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イタリアンな野菜たち   Lenticchie(レンティッキエ)

 イタリアンな野菜たち
   Lenticchie(レンティッキエ)

 

 イタリアの年末年始に欠かせない食材がこれ。日本名は「レンズ豆」です。世界的にも「最古の豆」と言われる一種。レンズのような形をした平たい豆なので、この名前がついているようです。
 ごくごく小さなこの豆。イタリアでは、「たくさん食べると金運に恵まれる」と言われています。それで、「新しい年にはお金が入りますように」と口にするのが慣習です。ことに、元旦のメニューに出されることが多く、我が家もそれに習っています。マル(犬)にまで与え、願をかけるものの、ちっとも叶ってはいませんけど……。


 完全栄養食とされる豆類。日本には、実に多くの種類がありますよね。いわば、「豆王国」。最長寿国なのも、豆の多食が大いに関与している気がします。
 ただ、下茹でしなくてはならないことが多く、少々面倒。こまめに作る人が減っている気がします。ところが、レンズ豆は別。下茹での必要がないため、それは便利です。イタリアでは大量に茹で、コテキーノ(ソフトサラミ)やザンポーネ(豚足。あるいは豚足の皮に詰めた肉)といっしょに食べます。

 

 この国暮らしが始まった当初は、コテキーノやザンポーネがメインの伝統的ごちそう料理、と思っていました。ところが、そうではなく「お金がたくさん入ってきますように」の願かけレンズ豆が主目的と知りました。日本なら、「マメマメしく、健康にすごせますように」となりますよね。お国柄の違い、と楽しく感じます。

 

 さっぱり味のレンズ豆です。肉に添えるならそのままで充分。もの足りないようなら、オリーヴオイルかヴィナガーで調味するといいでしょう。私もまた、つい新年にしか食べないことが多いものの、四季をとおして魚肉類のつけ合わせに活用したい、と思っています。ミネストローネ、その他のスープに加えてもおいしいでしょうね。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 食べると金運に恵まれます

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 22:23
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スーパーワイルドなマル  ボクにキョセー、だと?

 スーパーワイルドなマル
   ボクにキョセー、だと?


 ムムムムム。なんなんだ、この会話。女の子がいいか、男の子がいいか。はたまたキョセーすべきかどうか。などなど、イタリアとマレーシア間のテレホンおしゃべりが続いている。ブキミの一語に尽きます。
 実はね、マレーシア住まいの読者さんY子さんとの女子会話なんです。Y子さんファミリーがワンちゃんを迎えることになったんだって。初めてのことなので、おかーさんに「いろいろ教えてほしい」ということらしい。

 Y子さんの御主人は、イケメンのマレーシア人。Mちゃんという、それはラヴリーな女の子がいます。Mちゃんは絵がすっごく上手でね。時々、ボクを描いてくれるんだよ。ワンちゃんといっしょに暮らすことが、Mちゃんの夢だったんだって。
 

 結局、ペットショップのトイプードルにひとめぼれしちゃったY子さんとMちゃん。茶色の男の子だそうです。さいしょは、「女の子」と考えていたY子さんだったけど、ひとめぼれとなったら、性別など関係なし、ということだよね。
 おかーさんとの会話では、「女の子のほうがおとなしいみたいだけど……」「まあね。でも、私はいつも、男の子ばかり迎えてる」となり、やがて、「キョセー」テーマに移りました。そうです。「去勢」。オチンチン切り、いや、生殖能力を奪ってしまうことだよね。ブルブルブル……おそろしい……。

 

「理想は6か月までにすることと聞いた」とY子さん。今2か月のトイプードルちゃんにすべきかどうか迷っているそうです。
おかーさんは、こんなふうに答えていました。
「うーん、難しいところよね。いろいろな見解があるでしょうから。ウチは、どの子にもしたことがない。ケンもマルも、そのままにしてたわね。ケンはともかく、マルがワイルドすぎるのは、去勢をしなかったためかも。しておけばよかったかしら。今からでも検討したいほどだわ」

 

 そーゆー発想、しますか、ふつう?  ボクはもう8才。オヤジ世代なんだよ。ボクのオチンチン、勝手に変えるな、と叫びたいっ!  今どきの女子会話って、ロクな内容じゃない、どブツブツ呟くボクでした。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 女子会話はこわいね

 

 

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 23:40
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タカコから お知らせと御礼

