ほんの少し伝えただけで、すぐ理解してくれました。

 

 ごくソフトに、アラブ系男性を説得。しばし[この席がいい」のリピートだけだった彼は、やっと本来の席に戻ってくれたのでした。
 フーッ、ギリギリのセーフ!  テロやハイジャックにあうより酷な初体験、と実感。2度と遭遇したくないものの、対策はあるものでしょうか?  昨今最大の悩みとなっています。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

  快適な旅にしたいですね

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーアバウトなイタリアンレシピ, 22:33
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私の好きなイタリアの小さな町  Brescello(ブレシェッロ)

 私の好きなイタリアの小さな町
     Brescello(ブレシェッロ)

 

 ポー河流域の村に、保守的ながら人情味あふれる司祭ドン・カミッロと、バリバリの共産党員である村長ペッポーネがいました。相対する政見、主義、主張、そして思想のふたりは、犬猿の仲もいいところ。ことごとく対立していました。ところが常時の激突のなかにも、人としてのふれあいと友情が見え隠れ。苦笑、爆笑の連続なのでした。

 これは、ジャーナリストから小説家となったジョヴァンニ・グァレスキの人気連作『ドン・カミッロ』(1948〜1969)のストーリーです。映画化されて大ヒットしたのも関与して、今だに愛読されているベストセラー書籍。イタリアらしい「妥協」精神を、面白おかしく描いた傑作です。

 

 その舞台となったのが、ブレシェッロ。エミリア・ロマーニャ州のレッジョ エミリア県にあり、今では人口6000人弱の小さな町といったところです。ドン・カミッロとペッポーネは実在した人物。グァレスキが脚色を加えてまとめたそうです。
 ちょうど近くをドライブしていたため、「立ち寄ろう」となりました。映画にも登場の教会や駅(ブレシェッロ駅)が目に飛び込み、大感激の夫と私。我々は、『ドン・カミッロ』が大好きで、テレビで再放映されるたびに、何回もみ入っているのです。


 映画では、ごく素朴な印象を受けた教会、サンタ・マリア・ナシェンテですが、訪れてみると、どうして、どうして! 改修され、手入れも行き届いているためでしょう。小さな町としては、なかなか立派な教会と感心しました。
 ふたりが頻繁に乗り降りした駅はというと、これはまあ、イタリアの小さな町でよく見かけるものと似たり寄ったり。ただ、映画でイヤというほど目にしているため、「ああ、ここなのか!」という感慨は生じたものです。

 

 ヨーロッパでは、今も評判の連作小説、そして映画のためか、毎年6月下旬には町役場や政府協賛の文化フェスティバルが開催。映画、小説、その他の文化祭となっています。
 パルマ県近くのこの町。国鉄の利用だと、パルマ駅よりローカル線で4駅目となります。ポー河沿いらしい町を味わうのにもピッタリの地です。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:私の好きなイタリアの小さな町, 11:45
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スーパーワイルドなマル  正しくワイルドな生きかたに徹しよう


 スーパーワイルドなマル
  正しくワイルドな生きかたに徹しよう


 ボクの前にメロジ一家にいたケンおにーちゃんは、とても病弱なワンコだったそうです。生まれつき胃腸にモンダイがあって、しょっちゅうお腹をこわしていたんだって。あまりに獣医さん通いが続くものだから、途中で治療費の大幅値下げをしてもらったほどらしい。

 

 ボク?  テヘヘヘ。おかーさんに言わせると、「純白さと、病気知らずなのだけが取り柄」の健康優良犬。8才をすぎた今になるまで、ちょっとした病気になったことだってありません。
 時々、プチ嘔吐はするよ。でも、それって、庭の草を食べて胃のおソージをしたあとのこと。並のワンコとしては、当然のライフパターンなのです。

 

 そうはいっても、ごくごくたまーに、食欲いまいち、の時がある。ついこの前も、いつものガツガツ食いじゃなく、ふつーのワンコみたく食べていました。すると、おとーさんが妙に心配し始めた。おじーちゃんの世話で東京にいたおかーさんへの電話でこう告げたのです。
「マルがおかしい。明日もあんなふうなら獣医に連れて行く」
 

 すると、おかーさんは、完全なるパニック。丸一日、ボクのことばかり気がかりで、おじーちゃんの介護も手抜きモードだったらしい。
 翌日、おとーさんからのTelで最初に尋ねてきたのがボクのこと。すると……。
「エッ、マル?  どうしようもなく元気さ。エサ?  いつものように、ガンガンと3くちぐらいで食べ終えたよ」
 なーんだ!  でも、よかった。じゃ、ちょっとマルにかわって。そう頼まれたおとーさんでした。ところが、「ダメだよ。庭で暴れまくってて、家に入ってこようともしない。どこまで頑強なんだか」と返答してました。

 

 その次の日のTel会話では、おかーさんからおこごと。「人騒がせな!  どーせなら、いつもヤーさん犬のままでいてちょうだい。アンタが不調になったら、ポジティヴ面なんてなくなるんだから」と。
 ハーイ!  じゃ、これからも、バリバリのスーパーワイルド犬として邁進一路、突っ走りま〜す!!

