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スーパーワイルドなマル  庭師で金持ちになるはずだった

 スーパーワイルドなマル
  庭師で金持ちになるはずだった

 

 誰にでも、得手、不得手がある、と言われてるよね。おかーさんの得意とするものは何だろう、と考えてみました。料理?  マ、苦手じゃないのは確か。食いしん坊なぶん、やたらリキを入れて励んでる。自分では「レストランよりおいしい!」と勝手に信じこんでいるようです。時には、「天才だわ!」とまで自慢。ボクとおとーさんは、黙ったまま顔を見合わせるのが常です。

 

 料理より、もっともっと上手なもの、あるじゃない!  と、ボクは言いたい。それは、芝刈り作業です。日本でも、昔から芝刈り担当だったらしいおかーさん。イタリアの庭も、いつだって率先してやってます。
 そのパワフルさといったら!  いつもはグータラなくせに、芝刈りの時には人が変わる。テキパキ、エネルギッシュな動作で芝刈り機を操縦します。そこらのプロ庭師よりずっとすごい!

 

「これで、○○ユーロぶん、浮いたわね」とご機嫌です。というのも、いつかおとーさんがプロに刈ってもらうと、100ユーロ(約12000円)請求された。あとで知ったおかーさんの逆鱗にふれたってわけ。「どこが100ユーロ仕事なの?  私のほうがずっと上手!」と、長いことキレてました。
 ただ、新しい芝刈り機は、かなり危険。セミプロ用の馬力あるマシーンなので、操作には注意が必要です。ズボラなおかーさんは、何回かコードまでカットしちゃった。あまりにもパワーがありすぎて、リスクが高いのです。それなのに、「実家の芝刈り機より、はるかに性能がいい。日本製はダメね。安全性優先だから、カット力が弱すぎる」なーんて言ってます。

 

 加えて、こんな発言もしていました。
――私、道を誤ったわ。庭師になるべきだったのよ。毎日楽しくすごせ、おまけにお金持ちにもなれたわね。今からでも、トライしようかしら?
 お好きなこと考えてくださ〜い。と心で呟きつつ、そっとその場を去ったボクでした。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 道を誤ったのでしょうか

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:08
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イタリアなう  さようなら、イタリアの美容室

 イタリアなう
        さようなら、イタリアの美容室

 

「昔はよかった」
 つい、そんなふうに感じることのひとつが、イタリアの美容室です。イタリア、というより、私の住む地、と言うべきでしょうね。
小さな田舎町のためか、はたまた、30年以上も前だったせいか、めちゃ安でのヘアカット&ブロー料金だったのですよ。日本円にして、数百円くらいのところだってありました。それなりの仕上がりですが、私にしたら満足、納得。こんな低料金に、文句など言えませんでした。

 

 だいたい、髪なんて、必ず伸びてきますからね。悲惨なスタイルにカットされても、死ぬわけじゃなし。少し我慢すればいいんだ。そのくらいの美意識欠如、オンナを捨てたモードの私なのです。
 ところが、ユーロ導入と共に、すべてが倍額以上にハネ上がってしまったイタリア。ヘアサロンとて同じです。町内で最も安いところで15ユーロ(約1800円)。評判のいいところは、30ユーロ以上もとるようになりました。


 これって、おかしい!  夫が行く理髪店は、12ユーロ。以前より少々値上がった程度なのに、なにゆえ、美容室はここまでハネ上がったのでしょう。どうも釈然としません。もう、イタリアでカットするのはやめよう、と思いました。サロン内でのおしゃべり、質問攻めにも、けっこう辟易としてきたところですし。

 

 幸か不幸か、亡き父が入院中の病院近くで、1,000円料金のサロンを発見! ヤッホー、のうれしいお値段です。ただし、洗髪なし、ブローなし。おまけにカットタイム15分以内、とのことです。一瞬、迷ったものの、「死ぬわけなし」感覚のもと、セミショートにカットしてもらいました。
 結果?  マ、やはり、それなり、ですね。でも、泣きたくなるほどのひどさでもありませんでした。これは、いい!  次は、ベリーショートに挑戦しようか、と考えているところです。どんどん、イタリアの美容室が遠のいていくことでしょう。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 
 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:53
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スーパーワイルドなマル  9才になり、認知症を疑われる

 スーパーワイルドなマル
  9才になり、認知症を疑われる


 最近のおかーさんのくちぐせ、気に入らないっ! ボクのこと、「シニア犬」なーんて言うんだよ。そりゃ、ボク、4月で9才になっちゃった。人間なら、60前後ってとこらしい。だからって、シニアなおかーさんから言われたくないぜ、です。
 だいたい……とボクは思う。人間って、どーして年齢でひとくくりにしようとするんだろう。特に、日本の人たちってそういう傾向が強いみたい。

 

 イタリアじゃ、60・イコール、「シニア世代」にはなりません。老人扱いされるのは、80すぎくらいからなんだよ。60代の人に、ノンノ(おじいさん)、ノンナ(おばあさん)呼ばわりするケース、皆無です。
 だからね、おかーさんになんと言われようと、イタリア暮らしのボクは、まだまだヤング犬。いや、それはちょっと無理があるね。「成犬」ということにしておきます。