 タカコから

  お知らせと御礼

 

 昨年の秋にまいた西洋芝の種。この冬の寒さにも耐えて青々と成長。初春の陽ざしを受けて輝いています。競うようにして、蕾を膨らませていく梅。枝に止まる野鳥の姿も多くなってきました。
 そのすべてを楽しみにしていた老父が、美しさを確認しないまま、2月12日早朝に永眠しました。2日間の昏睡状態のあと、眠ったままで旅立ったのです。

 

 昏睡前に交わした言葉は、次の3つ。
 「(病院まで)なにで来たの?」
 「今、何時?」
 そして、昏睡に陥る直前の「もう戻って体を休めたら」


 それはないんじゃないの、お父さん。なぜ、こんな時にも、自分のことより私のことを気づかうの? 抗議をしたいほどでした。
 さいごまで、娘に甘い父でした。1月下旬に緊急入院して半月。主治医はじめ、看護師、介護師、ヘルパーさんたちには大変なお世話になったものの、娘の私にはさしたる苦労もかけずに逝ってしまいました。

 

 あと2か月で95歳を迎えるところだった父。年齢に不足はないけれど、大往生とは感じません。親の死は、どうであれ辛い。失った淋しさ、虚しさは表現しようがありません。
 今は、なにを目にしても、父のことばかり浮かびます。やはり、もう少しいっしょにすごしたかった。父の誕生日、4月の華やいだ陽光を浴びさせてあげたかった。

 

 それでも、急逝した母の時よりは、素直に別れを受け入れられそうな私です。父のくちぐせだった「形あるものいつかは壊れる。人の命もいつしか絶える」が心に響きます。
 父が溺愛していたリクガメたちが、もうすぐ冬眠から眼をさますことでしょう。主(ぬし)の去った庭だけど、芝生を元気に歩き回ってほしい。なによりものはなむけとなりそうです。

 

 たくさんの皆様から、父への御厚情をいただき続けてきました。改めて、心より深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。亡き父も、さぞかし感謝していることでしょう。

 

  2017年2月21日

   タカコ・半沢・メロジー  

 

    

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:新着・タカコのニュース, 22:23
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イタリアンな野菜たち Radicchio rosso(ラディッキオ ロッソ)

  イタリアンな野菜たち
      Radicchio rosso(ラディッキオ ロッソ)


「トレビス」とも呼ばれる赤チコリの一種です。外見は紫キャベツによく似ているものの、まったく別種。原産地はヨーロッパや北アフリカらしいのですが、現在の主産地はイタリア、と聞いています。どうりで!   スーパーでも、必ず見かけますから。
  かつては輸入野菜だったものの、イタリア料理の人気、定着などもあり、消費がアップ。日本国内でも作られるようになったそうです。これから、さらに出回りそうな野菜、と言えるでしょう。

 

 歯ごたえのいいシャキシャキ感、そして、少々の苦みが魅力の食材です。メインのメニューは生食。オリーヴオイルとヴィネガー(あるいはレモン汁)であえたサラダが最も定番です。生ハムや茹で卵、ミニトマトなども加えると、おしゃれでリッチなメニューともなります。
  パンチェッタ(豚肉の塩漬け)やベーコンを細かく切り、こんがりと炒めたものを生葉にかけるメニューも人気。生葉のほろ苦さとよく合い、病みつき的なお味となります。

 

   加熱すると苦みが増します。ピリカラ党も多いイタリアでは、わざとこの苦さを活用。グリル、あるいはオリーヴオイルでサッと炒めたものを、肉や魚料理に添えることもあります。ことに、脂こい肉メニューにぴったり!   特有の苦味が、口の中をさっぱりとさせてくれます。
 

  イタリアでは、丸型のみならず、細長、バラの花型など、いろいろな仲間が存在。それぞれに名称がつけられています。なかでも有名なのが細長型の「トレヴィーゾ」。白と赤紫がみごとなほど美しく配されています。冬には、産地のトレヴィーゾでこの野菜のお祭りがあるほどです。
生でよし、加熱してもまた味わい深い。メニューの工夫も楽しい野菜です。 

 

   タカコ・半沢・メロジー

 

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 21:38
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イタリア発着便の「?」   30年ぶりの再会劇

 イタリア発着便の「?」
       30年ぶりの再会劇

 