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 元気が取り柄ですワン

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:44
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イタリアンな野菜たち


  イタリアンな野菜たち
  Lattuga romana(ラットゥーガ ロマーナ)

 

 日本では「ロメインレタス」と呼ばれることが多いようですね。かつては目にしなかったイタリア野菜ながら、近ごろは多くのスーパーなどにも出回っていてビックリ! かなり普及、浸透していると知り、さらに驚いたものです。
 ラットゥーガとは、レタスの伊語。ロマーナがつかないと、日本で見かけるサラダ菜の類です。葉はやわらかで玉状。一般的なサラダ用として活用されています。

 

 ロメインレタスは、ややかための葉が特徴です。丸型ではなく、楕円形に結球しています。通常のサラダ菜より歯ごたえがあり、ほんの少々苦味あり。イタリアでは好みが分かれるレタスながら、ピリカラやパリパリ感派の多い日本人には、けっこう人気があるようです。
 一年中出回っているロメインレタス。サラダ用として生食するのはもちろんのこと、加熱調理用食材としても最適です。シャッキリ感があるため、炒めてよし、煮込んでもまたおいしい。白菜感覚で味噌汁の具にしたり、鍋料理の一品としても重宝します。

 

 イタリアでは、ハムやベーコンといっしょにサッと炒め、ドレッシングして出すことが多いですね。やや細かめにざく切りしたものを炒め、カットした完熟トマトも加えて調理すれば、パスタ用ソースとしても最適です。オイルは、やはりエクストラヴァージンのオリーブ油がベスト。ロメインレタスの味がひきたちます。

 

 一般的なサラダ菜より、ミネラルとビタミンが豊富に含まれているこのレタスです。特に、カリウム、カルシウム、マグネシウム、葉酸、ビタミンC分が多いため、青汁作り用に使ってもいいでしょうね。高血圧、がん、貧血予防用としても期待される野菜です。応用度が広いので、いろいろ工夫して作ってみてください。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 22:33
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スーパーワイルドなマル   猛省を命じられたけど、メゲない!

 スーパーワイルドなマル
  猛省を命じられたけど、メゲない!

 

 アンタの吠えかたには、ポジティヴ面とネガティヴ面の両方がある。ちょっと、そこに座りなさい。
 おかーさんが真顔で告げた。テヘッ、なんだかヤバッ。またお説教か〜あ。マ、いいやー。ハイ、ハイ、ハイ、と素直ぶりっこして、聞き流そう。いつものように、ね。

 

 さて、おかーさんのスピーチが始まりました。こんなぐあいです。
「無駄吠えは、まあ、しないアンタよね。それは認めるわ。おバカ犬にしては、けっこうエライ、とほめてあげる。でも、見ず知らずの人が通ったり、郵便配達員が郵便物を入れた瞬間、狂ったように吠えまくるでしょ。いったい、あのバイオレンスモードはなんなの? とてもマルチーズとは思えないわよ。Bariano(我が町)いちばんの猛獣犬ね、アンタって。猛省しなさい!」

 

 エー!?  ボクちゃんのどこがモージューわけェ? それって、おかーさんのモーソーじゃん。とダジャレようとしたけど止めておいた。かえっておかーさんの反感をかってしまうだけだからね。よけいガミガミ言われ、ウザったいに違いない、と察知したからです。
 でも、よくよく考えると、おかーさんの発言、論理的じゃない気がする。どーしてマルチーズはガンガン吠えちゃいけないの?

 それって誤った先入観そのものじゃないだろうか。マルチーズはこういうものです、と決めつけてるのは誰? 人間でしょ。マルチーズにも、いろいろなタイプが存在、という事実、しっかり把握してほしい、 と訴えたいボクです。

 

 そんなことを考えていたら、おっ、猫! 一目散に庭へ飛び出し、ギャンギャンと吠えてしまった。あまりのド迫力に、「ハーッ、ダメだわ、こりゃ」と、深〜いタメ息のおかーさんでした。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 叱られても、めげない、めげない

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 00:09
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