 

 でもねー、とおかーさん。異議あり発言が連発されました。
「この頃、口臭が気になる、おっさん犬そのもののクサさよ。それって、トシの証拠でしょ。あと、私の手作りエサを完食しないこともある。ライスやパン、少し残したりするのは、老犬のワガママさに決ってる。シャンプーだって、ますます嫌がるようになったわよね。まるで、身なりにかまわなくなったヤモメ男にそっくり」

 

 そ、そ、そこまで突くかあ。マ、確かに、とは感じるけど、メンドーなので反論しなかった。かわりに、こう告げました。
「ヤモメって言えばさ。おかーさん、いつか、ヤマメとまちがって発言したことあるよね。あれ、サイコーにおかしかった」
爆笑のボクに、おか−さんは、シラ〜と返したものでした。
「そーゆー、どーでもいいことだけ覚えてる、というのが年寄りそのもの。認知症の可能性もあるわね。気をつけなくっちゃ」

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 認知症とは失礼な。

 このつぶらな瞳を見て

 

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 21:47
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イタリア発着便の「?」    Giovannaさんのいるアリタリア

 イタリア発着便の「?」
       Giovannaさんのいるアリタリア


 アンデルセンの『即興詩人』を久々に再読。やはり冒頭の一文にひかれます。
――ローマに行かれたことのある人は、美しい噴水のあるバルリーニ広場をごぞんじでしょう。
 この一文、つい、以下に換えたくなりました。
――アリタリアでジョヴァンナさんに会った人は、彼女の秀でた接客ぶりに驚かれたことでしょう。

 

 チーフCAのGiovanna Massiniさんは、スーパーレディ。スレンダーな体型、金髪美女なだけでなく、そのサービス精神、ホスピタリティが群を抜いています。
 搭乗客ひとりひとりに、「ヨウコソ」「ゴトウジョウ アリガトウ」と告げてくれるのですよ。とびっきりに美しい笑顔と共に。そして、超ベテランのチーフだというのに、他のクルーたちの比でない働きぶり。各人へのドリンク補給などに励んでいます。その作業、まったくしないCAもけっこう多いですからね。いかに彼女が偉大なプロかわかります。

 

 それにしても、約12時間のフライト中、よくぞ、という感じでエネルギッシュに動き回るジョヴァンナ夫人。チーフなので最年長の可能性が高いでしょうに、他のCAと違い疲れなどいっさい感じさせないタフさです。「お仕事、楽しくてしかたないの」といったふぜいには感服、敬服しきります。
 きっと彼女は、大いなる誇りと使命感を持って、任務をまっとうし続けているのでしょう。だから楽しくて幸せ。美しく輝いていられるのだと信じます。むしろ、奉仕の割合のほうが多いのでは、と思わせる彼女の働きぶりには、いつだっていろいろ学ばせてもらっています。

 

 アリタリア航空には、ジョヴァンナさんがいる。それだけでも、「他の航空会社への浮気はすまい」と心に誓う私です。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 20:58
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イタリアンな野菜たち  Fave(ファーヴェ)

 イタリアンな野菜たち
   Fave(ファーヴェ)


 日本だと「そら豆」。ただし、イタリアものは硬さが違います。日本で市販されているより、はるかに柔らかいのです。そのため、出回り始める春には、フレッシュなまま食べます。生で? そうです! 茹でたりしません。


 この生食を特に好むのがトスカーナ地方。スーパーや朝市の野菜コーナーでは山盛りになって売られています。多めに求め、前菜として食卓に置くことが多いですね。生のままさやをむき、一粒ずつくちにします。その新鮮な味わい深さ、たまりません。次から次へと手が出て、大量だって食べ終えてしまいます。

 夫と私は、ストレート食いを最も好みます。ですが、トスカーナ地方の人たちは、ペコリーノやパルミジャーナなどのスライスといっしょに味わうことも多いですね。「絶妙なハーモニー」と言われています。

 

 日本のそら豆と異なり、茹でることはまずありません。加熱調理をするのは、乾燥物のそら豆。水に浸してもどし、魚肉類と煮込んだりします。南伊でもメニューが多いですね。ことにサルデーニャ島では愛食されるドライそら豆。豚肉、各種野菜といっしょに煮て仕上げます。

 生のそら豆を煮込み料理してみた私。なぜか味わいに欠けるうえに、柔らかすぎてくずれてしまいました。イタリアだと、生ものは加熱せずに食べるのがベスト、と悟ったものです。
 

 ところが、北伊では、あまり常食されないのがそら豆。生ものの出回りぐあいも多くはないし、中、南部に比べ、お高めです。それでも、一年に一回しかお目見えしない旬もの。必ず求め、イタリアならではの生食に徹しています。

 古代より食べられていた、と言われるそら豆。たんぱく質、各種ビタミン類やミネラル分が多い秀れ食材らしいですよ。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 23:17
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