 皆さんは、偶然の出会い、どのくらい体験されていますか?  もはや、長〜い人生となっている私は、今まで、ずいぶんとあります。一冊分の本にだってなりそうなほどです。
 学生の頃、船上で知人と再会したり、親が海外で知り合った日本人と、スペイン、フランスで遭遇、などというハプニングさえありました。親から写真を見せられていなかったら、まったく気づかなかったことでしょうけど。

 

 つい最近は、夫と共にミラノ・マルペンサー空港を発つ直前のことでした。イタリア生活を始めた直後にインタビューさせてもらった在伊の日本人と再会したのです。なんと30年ぶり!
 お互いの変化の著しさもあってか、空港ではまったく気づきませんでした。空港内のラウンジ、そして機内にて言葉を交わし、名刺を交換。日本着後、その名刺をしみじみとながめていた夫が、「ひょっとして……」と声をあげたのでした。

 

 それにしても30年ぶりとは!  当時からイタリアで活躍していたその日本男性は、さらなる大飛躍。政府から偉大な称号まで受けている、と判明しました。誇らしいですね。同じ日本人として。これも良き御縁と感じたいものです。
 成田空港発着どきの偶然の出会いもあります。アリタリア航空のカウンターでチェックインしようとしていたら、旧知の日本女性から声をかけられました。御主人といっしょの南伊の旅、とのこと。残念ながら、彼女たちはローマ、私はミラノへの直行便ゆえ、フライトは別でした。

 

 かつての恋人との予期せぬ再会、とかもあると面白そう(?)ですね。ごくごくわずかの数だし、外見の判断は不可能ぎみ。遠い昔の想い出として、ゆる〜くキープしておくほうが無難でしょう。


 タカコ・半沢・メロジー

 

 偶然は実は必然ともいえます

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 00:00
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イタリアなう   「Perche?」好きイタリア人の最大疑問

 イタリアなう
      「Perche?」好きイタリア人の最大疑問


 イタリアへ何度かいらしたかたならお気づきでしょう。この国の人たちって、実に「Perche?」好き。「ペルケ?」とは、「なぜ?」「どうして?」という意味です。

 

 例えば、この私に対し、こんな「ぺルケ?」がよく飛びかいます。
「なぜ、こんな田舎に住んでいるのか?」
「なぜ、ダンナはフランス人なんだい?」
「なぜ子供、いないの?」
 などと、いっけん、「それって失礼」問いかけが多いものの、悪気はまったく無しなので苦笑するのみ。テキトーに茶化して返答するようにしています。

 

 ミラノなど、日本人の姿も目につくようなところではこんな「ぺルケ?」がダントツな昨今。それは、「なぜ、日本の人たちはマスクをしているのか?」。今まで、何回、何十回、耳にしたことでしょう。
 イタリア人に言わせると、こうなります。――風邪をひいているからかと思ったら、そうではないらしい。中国のように公害汚染の激しい国を訪れたわけでもないのに、圧倒的な数のマスク姿。いったい、なぜ?

 

 確かに!  日本人である私にしても、正直、ギクリとすることが多々のマスク、マスク、マスク。帰国どきに必ず行くドラッグストアーではすごい数のマスクが置かれていますし。こういうこと、昔はなかった気がしてなりません。
 日本人がマスク多用となったのは、いつ頃からのことでしょう。風邪やインフルエンザが流行しようと、マスクをしないの常の欧米。イタリア人でなくても、「なぜ?」といぶかしそうです。


 どうしても、一般人のマスク姿は奇妙に映ってしまうのが欧米。イタリア人のようにストレートに問わないだけなのでしょう。
「よくわからないけど、各種の予防、そして安全性のためみたいよ」と、ざっくり返す私に、「う―ん……」のリアクションしか戻ってきません。

 皆さん!イタリア人の「ベルケ?」にしっかりと返答するには、どんな説明がいいのでしょうか?  ぜひ、教えていただきたいもので

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 なぜキミはマルなの?

