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イタリアなう  アイロンはバカ安に限る!
 イタリアなう
       アイロンはバカ安に限る!
                                  ・
 昨今の家電の脆さを感じたことはありませんか? イタリアで市販のものばかりなのでしょうか。どうも長持ちしなくなった気がしてなりません。
 特に掃除機。今まで、何機の買い換えをしたことでしょう。そこそこのお値段のメーカー品を求めてもダメ。保証期間がすぎたあたりから、あちこちにガタがくるのです。そこで、何年か前より、高品質とか言われるお高めはパス。100ユーロ前後にして、頻繁な買い換えに徹しています。
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 アイロンとなると、そうはいかないかしら。そう感じ、スチーム万全システムのドイツ製にしました。これは、けっこうもちましたね。その後のイタリア製も大満足。3年ほど前「寿命」がきて、コンピュータ内臓の新システムものにしました。その気まぐれな作動といったら! 
 好調な時は、みごとなスチームでプレスできるのに、コンピュータのご機嫌によるのか、プログラム化しない時もあり。イラつきます、ストレス多大。だからコンピュータなんて大っキライ、とわめき続けたものです。
                                  ・
 よーし、アイロンも、安いのにトライしよう! まちがってもテックのロジーを配した最新システムのものは買わないぞ。そう心に誓い、下から2番目のローコスト品を購入。ごくごくシンプルなスチーム作動品です。これ以上はない、というくらい簡単に使えるのも私向きです。
 お値段? 40ユーロ(約5200円)が、セールで半額。つまり20ユーロでゲットしました。なんだか、おもちゃのアイロンみたい……。でも、9ユーロのものだってありましたよ。さすがにそれはパスしましたけれど。
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 さて、20ユーロのアイロンの性能はいかに? いいんですよ、これが。アナログっぽい使用法も私好み。コンピュータ式ではないぶん、ストレス皆無で使えます。でも、きっと、命短し、のアイロンなのでしょうね。保証期間は2年。そこまで活用できたら、御の字でしょう。2か月くらいで壊れるのではないか、と想像する私って、家電への信頼感ゼロ派かもしれませんね。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 21:16
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 タカコから 年末のごあいさつ
  年末のごあいさつ
                                  ・
 伝統、慣習などに従順、とは言いがたい面が多々ある私です。ことに、ヨーロッパ暮らしだと、それらに相違が生じたりするので、なおさら。つい、マイモードとなりがちです。
 ただ、新年のごあいさつは、日本の例に従わさせていただくことにしました。つまり、本年、父が他界したため、喪中につき、ということでお許しをいただきたく思います。
 それでも、この一年間、お世話になったメッセージはお伝えしたく、ペンをとることにしました。
                                  ・
 今年もブログを愛読し続けていただき、心より深く感謝しています。本当にありがとうございました。父の旅立ちをブログで察知してくださったかたも多く、とてもあたたかいお悔やみ状が届いたりもしました。どれほど励まされたことでしょう。この場を借り、深く御礼申し上げます。
 公私共々、さまざまなことがあった2017年も残りわずか。日本、そして世界的に見ても、明るい事柄が多い今後とは感じられません。それでも、私たちの生活は続いていくのですよね。希望だけは失わず、日々をすごしていきたいものです。
                                  ・ 
 例年より寒いこの冬、と思うのは、母に続き、父も失ったからでしょうか。でも、春や夏は確実に訪れます。人生の虚しさばかり嘆いてばかりもいられません。両親の介護、見送りをなんとかすませたため、5年ぶりにイタリアでの年末年始となります。現実を受けとめ、心新たに前へ進められたら、と願っています。
 今年もいろいろ、本当にお世話になりました。2018年もどうぞよろしくお願いいたします。
                                  ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:新着・タカコのニュース, 00:36
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イタリアンな野菜たち    Senza testa(センツァ・テスタ)
 イタリアンな野菜たち
        Senza testa(センツァ・テスタ)
                                  ・
 ユーモアやジョーク好きなイタリア人です。他の国民以上にセンスがある、と実感します。料理にしても、「おー!」と叫びたくなるユニークなネーミングがありますよね。「スパゲッティ アッラ プッタネスカ」がいい例。「娼婦のスパゲティ」ですからね。オシゴト後、朝、あるいは昼前帰りのおねーさんが、ありあわせの食材(トマト、アンチョビ、ケーパー、オリーブの実)で作ったパスタのネーミング。愉快な発想です。
                                  ・
 今回の野菜の直訳もドキリ。なんたって「頭無し」ですから。なにゆえ、このようなネーミングとなったのでしょう。私なりに考えてみました。
 日本のナバナに似た青菜ですが、チーマ・ディ・ラーパ(ブロッコリーラーブ)の仲間。赤カブから改良されたアブラナ科の野菜です。チーマ・ディ・ラーパがつぼみをつけ、食材として活用されるのと異なり、センツァ・テスタは葉だけが生育。そのため、「つぼみ無し」、イコール「頭無し」となったのではないでしょうか? あくまでも私観。実際のところは不明です。
                                  ・