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアなう 最近のイタリア事情, 22:08
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イタリアンな野菜たち Bietola(ビエトーラ) 

 イタリアンな野菜たち
  Bietola(ビエトーラ)

 

 四季を問わず。常に出回っているのがこの野菜です。しかも、ダントツにお安い! 1キログラムで1ユーロもしません。つまり、100円で山盛り求められる、という驚きの食材。それもそのはず。次から次へと新しい葉が成育されるため、収穫期は常年。「ふだんそう」という別称がついているのもそのためでしょう。

 日本では、「スイスチャード」と呼ばれているそうですね。イタリアで一般に見かけるビエトーラと違い、日本産では、茎がカラフルなことが多いようです。イタリアは、茎が真っ白。しかも、葉との割合が同じくらいのものが主流で、緑と白のコントラストが特徴となっています。
 

 葉と茎のかたさがたいへん大きく異なるため、調理法もさまざま。ほうれん草のように茹であげて食べるには、まず、茎の部分から加熱します。イタリアでは、ほうれん草と同じく、クタクタになるまで蒸し茹でにするのが常。水気を切ってから細かくカットして、オリーブオイルとビネガー、あるいはレモン汁をかけて食べます。メイン料理のつけあわせとして最もポピュラーな一品と言えます。

 

 我が家はネイティブなイタリア人ではないためか、ちょっと手を加えて仕上げます。あまりクタクタには茹でず、水気を切った後、ニンニクとオリーブオイルを熱して炒めるのです。しっとり感と味わいが増すような気がします。
「コスタ」と呼ばれる茎の部分をサッと茹で、フリットにする家庭もあります。また、グラタンや煮こみ料理にも、コスタを活用。エコノミーなメニューとなっています。

 

 日本では、カラフルなスイスチャードの幼葉が人気、とか。レストランなどを中心に、ベビーリーフとして用いられているそうですね。無骨な「ふだんそう」がメインのイタリアとは異なるオシャレさ、と感じます。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリアンな野菜たち, 20:50
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イタリア発着便の「?」  どうも足りない機内食

  イタリア発着便の「?」
  どうも足りない機内食


 今回は、機内食をテーマにしてみましょう。「フライト中の食事? どの航空会社にしろ、期待してないわね」とおっしゃるかた、少なくありません。エコノミークラス席だと、なおさらのようです。
 ところが、私は違います! 昔から、機内食に興味津々。というか、機内でも食に意地が張ったままなのです。

 

 最もインパクトの強かったのは、最初の海外旅行でのことです。ずいぶんと昔、ひょんなことからヨーロッパとアフリカへの招待の旅に恵まれた私。当時は、各国を経由しての欧州着でした。所要時間たるや、トータルすると38時間ほど。現在は、ヨーロッパへの直行便で12時間前後ですからね。その大差はすごいものがあります。
 機内食も大いに異なっていました。その量、そしてメニュー数も、今の比ではなく多かったのですよ。まだ学生だった私は、もの珍しさも加わり、大喜びですべて完食したものでした。

 

 今では、すっかり洗練(?)、シンプル化したエコノミークラスの機内食です。日本―欧州のフライトだと、和食か洋食のセレクトメニューになっていますよね。アリタリア航空の場合は、イタリアン。つまり、パスタが提供されます。
 このところのフライト体験からすると、日本人はイタリアン、イタリア人が和食メニューをチョイスするパターンが目につきます。上手に箸を使っておいしそうに食べているイタリア人も多くなりました。和食ブームのあらわれでしょうか。はたまた、日本びいきゆえのパッションによるもの?いずれにしても、思わず笑みがこぼれます。

 

 1年に2回訪伊を重ねているE子さんは、迷うことなくイタリアンをゲット。「妙にパサついたラザーニャとかが魅力なんですよね。固くなっているのをフォークでつつきながら、ビールといっしょにくちへ運ぶ、というのがたまらない!」とのたまいます。また、「生ハムやチーズは、合格点。それだけでも、アリタリアの機内食、マアマア」と主張する人も知ってます。なるほど! 確かに!!

 

 私? ほとんど、和食メニュー派です。東京―ミラノの直行便だと、遜色なしの内容、と感じます、ただ、量が……。私にとっては少なすぎ、いつも空腹状態のフライトとなるのが常です。こういう搭乗客、そそう存在しないようですけど……。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:イタリア発着便の「?」, 22:02
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スーパーワイルドなマル  ボクが強靭な精神を持つわけ


  スーパーワイルドなマル
  ボクが強靭な精神を持つわけ


 マルちゃん、いらっしゃい。ちょっと、お話があるの。
 ウウウッ、またか〜あ。おかーさんに呼ばれると、いつだって「根拠のない殺気」を感じるボク。ほとんど、おこごとに決まっているからです。でも、今日はなんだか様子が違う。やけにゆる〜い語調。考えようによっては、やさしさが満ちている。こういう時こそヤバイんだよね。わかってはいるけど、ゴハンを作ってくれるのはおかーさん。いちおう、「ハーイ!」と飛んで行きました。