 さて、この食材、どのように調理するのか。味わいに異なりがあるものの、コマツナのように茹でるのがふつうです。適度な辛さが特徴。若干、日本の辛し菜に似ているかもしれません。
 おひたしとして魚肉料理にそえるなら、オリーブオイルとビネガー、あるいはレモン汁で調味するといいでしょう。マヨネーズも合うかもしれませんね。また、ミネストラやミネストローネの具としても使えます。ゆがいてからオリーブ油で軽く炒め、パスタの具としてもおいしいですよ。
                                  ・
 まずはニンニクをサッと炒めてからにすると、より味わい深くなります。シンプル、かつ、ローカロリーなヘルシーパスタと言えますね。
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  タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 22:40
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イタリア発着便の「?」   空港内で生きるシニョーラの幸せ
  イタリア発着便の「?」
    空港内で生きるシニョーラの幸せ
                                ・
 どこにいてもボンヤリの私です。子供の頃から注意散漫だったことも確か。今もってまったく改善、好転していません。ミスや誤り、勘違いも実に多く、我ながら、よくぞ生きてこられた、とさえ感心します。
「アンタ! 気をつけなさいよ‼」
ミラノ・マルペンサー空港でもよく言われます。到着フロア、ある箇所のシートでのことです。ハンドバッグが開いたままだったり、パスポート(!)その他を落とした時、やさしさ、キツさが入り混じった声で諭されます。空港内のスタッフ? いえ、80近い年頃のみごとにふくよかなイタリア人シニョーラです。
                                ・
 何回も怒られている(注意されている)私は、今や顔なじみ気分。「ボンジョルノ」と声をかけるようになりました。シニョーラは貫禄いっぱいの声で「チャオ」と返してくれます。イタリアのマンマそのもの!
 いつも、大小のバッグや袋といっしょに、2〜3席分をひとり占めしてドップリ座っているシニョーラ。そうです。空港内で寝泊まり生活をしているホームレス婦人。世界的に活躍のピアニスト、フジコ・ヘミングウェイさんにどこか似た風貌。迫力、あります!
                                ・
 いつだったか、シニョーラが陣取っている席に、姿がありません。トイレにでも行ってるのね。そう思い、空港内の行きつけショップに立ち寄り、半時間ほどすごしました。その後も、シニョーラの姿なし。身の回り物も消えているではありませんか!
彼女に、なにか起こった! 胸騒ぎがして、同じショップにひき返し、スタッフに尋ねてみました。
「あ、あのシニョーラね。時々、場所を変えるのよ。そのほうがリフレッシュにいいみたい。大丈夫! すごく元気にしているから。いいシニョーラよ。決して物乞いとかもしないしね。みんな、それなりに見守っているのよ」
と言われ、安堵したものです。
                                ・
 シニョーラに同情、憐みの念はありません。偽りだらけで生きているどこかのリーダー夫人などより、ずっとずっと幸せな人生、とも感じます。
 でも、彼女が発病したり、怪我などしたらどうするのでしょう。きっと、空港内の人たちが、すぐさま救いの手をさしのべてくれるに違いない。そういう国です、イタリアは。
                                ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 23:23
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イタリアンな野菜たち  Rosmarino(ローズマリノ)
  イタリアンな野菜たち
    Rosmarino(ローズマリノ)
                                ・
 直訳すると「海の薔薇」。なんともロマンチックなハーブ名を受けたローズマリーです。ところが、日本語訳だと「マンネンロウ」とのこと。ちょっと味気ない命名、と感じますね。
 地中海沿岸が原産。つまり、イタリアやフランス、ギリシアなどの海辺では、あちらこちらに大木が生育しています。挿し木で増殖したり、暖かい地では露地でも冬越しが可能なため、みごとに育ち続けるのです。
                                ・
 強めの香りが特徴で、魚肉料理の臭み消しにもってこい。ことに、各種肉のバーベキューどきのハーブとして欠かせません。小枝を束にしてオイルをつけ、ハケのようにして肉につけて使うのがイタリア風です。
 また、じゃがいも料理にも絶妙な味つけとなります。オーブン、あるいはフライパンでローストやソティをする際、いっしょに加えます。じゃがいもにマッチして、病みつきのおいしさとなりますよ。
                                ・
 ローズマリーの香りが、アルツハイマー病の予防効果を期待できる、という説も強いイタリア。それを信じる私は、ずいぶんと前から実家に大木を植えています。小枝に切り、カップに入れて、各室へ置きました。ことに、両親の寝室には多めに。父や母が認知症が生じないまま旅立てたのは、そのため? いえいえ、そうは決めつけられません。ただ、刺激のある香りが、脳を活性化させるのに一役かっているような気がします。
                                ・
 オリーブ油やビネガー、ワインなどに枝をつけこむのもおすすめ。料理を作る時に使えば、香りづけの役割を果たしてくれます。
バスタブに小枝の束を入れてもいいですよ。香りの成分は、各種の優れた精油を含んでおり、リフレッシュ効果、お肌の引き締めパワーがあるそうです。
 小鉢植えでもかまいません。ぜひともローズマリーを育ててみてください。
                                ・
 タカコ・半沢・メロジー
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 20:53
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スーパーワイルドなマル  生野菜好きのおホモ犬?
 スーパーワイルドなマル
       生野菜好きのおホモ犬?
                                  ・
 トマト、キュウリ、セロリ、レタス、人参……どんな野菜も大好きなボク。しかも、生のほうがよりおいしい。特にクレージーなのが、フィノッキオ。日本だと、フェンネルとか、ウイキョウと呼ばれるベジタブルです。
 細めにスライスしたフィノッキオだと、もうサイコー! シャキシャキ感がたまらなくて、いくらでも食べられちゃいます。そんなボクを目にして、お客さんたちはビックリ!「これは、犬じゃない」と呼ぶ人がほとんどです。
 ジャーマンシェパードのケンおにーちゃんは、野菜嫌いだったみたい。生はもちろん、調理ずみも苦手。トマトやキャベツとかならまあよかったらしいけど、人参はよく、ペッペとくちから出してしまったそうです。
 でも、フルーツなら、なんでもOKだった、とか。いちばんの好物だったスイカは、ごていねいにもすべての種を出したことは、今でもメロジー家の語り草になっています。
                                  ・
 ボク? そこまで器用じゃないからね。種も飲みこんじゃいます。で、おかーさんが、ちゃんと種を除いて与えてくれる。「しょーがないでしょ、ケンほどおりこーじゃないんだから」の目つきといっしょに。
 けどさ、スイカの種を出すワンコなんて、ドメスティックすぎない? 犬って、そーゆーものじゃない、とボクは思います。マ、どーでもいいけどね、もらえさえすれば。
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 さーて、フィノッキオ。イタリアでは、おホモさんの意味もあるそうです。俗語らしいんだけど、イタリア人は、みーんな知っています。ただ、おかーさんによると、「だれも、なぜなのか解明してくれない」とのことです。
 フィノッキオをねだり続けるボクに、おかーさんがシラ〜ッとひとこと。「やっぱり、アンタっておホモ犬?」そんなこと言われても……。グルーバルなバイセクシャル犬、ということにしておこーかな〜あ。
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 タカコ・半沢・メロジー
                                  ・
 ナマ野菜大好きなボクです
 
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 23:42
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イタリアンな野菜たち  Limone(リモーネ)
  イタリアンな野菜たち
    Limone(リモーネ)
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 リモーネとはレモンのことです。果物に属するでしょうし、イタリアが原産地でもありません(インドから東南アジア、とされています)。それなのに、イタリアの食生活に欠かせない食材であることにまちがいなし。我が家でも、決して欠かすことなく常備しています。                              
 イタリアに持ちこまれたのは、10世紀頃、とのこと。アラブ人がシチリアで広めた、と言われています。今でもシチリア島で大生産されています。レモンの砂糖漬けは、古くから島の名産として人気です。
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 我が家では、ミラノ風カツレツのような揚げものはもちろんのこと、多くの魚肉メニューにレモンを絞っていただきます。爽やかなジューシーさが脂身とマッチ。おいしさがグーンと増すのです。レモン汁をかけるため、下調理用の塩は少なめにします。減塩対策としても好適ではないでしょうか。
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 ドレッシング作りでも、ビネガーよりレモンが定番。オリーブオイルとの相性もバツグンなため、塩、コショーを少々加えただけで充分です。飽きのこないドレッシングとしておおすすめいたします。
 レモン皮もよく利用するイタリア。ことに、肉の煮込み調理の仕上げに、すりおろしを入れたりもするのですよ。プロから伝授された隠し味、となっています。
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 皮といえば、レモンチェッロ。レモン皮を使ったリキュールです。南伊のソレント半島で作られていますが、イタめし人気で世界的に知られるようになりました。キリッと冷やしたものを食後に飲むのがイタリア風。消化にいいらしく、毎食後の慣習となっている人たちも少なくありません。
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 それにしても、日本国産のレモン、まだまだお高めですね。実家近くのスーパーでは、なぜかいつも1個198円(プラス物品税)。イタリアでは数個買えます。レモン王国、と言えるでしょう。
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 タカコ・半沢・メロジー
 
author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 20:48
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