 

 あのねえ、マルちゃん。おかーさん、ものすごくいいアイディアが浮かんだのよお。
 いけない、いけない。さらにブキミ。ロクな話ではないこと、すぐに察知しました。案の定、おかーさんはこう続けたのです。
「“ボク、マル。でも、すべてバツ”というタイトルの童話、どうかしら?  アンタの名前はマルだけど、やることなすことすべてがバツ、というストーリー。子供たちにバカ受けすると思うのよ」

 

…………。そんなふざけたことのために、ボクを呼んだってわけ?  マルとバツ?  なに、それ!  今の子たちはね、そういう語呂あわせとかにのってきたりしないんだよ。だいたい、失礼じゃないか、ボクに対して。
と、心のなかで叫びつつ、オトナの分別を示し,なんのクレームもつけず消えたボク。なーんてウツワの大きいワンコなんだろう、ボクって。バツどころか、二重マルだよね。

 

 おかーさんはというと、今だに、「マル・バツ」構想を練っています。どーぞ、どーぞ、お好きにしてください、のボク。実に寛容なる精神のもと、ワイルドなQ・O・Lを育んで遭進していま〜す。おかーさんのようなヒトと暮らしていくには、このくらいのタフさが必要なのです。
 強靭な精神は、おバカな人間との共同生活で生まれる。なんちゃって。冬の北イタリアで哲学するボク、であります。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 共同生活で、強靭な精神が育つのですよ

 

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:スーパーワイルドなマル, 22:10
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私の好きなイタリアの小さな町  Meleto(メレート)

 私の好きなイタリアの小さな町
    Meleto(メレート)

 

 突然、2〜3泊の国内小旅行をしよう、となりました。2013年の晩秋のことです。犬といっしょの移動ゆえ、車がいちばん。我が家から4〜500kmのトスカーナ地方に決めました。
 ハイシーズンも終わり、きっと各所の宿泊先が料金ダウンしているに違いない。そう予測して、夫がネット検索。キャンティ方面近くの古城ホテルが、特別料金を提供していました。メゾネット様式の広〜い部屋ながら、中の上クラスホテルなみの宿泊料。お城特有の広大な庭園にもひかれ、ここに2泊の予約を入れたのです。

 

 フィレンツェから車で1時間も要しないところにめざすメレート村がありました。アレッツォ県内ながら、シエナにも近い地です。キャンティ地方はたびたび訪れているものの、この一帯は初めて。変哲ない町をすぎて、なだらかな丘を進む頂上に、古城ホテルがありました。
 さすがに膨大。どこに車を停めていいのかわからないし、ホテルのレセプションも見当がつかないほど。スタッフらしき知的な女性に尋ね、ようやくチェックイン手続きが完了しました。

 

 古城を改修したホテルだけあって、何架所もの建て物があります。駐車場も、その宿泊所によって変わる、というシステム。歴史のほどはしのべるものの、室内は通常のホテルなみに近代化されていました。
 フィレンツェ共和国統治下のお城だったこのホテル名は、Villa Barberino(www.villabarberino.it)。1988年に現オーナーファミリーによってリニューアルしてのオープンとはいえ、今だ改修しきれない館も残っています。最大の魅力は、なんといっても、ルネッサン調の庭園です。映画のシーンに登場する中世の城庭そのもの。糸杉の木々に囲まれているのがトスカーナらしい風景となっています。

 

 メレート村のある自治体Carviglia(カルヴィリャ)は、やはり、中世の歴史と文化が豊富に点在した興味深い地帯です。美術館、博物館、そして教会などなど。小規模ながら、見ごたえがあります。
 そして、季節折々の行事も楽しみ。ことに、食イベントが充実しています。春には、「カタツムリのソース祭り、秋の「ぶどう祭り」や「きのこ祭り」、初秋だと「新オリーブオイル祭り」などが繰り広げられます。

 

 タカコ・半沢・メロジー

 

 

author:タカコさん タカコ・半沢・メロジー 半沢隆子 半沢タカコ, category:私の好きなイタリアの小さな町, 21:26
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